飯田線鉄道旅行 前編 (秘境駅小和田編) [旅行・遠出]
本日、My息子と2人で鉄道旅行に行きます。My息子の塾の
成績が目標に達したご褒美ということで。先立ってMy息子に
行先のリクエストを訊いたところ、「飯田線に乗りたい」
とのこと。むむー、ピンポイントに通好みな線を。。。
飯田線はJR東海の長大ローカル線です。豊橋駅~辰野駅まで
の195.7km、起終点を含め94駅あります。僕は過去に何度か
飯田線に乗ったことがあり、少なからず思い入れがあります。
今回はあらかじめ、My息子に計画を立てさせております。
時刻表やらネット情報やらを使って、それなりの情報を得て
計画を立てたようです。My息子が、飯田線内で行いたいこと
は下記の通り。
・小和田駅で下車する(秘境駅探訪)
・下山村駅~伊那上郷駅の区間を走る(下山ダッシュ)
うむ、なかなかセンスの良い計画ですな。(苦笑)
当日。起床時刻4:15。My息子は今日の鉄道旅行が楽しみ
過ぎて、早々に目が覚めてから、もう眠れなくなって
そのまま起床したとのこと。イキナリ寝不足かー。。。
5:15に自宅を出発し、糀谷駅発5:32の京急線で品川駅に到着。
本日の乗車券を購入した後、駅弁などを購入し、新幹線
ホームへ。品川発6:28のひかり632号に乗り込み、定刻通り
発車しました。
・まだ暗い早朝の糀谷駅
・本日は速達のひかり号を使用(豊橋駅で撮影)
早速、先ほど購入した駅弁を食べます。僕はオーソドックスに
「幕の内弁当」、My息子は「出汁巻き玉子と黒毛和牛しぐれ煮
弁当」です。肉好きのMy息子、喜んで食べています。と、車内
販売が来ました。My息子はすかさず自分の財布を取り出し、
自腹でカップアイスを買いました。買ったばかりの冷凍状態
では、プラスチックのスプーンでは歯が立たない固さ。…という
点も名物のようです。
・牛肉の弁当に喜ぶMy息子。贅沢ー。
車窓を見ると、天候はあまり良くなさそうです。空は厚い雲
で覆われています。途中、富士川を鉄橋で渡るとき、右手に
富士山が見えたものの、山頂には雲が掛かっていました。
飯田線内では、雨が降らないと良いのですが。
・富士川を渡る時に見えた富士山。天候悪い?
豊橋着7:48。このひかり号、のぞみ号並に速く、とても便利
ですねー。新幹線改札内の待合室内のお弁当屋さんを見た
ところ「飯田線秘境駅弁当」が売られていました。何故新幹線
改札内に?…速攻で購入。これは飯田線内のどこかで昼食に
食べよう。
JR改札内に入り、飯田線ホームに行きました。8:04発の豊川
行きの列車は見送り、次の天竜峡行きに乗り込みました。
8:11発。いよいよ飯田線の旅が始まります。My息子はよほど
嬉しいらしく、運転席の後ろの窓に張り付いて、前方の景色
を見ています。
・いよいよ飯田線の旅だー。
・名物の稲荷寿司も買い込んでいたりしてー。朝おやつに。
新城駅や三河東郷駅などで、数分間の停車時間がありました。
都度、My息子は列車から外に出て、構内配線や駅舎をチェック
しています。研究熱心ですねー。
・駅での停車時。車内からヒョッコリと顔を出すMy息子。
本日My息子は、しばしばスマホでSNSをしているようでした。
聞くところによると、小学校の友達同士のグループで情報
交換しているようで、他の友達もそれぞれ違う場所を旅行して
いるとのことでした。My息子は、飯田線のことを情報発信して
いるようで、楽しそうです。
10:22、中部天竜駅に到着。20分間の停車時間があります。
気分転換に駅前に出てみました。降車した人も乗車した人も
ゼロ人。駅に併設されていた「佐久間レールパーク」は閉園
して長らく経っており、駅周囲は寂れた雰囲気でした。
・中部天竜駅前にて。人の気配がありません。
電車に乗り込み、先に進みます。佐久間駅を過ぎ、長い
峯トンネルで抜け、天竜川沿いから水窪川沿いに移ります。
城西駅を過ぎたところで、飯田線名物の長いS字鉄橋、通称
「渡らずの鉄橋」に差し掛かりました。先頭車の運転席後ろ
は鉄道愛好家に押さえられていましたので、最後尾の車両
に移って、後ろ向きに鉄橋を渡るシーンを見ました。
・第六水窪川橋梁、全長401mのS字橋で、飯田線最長!
