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四国方面旅行(二日目) 阿佐海岸鉄道DMVと馬路村宿泊 [旅行・遠出]

寝台特急サンライズ瀬戸に乗車しています。目が覚めると、
未だ暗い様子。未だ夜中かと思ってスマホの地図を見た
ところ、もう岡山県に入ってるようでした。ほどなく車内
アナウンスが入り、岡山駅に到着しました。

ここで併結していたサンライズ出雲を切り離す作業があり
ます。皆でホームに降り立ち、列車の切り離し作業を見学
しました。連結部の前には沢山の人が群がっています。
僅か4分の停車時間でサンライズ瀬戸が出発しました。

・早朝から大量の乗客が切り離し作業を見学しています。
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児島駅を過ぎ、ほどなくして瀬戸大橋に差し掛かりました。
子供達が、喜んで窓から外の景色を見ています。眼前眼下に
景色の良い瀬戸内海の風景が広がっています。そして檻の中
を走るかの如く、橋のトラスが次々と横切ります。子供達は、
壮大なスケールの橋を堪能できたのではないでしょうか。

・瀬戸大橋のトラス越しに、朝の瀬戸内海を見渡します。
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瀬戸大橋を渡り終え、ほどなくして高松駅に到着しました。
時刻は7:27。我々はここで下車しますが、サンライズ瀬戸は
本日はここが終着ではなく、琴平まで延長運転となって
います。

・サンライズ瀬戸の前で記念撮影
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・サンライズ瀬戸と快速マリンライナーのツーショット
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高松駅にあるコンビニから、キャンプ用エアマットを自宅に
発送しました。身軽になったところで、レンタカー屋に行き
ました。本日は馬路村の山道も走りますので、車両感覚に
慣れているヤリスで。でもマニュアルではなく、オートマ
です。久々のオートマ車の運転、いやはや、これは運転が
ラクですねー。(苦笑)

・土曜日朝の高松駅。人の往来が少ないです。
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実はフロントガラス反射型の速度計を持ってきております。
僕のヤリスで、速度確認時に視線移動がほぼ必要無く、
重宝しております。レンタカーでも同様の運転席感覚に
したいと思いまして。安全運転に繋がれば、と。

高松中央ICから、高松自動車道に入り、暫く走った後、津田
の松原SAに立ち寄りました。ここで朝食を食べます。
せっかく香川県に来たので、讃岐うどんを食べないとね。
SA内の「あなぶき家」にて、かけうどんを食べました。
のど越し良く、美味しいですね。My息子は、トッピングで
天ぷらを載せている模様。

・津田の松原SA
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・あなぶき家のかけうどん
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さて、時刻は9:10。出発しますか。行先は阿波海南文化村
です。DMVに乗車するためです。カーナビを見ると、到着
予想時刻が12:30を示しています。ええっ? 何と!!
11:56発のDMVに乗るのに、これでは全然間に合わない。
事前にGoogle Mapで求めた所要時間と全然違うじゃん。
まあ、なるようになれ、ですが。

高速道路は順調に進み、E11→E55と乗り継いで、徳島津田IC
で降りました。その後の下道で、徳島市内で渋滞に巻き込
まれました。その後、南下でメインに使う国道55号線も
VICSで見ると渋滞しているようでした。マズいなぁ。。。

My息子がカーナビを操作し、到着時間優先で次候補を出し
ました。所謂「抜け道」となりますが、ドキドキしながら
そちらを走ってみたところ、これが大正解。表示されていた
到着予想時刻がどんどんと早まり、安全圏に入りました。

最終的には、阿波海南文化村には、当初の予想時刻よりも
1時間も早い、無事に11:30には到着できました。良かった
良かった。。。(実はカーナビがバグっていた、という気も
しつつ。。。)

ここで本日のハイライト、DMVに乗ります。阿佐海岸鉄道が
世界初、かつ現時点唯一のDual Mode Vehicleの一般サービス
提供を行っています。道路をタイヤで走り、線路を車輪で
走り、その走行モードをシームレスに切り替えできる
乗り物です。一度乗ってみたいと思っており、本日遂に
それが叶います。

・阿波海南文化村に到着。DMVの横断幕あり。
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・広い敷地に色々と建物が建っています。
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そのDMVの北側の始発駅「阿波海南文化村」。大規模な
施設のように見えますが、全然人の気配がありません
でした。まるでゴーストタウンのような様相です。本日
3月2日ですが、まだ観光シーズンに入っていないのかしら?

