「日光男体山」登山 [登山・アウトドア]
引っ越し準備も佳境の時に何ですが、せっかくの連休ですので一日
くらいはどこかに行きたいね。…で、唐突に本日、My奥さんと2人で
山登りに出かけてきました。行先は日光男体山です。
この3/20に日光に観光に出かけ、戦場ヶ原から見たこの山の姿が
素晴らしく、近いうちに登ってみたい…と思っていたところでした。
ついでに言うなれば、2週間後の連休で屋久島に旅行を計画しており、
島内トレッキングのトレーニングとなる難易度として男体山が適して
いる(…との独断と偏見か?)経緯もあります。
起床時刻4:20。お弁当を作って5:20に出発。大崎→五反田→泉岳寺
→浅草と乗り継ぎ、東武浅草から直通の快速で6:00→8:26東武日光
着です。東武線2時間半とは物凄く長いのですが、距離を考えると
短い時間だと思います。運賃も大変に安くて助かります。
・東武日光駅
・駅前のバス停には人が沢山並んでいる。
お目当ての東武日光駅前8:37発のバスですが、バス停の前に長蛇の
列が出来ており、僕達が乗り切れないままに出発してしまいました。
次のバスでは日帰り登山が不可能な時刻になってしまうため一瞬
青くなったのですが、すぐに増発が出て一安心。。。
バスで日光男体山の表登山口である「二荒山中宮寺」まで行きます。
中禅寺湖畔の二荒山神社です。日光は道路が大変に混んでいて、
市街地でもいろは坂でもバスはノロノロと動いていました。予定
より20分以上遅れ、9:50頃の到着となりました。イキナリのタイム
ロスです。支度をして10:05に登山開始。本日は少々ペースを上げ
ての山登りが必要かもしれません。
・バス停前に、二荒山神社の入り口の鳥居が見える
男体山は山岳信仰の山。登山は「登拝」と呼ばれ、神社脇にある
窓口にて入山料(安全祈祷料?)として500円を支払う必要があります。
その際、巫女さんから登山の説明を受け、地図とお守り(けっこう
ご利益がありそう)を頂戴します。登山用の鳥居があり、ここから
登ります。この登山口が利用できるのは午前中のみで、また冬季は
閉鎖となっているので注意が必要です。
・登山口は参拝の雰囲気に溢れている。
この登山道はほぼ直登です。つづら折れはあるものの、地図上では
ひたすら登りに徹している、そんな登山道です。登山道の距離は
大して無いのに、その標高差は1200m以上もあるため、決して気軽な
山ではありません。最初は森林の中を歩いて進みます。まずは緩い
傾斜で、地図通り真北に北上しているルートであることが判ります。
順調に一合目、二合目と登ります。
・各合目には石標が立っている。
三号目から四号目までは林道歩きとなります。唐突にアスファルト
舗装の道路が現れ、山登りの気分が一気に阻害されます。林道は
単調で、少々飽きるものがあります。程無く後ろから爆音を立てて
土砂を満載したトラックが追い抜いていきました。
・四合目から登山道に戻る。鳥居により登山道が示されている。
四合目からは再び登山道に戻ります。この辺りで眼下に中禅寺湖を
望むことができました。本日は晴れていて見通しが良く、実に
見事な景観です。少々疲れが吹き飛び、先に進む元気が出てきます。
・中禅寺湖を見下ろす景色が素晴らしい。
ここからは更に勾配が上がり、難易度が増してきます。2人とも
すっかり無口になり、無心に登ります。5合目、6合目と進んだ頃
には、かなり疲れていました。時折見え隠れする中禅寺湖の景色が、
せめてもの救いです。
・岩場が増え、傾斜が増してくる。
だんだん岩場が増えてきました。朝イチで登ったと思われる人達が
続々と下りてきて、すれ違います。僕達はペースがなかなか上がらず、
先行者を追い抜くことはほとんどありませんでした。7合目、8合目と
立て続けに避難小屋がありました。それなりにしっかりとした作りの
ようです。そう言えば5合目にも避難小屋があり、頻度が多いよう
にも思えますが、それだけ厳しい登山道なのでしょう。本日は晴天の
ため多くは汲み取れませんが、悪天候時にはかなり怖くなりそうです。
・やっと八合目!