水窪駅を過ぎ、飯田線最長の大原トンネルで天竜川沿いに
戻り、いよいよ秘境区間に入ります。まず最初の、大嵐駅。
そして次の駅がターゲットの小和田駅です。定刻通り11:17着。
豊橋から3時間以上乗って、やっと到着しました。次の列車は
13:19発ですので、持ち時間は2時間ほどです。
・小和田駅にて。3時間乗った列車を見送ります。
・駅名標の前で記念撮影。恋成就駅のご利益はあるか?
いやはや、久しぶり。。。他に降車する客は無く、乗車客も
居らず。電車が去った後は静寂あるのみで、秘境感抜群です。
至近の天竜川の川中に静岡、長野、愛知の三県を分ける国境
があります。かねてより、My息子には、小和田駅の周囲には
人家が無く、最寄りの車が通れる道路まで到達するには、
登山レベルの徒歩が必要…と脅しておりました。
・うはー、相変わらず、古い駅舎だなぁ。。。
・駅舎を出ると、いきなり急坂になっています。
で、My息子はすっかり興味を持ったようで、最寄りの車が
通れる道路まで歩く、と言っています。うむ、かなり大変な
道のりであることを僕は既に知っています。小学5年生に
歩けるかな? とりあえず行けるところまで行きますか。
※クリックで拡大表示(別Window)
駅前の道を下り、「愛の椅子」(小和田雅子様ブーム時の遺構)
や廃屋を横目に見つつ、天竜川沿いに歩き始めます。目の前
に野ウサギが2匹見えました。駅前なのにワイルド!
・駅前にはいくつかの廃屋があります。
周囲は天竜川の渓谷の景色なのですが、川面あたりに目を
やると、堆砂やシルトの河川敷ができており、川の水も灰色
に濁っていました。この辺りの地質的に由来するようです。
・天竜川は、灰色に濁っていました。
10分ほどで、知る人ぞ知る、高瀬橋への分岐点に到達。
「高瀬橋方面通行止め」の看板が設置されていました。
高瀬橋は落橋して久しいですが、未だ行こうとする人が居る
のでしょうか。更に歩くと、右手に大きな家が見えました。
かつて小和田駅周辺に住んでいた最後の方の家です。今では
空き家になっており、立ち入り禁止のロープが厳重に張られ
ていました。
・高瀬橋方面への分岐点(左奥に行く道、通行止め)
その先、土砂崩れにより歩道のルートが付け替えになって
いました。一旦、下を流れる天竜川の支流の沢と同じレベル
まで下り、再び登り返すようになっていました。疲れるよー。
時刻は11:40です。
・土砂崩れによるルート付け替えで、一旦急坂を下ります。
天竜川の支流の沢を渡る部分に、赤い歩道橋が架けられて
います。高さがそれなりにあり、スリリングです。その先、
足を踏み外すと滑落するような箇所が現れました。My息子
には慎重に歩くよう、注意を促しました。小学生には、
ちょっと危険だったかなぁ。そんなわけで、なかなか歩速が
上がりません。
・歩行者用の橋。ちょっとヘロヘロしているところが不安。
やがて、天竜川沿いの道が、尾根沿いの直登ルートに変わり
ます。崖のような危険な箇所は減りますが、勾配がキツく、
体力が削られます。2人とも汗だくになってしまいました。
山の中を黙々と歩き、つづら折れ、倒木、歩道コンクリの
破損など、様々な難所を越えました。
・見事(?)な倒木!
・つづら折れの登山道
うんざりしてきた頃、ようやく前方上部にガードレールが
見えてきました。最後の力をふり絞り、車道に到達。
「やったー、到着だー!」と言いつつ、My息子がガッツ
ポーズをしています。余程嬉しかったのでしょう。時刻は
12:05、駅から45分の道のりでした。
・あ! ガードレールが見えた!
