雪山の谷川岳に登頂 [登山・アウトドア]
湯檜曽に前泊し、本日はいよいよ谷川岳登山です。昨年同様、ネイ
チャーツアーの会社「フォレスト&ウォーター」のガイドツアーに
参加します。
・「フォレスト&ウォーター」
http://www.fw-jp.com/
本日は僕達の他、カップルがもう一組参加されて、ガイドさんを
合わせて計5名のパーティーです。8時に集合し、準備開始。
9時にロープウェーに乗って天神平へ。気温は思ったほど低くなく、
風も弱く、陽も差していて、絶好のトレッキング日です。
9時30分あたりにスタート。
天神平はスキー場になっているのですが、適度な空き具合で、快適
に滑れそうでした。…が、僕たちはゲレンデの端っこをエッチラ
オッチラと登っていきます。
・エッチラオッチラと。。。
スノーシューは足が雪に沈まず、かつ雪を捉えて滑らないので、
実に快適に歩くことができます。夏の登山道とは違って、ダイレ
クトに尾根の上を歩けるところが良いですね。
最初の尾根に取り付いた時、行く手に谷川岳山頂が見えました。
実に綺麗で見事な景観です。ガイドさんのお話によると、本日は
これから天候が崩れるとのこと。あんなにクリアに見えているのに、
やはり山の天候は変わり易いということでしょうか。
・どど~ん!…と大迫力の谷川岳
どんどん進んでいきます。斜面がちょっと難しい箇所もあります
が、慎重に歩けば大丈夫。しかしながら途中、ロープが出たり
して、ちょっとしたクライミングっぽい箇所がありました。個人で
来ても、装備的、技術的に突破できないわけで、ガイドツアーで
参加した甲斐があると言うものです。
・危険個所はロープで確保して突破。
歩いているうちに熊穴沢避難小屋に到着しました。と言っても赤い
柱が一本ニョッキリと生えているだけでした。建物は完全に雪に
埋まっているわけです。ガイドさんがゾンテ(細長い棒)で雪面を
突っついてみたところ、240cmある棒を突き刺しても、地面には
当たりませんでした。すげー!
・コレ?
ちょっとした平らな場所で唐突にお昼ごはん。皆で雪の上に
座って食べました。ご飯を持ってくると凍るとのことで、本日は
パン食なのです。静かで幻想的な景色の前で食べる食事の味は
格別…と思いきや、パンもおかずも冷え切っていて、少々ゲンナリ
しています。歩いていた時は暑かったくらいなのですが、止まると
極寒の中に居ることが判ります。
・周囲を見渡すと、山々の抜群の景色が!
食後、傾斜を増した斜面をひたすら登ります。風で雪が舞い始めて、
だんだん視界が悪くなってきました。標高を増すにつれ、どんどん
厳しくなるようでした。先ほどの綺麗な景観はどこへやら、厳しい
冬山登山の様相を呈してきました。
そのうち、見慣れた標識が現れました。天神尾根と西黒尾根が
合流し、肩の小屋の近くにある標識です。肩の小屋は意外と雪
に全没してはいませんでした。ガイドさんの話によると、風が
強過ぎて雪は深くは積もらないとのことです。
あと少しでホワイトアウトしてしまいそうなほどの風でしたが、
何とか山頂に到達することができました。バンザーイ!…と感動に
浸る余裕は無く、5分くらいの山頂滞在時間でした。うーむ、残念
な気もしますが、登頂できただけでも幸運だったと思わなければ。
・山頂の標識も辛うじて雪に埋もれてはいなかった。
下りは、先ほどの道を引き返すわけですが、足跡はほとんど消え、
かつフカフカだった場所がガリガリ道になっていたりと、大分
印象が変わっていました。山の天候変化は本当に怖いですねー。
下りは慎重に行かなければなりません。ガリガリ道ではスノー
シューの爪がうまく雪に刺さらず、滑り落ちる可能性があるから
です。下りとは言え、それなりに筋力を要します。ここまでに
大分スタミナを使ったらしく、膝がカクカクしてきました。
うぉっ、これはマズい。My奥さんも苦しそうです。…が、ガイド
さんはともかく、もう一組のカップルが平気で歩いています。
うーむ、このあたりで体力差が出てきたかな。谷川岳登頂ツアー
に申し込むくらいですので、それなりの人が参加されるのでしょう。
で、やはり途中でロープで確保しての登り下り、アンザイレンでの
歩きの箇所などを経て、ようやく安全な箇所に到達しました。
あとはのんびり歩いたり、斜面で滑って遊んだりしました。16時
ちょっと前に天神平に戻りました。何だかんだで7時間くらいの
ツアーだったわけで、少々疲れました。…が、大変楽しかったです。
次回は晴れている山頂に立てればと思います。
山の疲れは麓の温泉で癒すのが一番。が、手っ取り早く昨日宿泊
した「ホテル湯の陣」にて温泉をお借りしました。嬉しいことに
前日宿泊者は無料なのです。十分温まってから帰路に就きました。
お腹が空いていたので、地元の名物などを食べようということに
なりました。車で水上ICで入らずに下道を少々走って行った場所は
「源」です。今日のガイドの方に熱烈にお勧めされたお店です。
内部は民芸風で、僕達は囲炉裏の前に着席しました。ここは蕎麦と
トンカツが有名と言われているお店で、いずれも最初に塩だけで
食べさせるところが通好みです。確かに素材の味が良く判り、
美味しかったです。
・そば処「源」
http://www.gunma-akindo.jp/data/3-007/3-007.htm
・囲炉裏の前で食べる蕎麦は雰囲気満点。
その後、関越→環八で帰ったのですが、関越はスムーズながら
環八が事故でビクとも動きません。帰宅時刻は午前2時過ぎと
なってしまいました。ふぅー、疲れたッス。
(3/5深夜掲載)