・ちょっと立派な避難小屋が建っている。
9合目を超えると、いよいよガレ場のような地形になり、眺望が各段
と抜群になります。月面のような火星のような荒涼とした地質に
なっていきます。あと少しで山頂であることは分かるのですが、
なかなか足が上がりません。
・頂上付近は樹林の無いガレ場地形。
重い足をひきずるようにして、13:40、遂に山頂に到達しました!
鳥居や社、石像などがあり、信仰の山であることがわかります。
丁度、白装束に身を包んだ人達が丁度下山するところでした。
・やっとの思いで山頂に到着!!
山頂部分はなだらかで人がバラけています。地図上では三角点が
記載されているのですが、ぱっと見、それらしいものは見当たり
ません。探してみたところ、岩の奥に隠れるように一等三角点が
埋設されていました。目立たないため、あまり人気がありません。
・日光男体山一等三角点
・一番高いと思われる地形部分には剣が刺さっている。
お昼を大きく回って、すっかりお腹が空いています。早朝に作った
お弁当を食べます。お弁当を美味しくする最高の調味料はやはり
この景色でしょう。目下の雲海、そして上の抜けるような青空の
コントラストが見事で、いつまでも見ていたい気分になります。
・眼下の雲海は見事の一言に尽きる。
・山頂からの中禅寺湖の景観も圧巻。
のんびりとしているうちに、山頂にほとんど人が居なくなって
いることに気付きました。急いで下山を開始します。時刻は
14:25です。おっと、少々長居し過ぎかしら?
さて、登りがうんざりした山は、下りもうんざりすることが世の
常です。何故か9合目の石碑は見落とし、8合目、7合目と先ほどの
避難小屋を横目に見ながら黙々と下りました。ほどなく足のバネが
利かなくなり、膝がカクカクしていました。これはかなり辛い。。。
6合目、5合目と着実に下りてはいるのですが、「往路でこんなに
登ったのかしら?」…と疑いたくなるような延々と続く下りです。
足がすっかり痛くなってきました。どうやら足の裏にマメができて
しまったようです。そのうち膝の関節も痛くなってきました。
4合目まで来ると大分安心できるのですが、疲れてしまってやや
長めの休憩を要しました。その後、例の林道を単調に歩いて3合目
に到達します。
唐突に周囲が暗くなってきました。秋の日暮は馬鹿にできません。
足早にラストスパートをかけ、下山完了です。時刻は16:50でした。
もう大分暗く、下山時に追い抜いてきたペースの遅い方々が心配です。
何はともあれ、無事に登山は終了しました。
下山後は温泉に入りたいですねー。中禅寺湖畔にある「レイクサイド
ホテル」で日帰り入浴を扱っているという情報を得て、歩いて行って
みました。
で、フロントにて「混雑しているためご遠慮下さい」的な台詞で
丁重に断られてしまいました。ガーン!…思い足を引きずって
ここまで歩いてきたのに(涙)。まあ、連休のため混雑しているので
仕方ありませんね。
で、あれば一刻も早く帰路に就きたいのが本心です。近くにある
中禅寺バスターミナルまで2人で激走りして、バスに飛び乗り
ました。で、このバスも途中…と言うか最初から最後まで渋滞に
巻かれ、計画通りの電車のスジで帰ることができませんでした。
時刻は19:00。既に駅は夜半のムードが漂っています。表示板
を見ると、次に来る最終の特急列車は満席で、いきなり帰りの
計画が破綻しています。この時刻ですとJRの普通列車では
帰れません。新幹線に乗っても良いのですが、高額な上に
やっぱり早い時刻には帰宅できません。
・帰りの普通列車の中で「日光地ビール」を飲んでみた。
結局のところ19:21発の普通列車を使い、途中で3回も乗り
換えて浅草着22:10着となりました。何とか戻ってくることが
できましたが、大変に乗り疲れました。
大崎駅前の「つけめん大王」で夕食を食べました。My奥さんが
「炒麺」、僕は「ナスの肉味噌炒め」を注文しました。疲れた
腹ペコにガツンと来る美味しさでした。山登りの帰りにこの
お店で食べるパターンも今まで多かったですが、それも今回で