林道のような道にガードレールがあり、その切れ目にある
登山道に対して、「小和田駅」を示す看板が立てられていま
した。2002年の夏、僕は飯田線に沿って各駅に立ち寄る
サイクリングをしたことがあり、この場所に来たことがある
のですが、当時、駅を示す看板などは皆無で、この道が果た
して駅に通じる道なのかどうか、不安に思ったものです。
現在では秘境駅ブームもあり、どこかの団体が整備したの
でしょう。
・秘境駅小和田に至る道であることを示す標識あり。
・【2002年9月】標識も何もないガードレールの切れ目に、
自転車を持って進入。※写っているのは、同行のK分君。
ほどなく、雨が降ってきました。何とー。更に近くにある
塩沢集落方面を散策しようとも考えていたのですが、雨が
強まると、下りの山道歩きに大いに差し支えると判断し、
早々に小和田駅に戻ることにしました。
元来た道を戻ります。帰りは基本下りなのでラクかと思い
きや、さにあらず。勾配がキツいため、慎重に下らないと
転倒事故を起こしてしまいます。やはりタップリ時間を掛け
て歩くこととなりました。
幸運にも、先ほどの雨は一過的だったようで、途中で雨は
上がりました。良かったです。少々余裕ができたので、鉄塔
付近にある三角点を見に行きました。My息子が地図を見な
がら探し、見付けました。お見事。ここは前回のサイクリング
の時に、K分君と訪れた三角点です。
・このあたり(赤丸)に三角点あり。
・My息子、見事に三角点を発見しました。
・【2002年9月】20年前は、眺望が良く、良く整備されていた
三角点だったようです。※写っているのは、同行のK分君。
尾根をどんどん下ります。やがて天竜川が見えてきました。
往路で渡った赤い橋を再び渡りました。あともう少しです。
・復路の渡橋は、My息子が先に歩きました。
時刻は12:55。小和田駅に無事に到着しました。先ほどの車道
から掛かった時間は、往路と同じ45分でした。次の電車まで、
20分くらい時間がありますので、ここでお昼ごはん。駅舎内
のベンチに座って食べました。
豊橋駅で購入した「秘境駅弁当」です。名前は軽いセンス
ですが、内容はなかなか美味しく、侮れません。9個に仕切
られた松花堂弁当の形となっており、様々な料理が入って
います。My息子も、美味しいと言って喜んでいました。
全てを食べ終わるまでの持ち時間はありませんでしたので、
続きは飯田線車内で食べることにしました。
・飯田線秘境駅弁当。なかなかの実力派です。
定刻通り13:19発の列車がやってきました。ほっと一安心。。。
運休などで秘境駅に取り残されたりしたら、為す術があり
ませんので。かくして、飯田線旅行の前半の目的である、
秘境駅の探索は無事に完了しました。
(後編に続く)
成績が目標に達したご褒美ということで。先立ってMy息子に
行先のリクエストを訊いたところ、「飯田線に乗りたい」
とのこと。むむー、ピンポイントに通好みな線を。。。
飯田線はJR東海の長大ローカル線です。豊橋駅~辰野駅まで
の195.7km、起終点を含め94駅あります。僕は過去に何度か
飯田線に乗ったことがあり、少なからず思い入れがあります。
今回はあらかじめ、My息子に計画を立てさせております。
時刻表やらネット情報やらを使って、それなりの情報を得て
計画を立てたようです。My息子が、飯田線内で行いたいこと
は下記の通り。
・小和田駅で下車する(秘境駅探訪)
・下山村駅~伊那上郷駅の区間を走る(下山ダッシュ)
うむ、なかなかセンスの良い計画ですな。(苦笑)
当日。起床時刻4:15。My息子は今日の鉄道旅行が楽しみ
過ぎて、早々に目が覚めてから、もう眠れなくなって
そのまま起床したとのこと。イキナリ寝不足かー。。。
5:15に自宅を出発し、糀谷駅発5:32の京急線で品川駅に到着。
本日の乗車券を購入した後、駅弁などを購入し、新幹線
ホームへ。品川発6:28のひかり632号に乗り込み、定刻通り
発車しました。
・まだ暗い早朝の糀谷駅
・本日は速達のひかり号を使用(豊橋駅で撮影)
早速、先ほど購入した駅弁を食べます。僕はオーソドックスに
「幕の内弁当」、My息子は「出汁巻き玉子と黒毛和牛しぐれ煮
弁当」です。肉好きのMy息子、喜んで食べています。と、車内
販売が来ました。My息子はすかさず自分の財布を取り出し、
自腹でカップアイスを買いました。買ったばかりの冷凍状態
では、プラスチックのスプーンでは歯が立たない固さ。…という
点も名物のようです。
・牛肉の弁当に喜ぶMy息子。贅沢ー。
車窓を見ると、天候はあまり良くなさそうです。空は厚い雲
で覆われています。途中、富士川を鉄橋で渡るとき、右手に
富士山が見えたものの、山頂には雲が掛かっていました。
飯田線内では、雨が降らないと良いのですが。
・富士川を渡る時に見えた富士山。天候悪い?