道の駅敷地内のお土産屋に入り、ソフトクリームを食べ
ながら、DMVの発車時刻を待ちました。

・DMVの停留所。バス停のようなデザインですね。
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ほどなくお待ちかねのDMV乗車。16人乗りのバスです。
定員人数の割には、ガッシリとしたガタイをしているよう
にも見えます。ボンネット型のデザインが良いですね。
乗り込むと、マイクロバスに乗っているような感じです。

・ボンネット型バスのようなデザイン
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・DMVは全3色。緑色のDMVはスダチの輪切りのデザイン?
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11:56、阿波海南文化村発。我々4人と、あと一人の客しか
乗っていませんでした。経営大丈夫かな…と心配になって
きました。まあ、今はネガティブなことは考えず、DMVを
楽しむことにします。

暫く道路を走ります。バスにしては車重が重いせいか、路面
の状態の悪い場所では重厚な振動と音を感じます。ほどなく
阿波海南駅に到着しました。「モードインターチェンジ」
なる場所で、バス→鉄道へのモードチェンジが行われます。

唐突に車内に響く和太鼓の音。観光客向けの演出かと思い
ますが、ハイテクな仕組みに和太鼓とは、その組み合わせの
ギャップが面白いです。車両の前側がググっと上がっていく
のがわかりました。前のタイヤが浮いて、車輪が出てきます。
おおー、こんな感じなのかー。

モードチェンジは15秒ほどで完了し「フィニッシュ(棒読み)」
の自動アナウンスあり。何とも拍子抜けな感じですが、和太鼓
の音も含め、外国の観光客にはウケるのかもしれません。

その後、線路を走行。カタンコトンというレールの音が
聞こえ、軽快に走ります。列車にしては車重が軽いためか、
トロッコのような趣があります。バスの装いで線路を走って
いる感じが、何とも奇妙で面白いです。

・鉄道モードで、名物の「町内トンネル」を抜けます。
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長いトンネルと高架橋多し。末期の鉄道建設公団の匂いを
感じます。僕は過去に何度かこの線に乗ったことがあります。
もちろんDMV化される遥か前のことですが。旧国鉄阿佐線で
中断されていた工事が第三セクター化で復活開業し、現在
DMVとして生き残っていることに驚きを感じつつも、今後を
杞憂しているところです。おっと、ネガティブなことは今は
考えないことにしたんだった。

鉄道の終わりの甲浦駅に到着しました。高架上でモード
チェンジ。その後、大カーブ形状の道路で地上に降りて
行きます。昔訪れたことがある駅ですが、駅舎の部分と
高架橋の部分は見覚えがあります。懐かしいなぁ。。。

・モードチェンジ時に車内モニターで状態が表示されます。
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この先、バスモードで走ります。10分くらい走り、終点
「道の駅宍喰温泉」に到着しました。所要時間34分、なか
なか楽しい乗車でした。

次のDMVで阿波海南文化村に戻りますが、待ち時間が1時間
あります。時刻は12:30。昼食の時刻ですが、レストランに
入るほどの空腹ではありません。ママの案により、お土産屋
さんで売られている海鮮的な食べ物を買って食べることに
しました。

チラシ寿司、巻き寿司、サンマの姿寿司など、美味。あと、
天然ブリのお刺身も新鮮で美味しかったです。さすが海に
近い場所ですね。

・僕的には、サンマの姿寿司が美味しくてご機嫌。
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道の駅には鉄道シミュレータがありました。1Fのジオラマの
線路の上にカメラが装着された模型のDMVが乗っています。
一方、2Fに運転台があり、この模型のDMVをアクセル操作で
走らせることができます。目の前の画面にカメラの映像が
映し出され、リアルな運転体験ができます。

・DMVのジオラマ、けっこうリアルです。
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・運転シミュレータ、My娘がかなり気に入ったみたいです。
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これは都会などにあったら、行列必至の装置かと思いますが、
他の客が全く来ないため、子供達は遊び放題でした。My息子
もMy娘も、存分に遊んでいました。特にMy娘の食い付きが
良かったです。

