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雪山の谷川岳に登頂 [登山・アウトドア]

湯檜曽に前泊し、本日はいよいよ谷川岳登山です。昨年同様、ネイ
チャーツアーの会社「フォレスト&ウォーター」のガイドツアーに
参加します。

・「フォレスト&ウォーター」
http://www.fw-jp.com/

DSC04868_s.jpg

本日は僕達の他、カップルがもう一組参加されて、ガイドさんを
合わせて計5名のパーティーです。8時に集合し、準備開始。
9時にロープウェーに乗って天神平へ。気温は思ったほど低くなく、
風も弱く、陽も差していて、絶好のトレッキング日です。
9時30分あたりにスタート。

天神平はスキー場になっているのですが、適度な空き具合で、快適
に滑れそうでした。…が、僕たちはゲレンデの端っこをエッチラ
オッチラと登っていきます。

・エッチラオッチラと。。。
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スノーシューは足が雪に沈まず、かつ雪を捉えて滑らないので、
実に快適に歩くことができます。夏の登山道とは違って、ダイレ
クトに尾根の上を歩けるところが良いですね。

最初の尾根に取り付いた時、行く手に谷川岳山頂が見えました。
実に綺麗で見事な景観です。ガイドさんのお話によると、本日は
これから天候が崩れるとのこと。あんなにクリアに見えているのに、
やはり山の天候は変わり易いということでしょうか。

・どど~ん!…と大迫力の谷川岳
DSC04883_s.jpg

どんどん進んでいきます。斜面がちょっと難しい箇所もあります
が、慎重に歩けば大丈夫。しかしながら途中、ロープが出たり
して、ちょっとしたクライミングっぽい箇所がありました。個人で
来ても、装備的、技術的に突破できないわけで、ガイドツアーで
参加した甲斐があると言うものです。

・危険個所はロープで確保して突破。
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歩いているうちに熊穴沢避難小屋に到着しました。と言っても赤い
柱が一本ニョッキリと生えているだけでした。建物は完全に雪に
埋まっているわけです。ガイドさんがゾンテ(細長い棒)で雪面を
突っついてみたところ、240cmある棒を突き刺しても、地面には
当たりませんでした。すげー!

・コレ?
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ちょっとした平らな場所で唐突にお昼ごはん。皆で雪の上に
座って食べました。ご飯を持ってくると凍るとのことで、本日は
パン食なのです。静かで幻想的な景色の前で食べる食事の味は
格別…と思いきや、パンもおかずも冷え切っていて、少々ゲンナリ
しています。歩いていた時は暑かったくらいなのですが、止まると
極寒の中に居ることが判ります。

・周囲を見渡すと、山々の抜群の景色が!
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食後、傾斜を増した斜面をひたすら登ります。風で雪が舞い始めて、
だんだん視界が悪くなってきました。標高を増すにつれ、どんどん
厳しくなるようでした。先ほどの綺麗な景観はどこへやら、厳しい
冬山登山の様相を呈してきました。

そのうち、見慣れた標識が現れました。天神尾根と西黒尾根が
合流し、肩の小屋の近くにある標識です。肩の小屋は意外と雪
に全没してはいませんでした。ガイドさんの話によると、風が
強過ぎて雪は深くは積もらないとのことです。

あと少しでホワイトアウトしてしまいそうなほどの風でしたが、
何とか山頂に到達することができました。バンザーイ!…と感動に
浸る余裕は無く、5分くらいの山頂滞在時間でした。うーむ、残念
な気もしますが、登頂できただけでも幸運だったと思わなければ。

・山頂の標識も辛うじて雪に埋もれてはいなかった。
DSC04919_s.jpg

下りは、先ほどの道を引き返すわけですが、足跡はほとんど消え、
かつフカフカだった場所がガリガリ道になっていたりと、大分
印象が変わっていました。山の天候変化は本当に怖いですねー。

下りは慎重に行かなければなりません。ガリガリ道ではスノー
シューの爪がうまく雪に刺さらず、滑り落ちる可能性があるから
です。下りとは言え、それなりに筋力を要します。ここまでに
大分スタミナを使ったらしく、膝がカクカクしてきました。
うぉっ、これはマズい。My奥さんも苦しそうです。…が、ガイド
さんはともかく、もう一組のカップルが平気で歩いています。
うーむ、このあたりで体力差が出てきたかな。谷川岳登頂ツアー
に申し込むくらいですので、それなりの人が参加されるのでしょう。

で、やはり途中でロープで確保しての登り下り、アンザイレンでの
歩きの箇所などを経て、ようやく安全な箇所に到達しました。
あとはのんびり歩いたり、斜面で滑って遊んだりしました。16時
ちょっと前に天神平に戻りました。何だかんだで7時間くらいの
ツアーだったわけで、少々疲れました。…が、大変楽しかったです。
次回は晴れている山頂に立てればと思います。

山の疲れは麓の温泉で癒すのが一番。が、手っ取り早く昨日宿泊
した「ホテル湯の陣」にて温泉をお借りしました。嬉しいことに
前日宿泊者は無料なのです。十分温まってから帰路に就きました。

お腹が空いていたので、地元の名物などを食べようということに
なりました。車で水上ICで入らずに下道を少々走って行った場所は
「源」です。今日のガイドの方に熱烈にお勧めされたお店です。
内部は民芸風で、僕達は囲炉裏の前に着席しました。ここは蕎麦と
トンカツが有名と言われているお店で、いずれも最初に塩だけで
食べさせるところが通好みです。確かに素材の味が良く判り、
美味しかったです。

・そば処「源」
http://www.gunma-akindo.jp/data/3-007/3-007.htm

DSC04941_s.jpg

・囲炉裏の前で食べる蕎麦は雰囲気満点。
DSC04939_s.jpg

その後、関越→環八で帰ったのですが、関越はスムーズながら
環八が事故でビクとも動きません。帰宅時刻は午前2時過ぎと
なってしまいました。ふぅー、疲れたッス。


(3/5深夜掲載)
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