豊橋着7:48。このひかり号、のぞみ号並に速く、とても便利
ですねー。新幹線改札内の待合室内のお弁当屋さんを見た
ところ「飯田線秘境駅弁当」が売られていました。何故新幹線
改札内に?…速攻で購入。これは飯田線内のどこかで昼食に
食べよう。
JR改札内に入り、飯田線ホームに行きました。8:04発の豊川
行きの列車は見送り、次の天竜峡行きに乗り込みました。
8:11発。いよいよ飯田線の旅が始まります。My息子はよほど
嬉しいらしく、運転席の後ろの窓に張り付いて、前方の景色
を見ています。
・いよいよ飯田線の旅だー。
・名物の稲荷寿司も買い込んでいたりしてー。朝おやつに。
新城駅や三河東郷駅などで、数分間の停車時間がありました。
都度、My息子は列車から外に出て、構内配線や駅舎をチェック
しています。研究熱心ですねー。
・駅での停車時。車内からヒョッコリと顔を出すMy息子。
本日My息子は、しばしばスマホでSNSをしているようでした。
聞くところによると、小学校の友達同士のグループで情報
交換しているようで、他の友達もそれぞれ違う場所を旅行して
いるとのことでした。My息子は、飯田線のことを情報発信して
いるようで、楽しそうです。
10:22、中部天竜駅に到着。20分間の停車時間があります。
気分転換に駅前に出てみました。降車した人も乗車した人も
ゼロ人。駅に併設されていた「佐久間レールパーク」は閉園
して長らく経っており、駅周囲は寂れた雰囲気でした。
・中部天竜駅前にて。人の気配がありません。
電車に乗り込み、先に進みます。佐久間駅を過ぎ、長い
峯トンネルで抜け、天竜川沿いから水窪川沿いに移ります。
城西駅を過ぎたところで、飯田線名物の長いS字鉄橋、通称
「渡らずの鉄橋」に差し掛かりました。先頭車の運転席後ろ
は鉄道愛好家に押さえられていましたので、最後尾の車両
に移って、後ろ向きに鉄橋を渡るシーンを見ました。
・第六水窪川橋梁、全長401mのS字橋で、飯田線最長!
水窪駅を過ぎ、飯田線最長の大原トンネルで天竜川沿いに
戻り、いよいよ秘境区間に入ります。まず最初の、大嵐駅。
そして次の駅がターゲットの小和田駅です。定刻通り11:17着。
豊橋から3時間以上乗って、やっと到着しました。次の列車は
13:19発ですので、持ち時間は2時間ほどです。
・小和田駅にて。3時間乗った列車を見送ります。
・駅名標の前で記念撮影。恋成就駅のご利益はあるか?
いやはや、久しぶり。。。他に降車する客は無く、乗車客も
居らず。電車が去った後は静寂あるのみで、秘境感抜群です。
至近の天竜川の川中に静岡、長野、愛知の三県を分ける国境
があります。かねてより、My息子には、小和田駅の周囲には
人家が無く、最寄りの車が通れる道路まで到達するには、
登山レベルの徒歩が必要…と脅しておりました。
・うはー、相変わらず、古い駅舎だなぁ。。。
・駅舎を出ると、いきなり急坂になっています。
で、My息子はすっかり興味を持ったようで、最寄りの車が
通れる道路まで歩く、と言っています。うむ、かなり大変な
道のりであることを僕は既に知っています。小学5年生に
歩けるかな? とりあえず行けるところまで行きますか。
※クリックで拡大表示(別Window)
駅前の道を下り、「愛の椅子」(小和田雅子様ブーム時の遺構)
や廃屋を横目に見つつ、天竜川沿いに歩き始めます。目の前
に野ウサギが2匹見えました。駅前なのにワイルド!
・駅前にはいくつかの廃屋があります。
周囲は天竜川の渓谷の景色なのですが、川面あたりに目を
やると、堆砂やシルトの河川敷ができており、川の水も灰色
に濁っていました。この辺りの地質的に由来するようです。
・天竜川は、灰色に濁っていました。
10分ほどで、知る人ぞ知る、高瀬橋への分岐点に到達。
「高瀬橋方面通行止め」の看板が設置されていました。
高瀬橋は落橋して久しいですが、未だ行こうとする人が居る
のでしょうか。更に歩くと、右手に大きな家が見えました。
かつて小和田駅周辺に住んでいた最後の方の家です。今では
空き家になっており、立ち入り禁止のロープが厳重に張られ
ていました。
・高瀬橋方面への分岐点(左奥に行く道、通行止め)
その先、土砂崩れにより歩道のルートが付け替えになって
いました。一旦、下を流れる天竜川の支流の沢と同じレベル
まで下り、再び登り返すようになっていました。疲れるよー。
時刻は11:40です。
・土砂崩れによるルート付け替えで、一旦急坂を下ります。
天竜川の支流の沢を渡る部分に、赤い歩道橋が架けられて
います。高さがそれなりにあり、スリリングです。その先、
足を踏み外すと滑落するような箇所が現れました。My息子
には慎重に歩くよう、注意を促しました。小学生には、
ちょっと危険だったかなぁ。そんなわけで、なかなか歩速が
上がりません。
・歩行者用の橋。ちょっとヘロヘロしているところが不安。
やがて、天竜川沿いの道が、尾根沿いの直登ルートに変わり
ます。崖のような危険な箇所は減りますが、勾配がキツく、
体力が削られます。2人とも汗だくになってしまいました。
山の中を黙々と歩き、つづら折れ、倒木、歩道コンクリの
破損など、様々な難所を越えました。
・見事(?)な倒木!