復路のDMVに乗車。僕達4人の他、もう一人客が乗車しました
(おそらく往路の時と同一の人)。また、途中の「道の駅東洋町」
で二人の客が乗ってきました。うーむ、復路も客が少ないよう
ですねー。。。

で、せっかくの珍しいDMV乗車ながら、気が付くと僕は半分
寝てしまっておりました。サンライズ瀬戸のノビノビ座席
での睡眠不足が来ているのかなー。この後も自動車の運転が
あるので、安全の観点では、まあ良かったかもしれませんが。

・阿波海南駅。DMV車内から、JR牟岐線の列車が見えました。
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再び阿波海南文化村に戻ってきました。DMVを下車した後、
子供達が車両をしげしげと眺めていたところ、運転手さんが
「連結器を見せてあげるよ」と仰って、バス後部のハッチを
開けて見せて下さいました。おおー、これは貴重な見学です。
連結器とともに、格納された鉄道用の車輪も見えました。
子供達は大喜び、そしてパパも大喜びで見学させていただき
ました。運転手さん、ご親切に、ありがとうございました。

・後部ハッチを開けて見せて下さいました。
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・連結器とともに、格納された鉄道用車輪が見えました。
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阿波海南文化村で、DMVグッズなどのお土産を購入した後、
DMVが描かれた記念撮影スポットで写真を撮ったり、昔の
DMVである関船(船に車輪が付いていて水陸両用の乗り物)の
展示を見学したりしました。なかなか良い観光スポットと
思いましたが、本日は観光客が皆無で、寂しい感じでした。

・DMVが描かれたトリックアート画の前で記念撮影。
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・水陸両用の乗り物。昔のDMV?!
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以降、車で、本日の宿泊地である馬路村を目指します。
ちょっと、疲れてしまったなー。予定していた室戸岬には
立ち寄らず、室戸半島をショートカットして、馬路村に
向かいました。海岸沿いの街である安田から右折し、山中に
向かいます。途中、一車線の道路などもあり、運転難易度が
やや高目でしたが、事前に身構えていたほどではありません
でした。暫く走り、馬路村に入りました。

本日の宿泊場所「うまじ温泉」に向かって更に車を走らせ
ます。周囲に人の気配が感じられません。村民とも観光客
とも出会わない感じ。ちょっと寂しげな晩秋の夕方の雰囲気
とでも言ったところでしょうか。風情を感じます。

・うまじ温泉に到着
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うまじ温泉着。16:20にチェックインしました。いやはや、
お疲れ様ー。通された部屋は、離れの新館で、ロフトのある
和室でした。これにはMy息子が喜んでいます。自分はロフト
部分で寝る、と主張しています。My娘も主張するかと思い
きや、下の階でパパとママに挟まれて寝る…とのことでした。
揉めなくて良かった。。。

・ロフト付き和室。眼前に安田川の景色が見られます。
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皆、疲れていますので、まずは部屋で一休み。その後、温泉
に入りました。トロリとした感じのお湯で、いかにも効き
そうです。僕は長時間の車の運転で体が凝っていましたので、
助かりました。湯上りにマッサージチェアに15分も収まって
いました。子供達は、湯上りに馬路村名物の柚子ドリンク
「ごっくん馬路村」を飲んで喜んでいました。

・こりゃたまらん。。。
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・子供達、湯上りに「ごっくん馬路村」を飲んで大喜び。
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夕食は施設併設のレストランにて。着席した直後、急に汗が
沢山流れ出てきました。おや? これはどうしたことか。。。
どうも体調が芳しくありません。お楽しみだった生ビールは
一杯だけで終わりにすることにしました。

料理は、馬路村名物が並んでいるようです。馬路村と言えば
柚子ですが、他、安田川で獲れる魚もイチオシとのことです。
アマゴの刺身やアユの塩焼きなど、何れも美味しかったです。

・馬路村名物が並びます。
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すっかり満足して、部屋に戻りました。旅館廊下の自販機で
「柚子サワー」を購入し、これを部屋で飲もうと思っていたの
ですが、急に疲労感が襲ってきました。部屋飲みは断念。

明日も車の運転が長いですので、しっかり体を休めなければ。
21時前には就寝しました。


三日目に続く

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