最後です。しみじみとコッテリ料理を堪能してきました。
・今回の登山も「つけめん大王」のコッテリ夕食で〆め。
(10/18深夜掲載)
くらいはどこかに行きたいね。…で、唐突に本日、My奥さんと2人で
山登りに出かけてきました。行先は日光男体山です。
この3/20に日光に観光に出かけ、戦場ヶ原から見たこの山の姿が
素晴らしく、近いうちに登ってみたい…と思っていたところでした。
ついでに言うなれば、2週間後の連休で屋久島に旅行を計画しており、
島内トレッキングのトレーニングとなる難易度として男体山が適して
いる(…との独断と偏見か?)経緯もあります。
起床時刻4:20。お弁当を作って5:20に出発。大崎→五反田→泉岳寺
→浅草と乗り継ぎ、東武浅草から直通の快速で6:00→8:26東武日光
着です。東武線2時間半とは物凄く長いのですが、距離を考えると
短い時間だと思います。運賃も大変に安くて助かります。
・東武日光駅
・駅前のバス停には人が沢山並んでいる。
お目当ての東武日光駅前8:37発のバスですが、バス停の前に長蛇の
列が出来ており、僕達が乗り切れないままに出発してしまいました。
次のバスでは日帰り登山が不可能な時刻になってしまうため一瞬
青くなったのですが、すぐに増発が出て一安心。。。
バスで日光男体山の表登山口である「二荒山中宮寺」まで行きます。
中禅寺湖畔の二荒山神社です。日光は道路が大変に混んでいて、
市街地でもいろは坂でもバスはノロノロと動いていました。予定
より20分以上遅れ、9:50頃の到着となりました。イキナリのタイム
ロスです。支度をして10:05に登山開始。本日は少々ペースを上げ
ての山登りが必要かもしれません。
・バス停前に、二荒山神社の入り口の鳥居が見える
男体山は山岳信仰の山。登山は「登拝」と呼ばれ、神社脇にある
窓口にて入山料(安全祈祷料?)として500円を支払う必要があります。
その際、巫女さんから登山の説明を受け、地図とお守り(けっこう
ご利益がありそう)を頂戴します。登山用の鳥居があり、ここから
登ります。この登山口が利用できるのは午前中のみで、また冬季は
閉鎖となっているので注意が必要です。
・登山口は参拝の雰囲気に溢れている。
この登山道はほぼ直登です。つづら折れはあるものの、地図上では
ひたすら登りに徹している、そんな登山道です。登山道の距離は
大して無いのに、その標高差は1200m以上もあるため、決して気軽な
山ではありません。最初は森林の中を歩いて進みます。まずは緩い
傾斜で、地図通り真北に北上しているルートであることが判ります。
順調に一合目、二合目と登ります。
・各合目には石標が立っている。
三号目から四号目までは林道歩きとなります。唐突にアスファルト
舗装の道路が現れ、山登りの気分が一気に阻害されます。林道は
単調で、少々飽きるものがあります。程無く後ろから爆音を立てて
土砂を満載したトラックが追い抜いていきました。
・四合目から登山道に戻る。鳥居により登山道が示されている。
四合目からは再び登山道に戻ります。この辺りで眼下に中禅寺湖を
望むことができました。本日は晴れていて見通しが良く、実に
見事な景観です。少々疲れが吹き飛び、先に進む元気が出てきます。
・中禅寺湖を見下ろす景色が素晴らしい。
ここからは更に勾配が上がり、難易度が増してきます。2人とも
すっかり無口になり、無心に登ります。5合目、6合目と進んだ頃
には、かなり疲れていました。時折見え隠れする中禅寺湖の景色が、
せめてもの救いです。
・岩場が増え、傾斜が増してくる。
だんだん岩場が増えてきました。朝イチで登ったと思われる人達が
続々と下りてきて、すれ違います。僕達はペースがなかなか上がらず、
先行者を追い抜くことはほとんどありませんでした。7合目、8合目と
立て続けに避難小屋がありました。それなりにしっかりとした作りの
ようです。そう言えば5合目にも避難小屋があり、頻度が多いよう
にも思えますが、それだけ厳しい登山道なのでしょう。本日は晴天の
ため多くは汲み取れませんが、悪天候時にはかなり怖くなりそうです。
・やっと八合目!