・つづら折れの登山道
うんざりしてきた頃、ようやく前方上部にガードレールが
見えてきました。最後の力をふり絞り、車道に到達。
「やったー、到着だー!」と言いつつ、My息子がガッツ
ポーズをしています。余程嬉しかったのでしょう。時刻は
12:05、駅から45分の道のりでした。
・あ! ガードレールが見えた!
林道のような道にガードレールがあり、その切れ目にある
登山道に対して、「小和田駅」を示す看板が立てられていま
した。2002年の夏、僕は飯田線に沿って各駅に立ち寄る
サイクリングをしたことがあり、この場所に来たことがある
のですが、当時、駅を示す看板などは皆無で、この道が果た
して駅に通じる道なのかどうか、不安に思ったものです。
現在では秘境駅ブームもあり、どこかの団体が整備したの
でしょう。
・秘境駅小和田に至る道であることを示す標識あり。
・【2002年9月】標識も何もないガードレールの切れ目に、
自転車を持って進入。※写っているのは、同行のK分君。
ほどなく、雨が降ってきました。何とー。更に近くにある
塩沢集落方面を散策しようとも考えていたのですが、雨が
強まると、下りの山道歩きに大いに差し支えると判断し、
早々に小和田駅に戻ることにしました。
元来た道を戻ります。帰りは基本下りなのでラクかと思い
きや、さにあらず。勾配がキツいため、慎重に下らないと
転倒事故を起こしてしまいます。やはりタップリ時間を掛け
て歩くこととなりました。
幸運にも、先ほどの雨は一過的だったようで、途中で雨は
上がりました。良かったです。少々余裕ができたので、鉄塔
付近にある三角点を見に行きました。My息子が地図を見な
がら探し、見付けました。お見事。ここは前回のサイクリング
の時に、K分君と訪れた三角点です。
・このあたり(赤丸)に三角点あり。
・My息子、見事に三角点を発見しました。
・【2002年9月】20年前は、眺望が良く、良く整備されていた
三角点だったようです。※写っているのは、同行のK分君。
尾根をどんどん下ります。やがて天竜川が見えてきました。
往路で渡った赤い橋を再び渡りました。あともう少しです。
・復路の渡橋は、My息子が先に歩きました。
時刻は12:55。小和田駅に無事に到着しました。先ほどの車道
から掛かった時間は、往路と同じ45分でした。次の電車まで、
20分くらい時間がありますので、ここでお昼ごはん。駅舎内
のベンチに座って食べました。
豊橋駅で購入した「秘境駅弁当」です。名前は軽いセンス
ですが、内容はなかなか美味しく、侮れません。9個に仕切
られた松花堂弁当の形となっており、様々な料理が入って
います。My息子も、美味しいと言って喜んでいました。
全てを食べ終わるまでの持ち時間はありませんでしたので、
続きは飯田線車内で食べることにしました。
・飯田線秘境駅弁当。なかなかの実力派です。
定刻通り13:19発の列車がやってきました。ほっと一安心。。。
運休などで秘境駅に取り残されたりしたら、為す術があり
ませんので。かくして、飯田線旅行の前半の目的である、
秘境駅の探索は無事に完了しました。
(後編に続く)
飯田線とはまた…
あっしは全線乗ったことはないですな。いつぞやの旅行で湯谷温泉のあたりをうろついたり、後年、現職に就いたのち「東栄」あたりを社有車で走ったくらいですか…。
II世クン、楽しめましたか?
by のじちゃん (2023-01-21 14:39)
≫のじちゃん
コメントありがとうございます。
のじちゃん様は飯田線沿線をピンポイントに行かれているのですね。
My息子は、長らく飯田線に乗りたかったようで、今回とても
満足しておりました。
by highbusy (2023-01-22 13:37)