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北海道旅行(三日目:乗り鉄&レンタカー) [旅行・遠出]

昨日で深名線シリーズが終わりましたので、いきなりタイトル
を変え、北海道旅行3日目の旅行記の扱いにしちゃっています。

「びふか温泉」にて、起床時刻6:00。外を見ると雨風が強そう
です。TVの天気予報を見たところ、北海道北に居座る低気圧の
影響で、本日の北海道の天気は大荒れ…とのことでした。
これはもうサイクリングどころではありません。既に本命の
深名線は昨日までで踏破していますので、本日はのんびりと
乗り鉄などを楽しんでしまおう…という予定です。

・宿泊した「びふか温泉」
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しかしながら、宗谷本線の本数が少ないためのんびりとしている
わけにはおらず、大急ぎで朝風呂に入って、旅支度をして、
食事をして、7:40にはチェックアウトしました。7:54発のバスで
恩根内駅に行き、ここから宗谷本線普通列車8:32発に乗ります。
雪の降る中、少々遅れて列車が悠々とやってきました。キハ54の
ステンレス車両、1両だけです。寒い外から暖かい車内に入るこの
感覚…北海道で鉄道旅行しているなー、という感じがこみ上げて
きました。外が寒いので窓は曇っており、その窓からは降雪が
見えます。うん、風情があって良いですねー。

・恩根内駅の駅舎。もちろん無人駅です。
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・駅舎内で自転車の完全梱包。もう本日は使用しないと考え。
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・キハ54も、今となっては年季モノの車両になってきました。
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北上し、20分ほどで音威子府に到着しました。ここで折り返し
予定ですが、この駅で1時間の持ち時間があります。まずは
駅併設の天北線資料室で展示物の見学をしました。天北線は、
かつて音威子府~南稚内148.9kmを結んでいたローカル線で、
1989年に廃止されています。資料室は展示物リニューアル中で、
やや雑然となっておりましたが、天北線の貴重な資料を拝見する
ことができました。

・音威子府駅の天北線資料室
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・天北線経由の急行「天北」…実に懐かしいです。
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9:30になりました。駅構内にある「音威子府そば」のお店が開店
しました。ここの黒蕎麦がお目当てです。天ぷらそばを食べま
した。なるほど、確かに色が黒い蕎麦で、食べ応えがあります。
これまた汁の味付けが僕好みの甘味で、一気に食べてしまい
ました。冷えた体も温まりました。ここ音威子府には学生時代に
何度か鉄道旅行に来ているのですが、営業時間や定休日の関係で、
黒蕎麦を食べることができませんでした。それが今回叶い、
とても嬉しいです。

・音威子府の有名な駅蕎麦屋さん
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・蕎麦が黒いです。美味。
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9:58の普通列車に乗りました。小雪舞う風情のある景色の中を、
のんびりとローカル線に揺られ、小さな鉄道旅行を堪能して
います。終点の名寄まで行き、ここから接続の列車で旭川に
行きます。名寄からの接続列車も普通列車でした。ずっと各駅
停車に乗り続け、旭川到着12:50でした。大満足でした。

・音威子府から乗った各駅停車もキハ54でした。
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もう本日は天候の具合が悪いためサイクリングはできません。
K分君の妙案により、旭川でレンタカーを6時間だけ借りることに
しました。で、旭川空港返しにすれば、帰路も楽…ということで。
なお、本日の車の運転はK分君にお任せし、楽をさせていただき
ました。車に乗り、まずは昼食と言うことで、旭川ラーメンを
食べようということになりました。行った場所は「蜂屋本店」。
一時、新横浜ラーメン博物館に来ていたお店ですが、一度本店で
食べてみたいと思っていました。

・蜂屋本店!
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さすが本店、昼食時をやや外していましたが、客が沢山居て、
20~30分ほど待ちました。味は、期待を裏切らず、美味しかった
です。焦がしラードの独特の香味が食欲を引き出します。ラード
が浮いている割にはアッサリと食べられます。満足しました。

・焦がしラードの香ばしさで食欲増進!
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ここからは、ちょっと足を伸ばして、新十津川に向かいます。
高速道路を使って滝川まで行き、そこから下りて10分程度。
札沼線の終着駅「新十津川駅」です。札沼線は札幌付近では
通勤列車として利用率が極めて高いのですが、石狩月形~
新十津川間の末端部分はわずかに一日3往復という、究極
閑散線です。近年、廃止が囁かれていますため、本日訪問する
ことにしました。

市街地の外れに、ぽつんと古い駅舎が建っていました。実に味の
ある佇まいです。新十津川駅…僕は過去に2回くらいは鉄道旅行で
来たことがあるはずなのですが、15年以上も前のためその時の
記憶は既に薄く、今回新鮮な気持で見学することができました。

・ぽつんと建つ新十津川駅の駅舎
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内外ともに年季の入った駅舎、一本だけの線路とプラットホーム、
右手遥か奥に見える終着駅の車止め…いいね、実にいいね。。。
一日に3本しか列車が来ないダイヤ。この時刻には列車を見る
ことはタイミング的にできませんでしたが、十分終着駅情緒を
味わうことができました。

・終着駅ムード満点です。
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・驚異の、一日に3本の列車!!
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時刻は15:15。本日の旭川発の帰路フライトは19:35です。もう
一箇所くらい立ち寄れそうです。帰りがてら、留萌本線の北一已
(きたいちやん)駅に行くことにしました。昨日のブログエントリ
に深名線の「宇津内仮乗降場」にアプローチできなかった話を
書きましたが、宇津内駅の駅舎が北一已駅に移設転用されている
という情報を得ていましたため、是非見ておきたいと考えており
ました。

・途中で立ち寄った道の駅「うりゅう」
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到着は16:00だったのですが、その間の移動中に天気が急変し、
雪が降っています。そんなわけで、軽く雪景色の中の北一已駅
訪問だったわけで…コレがまた良かったです。寒々とした
雰囲気の田園の中に立つ無人駅の駅舎。雪の降りしきる中で、
駅にも周囲にも人の居る気配がありません。実に風情のある
風景でした。

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当時の宇津内駅の駅舎。現在は、補修や補強のためか、トタン板
のようなものを一枚巻いていますが、その中身は当時の木造駅舎
のまま…とのことです。謎めいた深名線宇津内駅に思いを馳せ
つつ、当時の風景を想像しながらこの風情を味わいました。

これにて観光は終了です。時刻は16:15。頃合いですので、旭川
空港に向かいます。雪が降る中、車を走らせて旭川空港着17:30。
羽田行きの19:35発の最終便は、除雪による到着機材の遅れに
より、40分遅れの20:15に出航しました。とは言え、無事に飛んで
良かったです。

・楽しかった北海道ともお別れです。
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低気圧の影響で本日はサイクリングできませんでしたが、宗谷本線
の乗り鉄や、ローカル駅の見学等をすることができ、大変有意義
でした。また、冬季に差し掛かっているこの時期の北海道で、先の
2日間で深名線を自転車踏破できただけでも、運が良かったと考え
ます。

いやはや、今回の北海道サイクリング+旅行は、本当に良かった
です。K分君と2人で行くことで、楽しさが何倍にも膨らみました。
K分君には大変感謝しております。深名線の全駅訪問に関しては、
僕の趣味に完全に付き合わせてしまって、少々恐縮なところは
ありましたが。

また2人で北海道を走れる日を楽しみにしつつ。。。

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