チャーツアーの会社「フォレスト&ウォーター」のガイドツアーに
参加します。
・「フォレスト&ウォーター」
http://www.fw-jp.com/
本日は僕達の他、カップルがもう一組参加されて、ガイドさんを
合わせて計5名のパーティーです。8時に集合し、準備開始。
9時にロープウェーに乗って天神平へ。気温は思ったほど低くなく、
風も弱く、陽も差していて、絶好のトレッキング日です。
9時30分あたりにスタート。
天神平はスキー場になっているのですが、適度な空き具合で、快適
に滑れそうでした。…が、僕たちはゲレンデの端っこをエッチラ
オッチラと登っていきます。
・エッチラオッチラと。。。
スノーシューは足が雪に沈まず、かつ雪を捉えて滑らないので、
実に快適に歩くことができます。夏の登山道とは違って、ダイレ
クトに尾根の上を歩けるところが良いですね。
最初の尾根に取り付いた時、行く手に谷川岳山頂が見えました。
実に綺麗で見事な景観です。ガイドさんのお話によると、本日は
これから天候が崩れるとのこと。あんなにクリアに見えているのに、
やはり山の天候は変わり易いということでしょうか。
・どど~ん!…と大迫力の谷川岳
どんどん進んでいきます。斜面がちょっと難しい箇所もあります
が、慎重に歩けば大丈夫。しかしながら途中、ロープが出たり
して、ちょっとしたクライミングっぽい箇所がありました。個人で
来ても、装備的、技術的に突破できないわけで、ガイドツアーで
参加した甲斐があると言うものです。
・危険個所はロープで確保して突破。
歩いているうちに熊穴沢避難小屋に到着しました。と言っても赤い
柱が一本ニョッキリと生えているだけでした。建物は完全に雪に
埋まっているわけです。ガイドさんがゾンテ(細長い棒)で雪面を
突っついてみたところ、240cmある棒を突き刺しても、地面には
当たりませんでした。すげー!
・コレ?
ちょっとした平らな場所で唐突にお昼ごはん。皆で雪の上に
座って食べました。ご飯を持ってくると凍るとのことで、本日は
パン食なのです。静かで幻想的な景色の前で食べる食事の味は
格別…と思いきや、パンもおかずも冷え切っていて、少々ゲンナリ
しています。歩いていた時は暑かったくらいなのですが、止まると
極寒の中に居ることが判ります。
・周囲を見渡すと、山々の抜群の景色が!
食後、傾斜を増した斜面をひたすら登ります。風で雪が舞い始めて、
だんだん視界が悪くなってきました。標高を増すにつれ、どんどん
厳しくなるようでした。先ほどの綺麗な景観はどこへやら、厳しい
冬山登山の様相を呈してきました。
そのうち、見慣れた標識が現れました。天神尾根と西黒尾根が
合流し、肩の小屋の近くにある標識です。肩の小屋は意外と雪
に全没してはいませんでした。ガイドさんの話によると、風が
強過ぎて雪は深くは積もらないとのことです。
あと少しでホワイトアウトしてしまいそうなほどの風でしたが、
何とか山頂に到達することができました。バンザーイ!…と感動に
浸る余裕は無く、5分くらいの山頂滞在時間でした。うーむ、残念
な気もしますが、登頂できただけでも幸運だったと思わなければ。
・山頂の標識も辛うじて雪に埋もれてはいなかった。
下りは、先ほどの道を引き返すわけですが、足跡はほとんど消え、
かつフカフカだった場所がガリガリ道になっていたりと、大分
印象が変わっていました。山の天候変化は本当に怖いですねー。
下りは慎重に行かなければなりません。ガリガリ道ではスノー
シューの爪がうまく雪に刺さらず、滑り落ちる可能性があるから
です。下りとは言え、それなりに筋力を要します。ここまでに
大分スタミナを使ったらしく、膝がカクカクしてきました。
うぉっ、これはマズい。My奥さんも苦しそうです。…が、ガイド
さんはともかく、もう一組のカップルが平気で歩いています。
うーむ、このあたりで体力差が出てきたかな。谷川岳登頂ツアー
に申し込むくらいですので、それなりの人が参加されるのでしょう。
で、やはり途中でロープで確保しての登り下り、アンザイレンでの
歩きの箇所などを経て、ようやく安全な箇所に到達しました。
あとはのんびり歩いたり、斜面で滑って遊んだりしました。16時
ちょっと前に天神平に戻りました。何だかんだで7時間くらいの
ツアーだったわけで、少々疲れました。…が、大変楽しかったです。
次回は晴れている山頂に立てればと思います。
山の疲れは麓の温泉で癒すのが一番。が、手っ取り早く昨日宿泊
した「ホテル湯の陣」にて温泉をお借りしました。嬉しいことに
前日宿泊者は無料なのです。十分温まってから帰路に就きました。
お腹が空いていたので、地元の名物などを食べようということに
なりました。車で水上ICで入らずに下道を少々走って行った場所は
「源」です。今日のガイドの方に熱烈にお勧めされたお店です。
内部は民芸風で、僕達は囲炉裏の前に着席しました。ここは蕎麦と
トンカツが有名と言われているお店で、いずれも最初に塩だけで
食べさせるところが通好みです。確かに素材の味が良く判り、
美味しかったです。
・そば処「源」
http://www.gunma-akindo.jp/data/3-007/3-007.htm
・囲炉裏の前で食べる蕎麦は雰囲気満点。
その後、関越→環八で帰ったのですが、関越はスムーズながら
環八が事故でビクとも動きません。帰宅時刻は午前2時過ぎと
なってしまいました。ふぅー、疲れたッス。
(3/5深夜掲載)
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