・ちょっと立派な避難小屋が建っている。
9合目を超えると、いよいよガレ場のような地形になり、眺望が各段
と抜群になります。月面のような火星のような荒涼とした地質に
なっていきます。あと少しで山頂であることは分かるのですが、
なかなか足が上がりません。
・頂上付近は樹林の無いガレ場地形。
重い足をひきずるようにして、13:40、遂に山頂に到達しました!
鳥居や社、石像などがあり、信仰の山であることがわかります。
丁度、白装束に身を包んだ人達が丁度下山するところでした。
・やっとの思いで山頂に到着!!
山頂部分はなだらかで人がバラけています。地図上では三角点が
記載されているのですが、ぱっと見、それらしいものは見当たり
ません。探してみたところ、岩の奥に隠れるように一等三角点が
埋設されていました。目立たないため、あまり人気がありません。
・日光男体山一等三角点
・一番高いと思われる地形部分には剣が刺さっている。
お昼を大きく回って、すっかりお腹が空いています。早朝に作った
お弁当を食べます。お弁当を美味しくする最高の調味料はやはり
この景色でしょう。目下の雲海、そして上の抜けるような青空の
コントラストが見事で、いつまでも見ていたい気分になります。
・眼下の雲海は見事の一言に尽きる。
・山頂からの中禅寺湖の景観も圧巻。
のんびりとしているうちに、山頂にほとんど人が居なくなって
いることに気付きました。急いで下山を開始します。時刻は
14:25です。おっと、少々長居し過ぎかしら?
さて、登りがうんざりした山は、下りもうんざりすることが世の
常です。何故か9合目の石碑は見落とし、8合目、7合目と先ほどの
避難小屋を横目に見ながら黙々と下りました。ほどなく足のバネが
利かなくなり、膝がカクカクしていました。これはかなり辛い。。。
6合目、5合目と着実に下りてはいるのですが、「往路でこんなに
登ったのかしら?」…と疑いたくなるような延々と続く下りです。
足がすっかり痛くなってきました。どうやら足の裏にマメができて
しまったようです。そのうち膝の関節も痛くなってきました。
4合目まで来ると大分安心できるのですが、疲れてしまってやや
長めの休憩を要しました。その後、例の林道を単調に歩いて3合目
に到達します。
唐突に周囲が暗くなってきました。秋の日暮は馬鹿にできません。
足早にラストスパートをかけ、下山完了です。時刻は16:50でした。
もう大分暗く、下山時に追い抜いてきたペースの遅い方々が心配です。
何はともあれ、無事に登山は終了しました。
下山後は温泉に入りたいですねー。中禅寺湖畔にある「レイクサイド
ホテル」で日帰り入浴を扱っているという情報を得て、歩いて行って
みました。
で、フロントにて「混雑しているためご遠慮下さい」的な台詞で
丁重に断られてしまいました。ガーン!…思い足を引きずって
ここまで歩いてきたのに(涙)。まあ、連休のため混雑しているので
仕方ありませんね。
で、あれば一刻も早く帰路に就きたいのが本心です。近くにある
中禅寺バスターミナルまで2人で激走りして、バスに飛び乗り
ました。で、このバスも途中…と言うか最初から最後まで渋滞に
巻かれ、計画通りの電車のスジで帰ることができませんでした。
時刻は19:00。既に駅は夜半のムードが漂っています。表示板
を見ると、次に来る最終の特急列車は満席で、いきなり帰りの
計画が破綻しています。この時刻ですとJRの普通列車では
帰れません。新幹線に乗っても良いのですが、高額な上に
やっぱり早い時刻には帰宅できません。
・帰りの普通列車の中で「日光地ビール」を飲んでみた。
結局のところ19:21発の普通列車を使い、途中で3回も乗り
換えて浅草着22:10着となりました。何とか戻ってくることが
できましたが、大変に乗り疲れました。
大崎駅前の「つけめん大王」で夕食を食べました。My奥さんが
「炒麺」、僕は「ナスの肉味噌炒め」を注文しました。疲れた
腹ペコにガツンと来る美味しさでした。山登りの帰りにこの
お店で食べるパターンも今まで多かったですが、それも今回で
最後です。しみじみとコッテリ料理を堪能してきました。
・今回の登山も「つけめん大王」のコッテリ夕食で〆め。
(10/18深夜掲載)
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