北岳登山(二日目) [登山・アウトドア]
・夜明け前の神々しい富士山
起床時刻3:30。既に空は明るくなっており、日の出間近であることが
わかります。4:15頃から小屋の外に出て、日の出に備えます。昨日は
日中暑かったですが、さすがにこの標高で明け方ともなると、大変
寒いです。地平線部分に少々雲があり、太陽が顔を出したのは通常
よりも少々遅く、4:45頃のご来光となりました。神々しい景観です。
・ご来光!
・皆大喜び。
朝食を食べて支度をし、5:30に出発。現在の標高3000m、頂上まであと
200m未満です。ここから先は急な登りの箇所はあるものの、それほど
難しい部分はありません。どんどん登り、終盤に岩登りのような急傾斜
を越え、遂に北岳山頂に到達しました! 標高3193m、日本で二番目に
高い山の頂です。時刻は6:45。
・あそこが北岳山頂だ!
・登頂!
・山頂三角点
おおっ、見事な景色! 目の前にドド~ンと富士山が鎮座しています。
反対に目をやると、中央アルプスが見え、さらに視線を右に移せば、
北アルプスまで見ることができる、それは見事でクリアな景観でした。
うーむ、景色に釘付けで、しばし山頂を離れることができません。
悠長にお湯を沸かしてコーヒーを飲みながら、My奥さんと2人、健闘を
讃え合います。
・鳳凰三山のオベリスク
・雲海の上に浮かぶ富士山
山頂は比較的広めの空間があり、ぱっと見、30人くらいの登山者が
見られます。この時刻に山頂にいる人は、全て宿泊者ということに
なります。昨夜は山小屋のみならずテント泊まりの人も多そうでした
ので、朝イチからこのくらいの人数が山頂に集まるのでしょう。
・山頂の北側に見えるピークにも登ってみた。
一時間以上滞在し、すっかり山頂を堪能しました。さて、下山。時刻
が早いのでさらに先の北岳山荘側の稜線まで下りてみようかとも考えて
いたのですが、登り返しが大変ですので、それは止めることにしました。
のんびりと下山することにします。
時刻は8:50、本日スタートした北岳肩ノ小屋に到着し、ちょっと休んで
いたところ、ビックリする事が起こりました。正に今登ってきた登山者の
一人が僕に話しかけてきました。何と、新入社員時代の同期のS君
でした。まさかこんな所でお会いできるとは大変奇遇です。S君の話に
よると、お仲間と一緒に、北岳を越えてその先を縦走する予定を立てて
いたのですが、下山予定路(奈良田)が土砂崩れで通行止めとなった
らしく、諦めて北岳ピストンに予定を切り替えたとのことです。大変
残念でした。それにしても彼らは今日の朝イチから登り始めたので
しょうが、この時刻で既に肩ノ小屋に到達しているとは、大変な健脚
だと思いました。
・白根御池小屋
帰りはちょっとルートを変えて、途中の分岐から草スベリコースを
選択しました。その名の通り草も滑るほどの急傾斜で、下りながら
疲れた足にダメージが蓄積していきます。膝をガクガクさせながら、
やっと白根御池小屋に到着しました。清潔そうで設備もよく整った
山小屋です。このまま下りきってしまっても良かったのですが、
まだ時刻が早かったため、下山ルートではなくトラバースルートを
使って昨日の二俣まで行くことにしました。じめじめした森林の中を
20分ほど歩き、二俣に到達しました。
・再び二俣に
・とりあえず腹ごしらえ。
まずは眼前の雪渓を眺めながら昼食。山小屋で作ってもらったお弁当は
佃煮や甘露煮の類が多い、甘めのお弁当でした。食後は、雪渓歩きです。
装備として軽アイゼンしか持っていなかったため、滑っても安全な斜面
に限られましたが、それでもこの季節に雪渓の上を歩くことができて
楽しかったです。
・ダイナミックな雪渓
時刻は12:00。後は、昨日登ってきた道を延々と下るのみです。さすがに
この時刻から登ってくる登山者はほとんど居ません。静かな山歩きを
楽しみつつ、どんどん下ります。2人とも足が疲れてきました。
・帰りも渡渉あり。
下山終了、広河原着13:40。13:50のバスに乗ることができ、15:00には
芦安に戻ってきました。まずは汗を流すべべく、至近にある温泉、
市営「金山沢温泉」に入りました。下山後の温泉は気持ち良いです。
お風呂上がりに飲んだ牛乳も格別でした。本日は自動車を運転します
ので、ビールは帰宅するまでのオアヅケです。
・金山沢温泉
時刻は17:00、高速道路に乗る前に夕食を済ませておこう…と言う
ことで、地元ならではのお店ということで「小作」に入りました。
My奥さんは涼しげに「おざら」を、僕は暑い中で「豚肉すいとん
(辛口)」を食べました。何れも美味しかったです。デザートに
「ほうとうアイスクリーム」なるものを食べました。揚げたほうとう
生地の上にアイスクリームとあんこが載っているという、正にハイ
カロリーの極みのようなメニュー。この2日に大分カロリーを消費
したので、全く問題はありませんが。
・暑いのに熱くて辛口のすいとん!
…で、予想通り中央自動車道は激混みで、小仏トンネル頭の40kmの
渋滞に巻き込まれました。何だかんだで帰宅時刻は25時となりました。
山中でも下界でも渋滞しているところが、3連休の凄いところで
しょうか。明日はゆっくりと休みたいと思います。
(8/1夕方掲載)
起床時刻3:30。既に空は明るくなっており、日の出間近であることが
わかります。4:15頃から小屋の外に出て、日の出に備えます。昨日は
日中暑かったですが、さすがにこの標高で明け方ともなると、大変
寒いです。地平線部分に少々雲があり、太陽が顔を出したのは通常
よりも少々遅く、4:45頃のご来光となりました。神々しい景観です。
・ご来光!
・皆大喜び。
朝食を食べて支度をし、5:30に出発。現在の標高3000m、頂上まであと
200m未満です。ここから先は急な登りの箇所はあるものの、それほど
難しい部分はありません。どんどん登り、終盤に岩登りのような急傾斜
を越え、遂に北岳山頂に到達しました! 標高3193m、日本で二番目に
高い山の頂です。時刻は6:45。
・あそこが北岳山頂だ!
・登頂!
・山頂三角点
おおっ、見事な景色! 目の前にドド~ンと富士山が鎮座しています。
反対に目をやると、中央アルプスが見え、さらに視線を右に移せば、
北アルプスまで見ることができる、それは見事でクリアな景観でした。
うーむ、景色に釘付けで、しばし山頂を離れることができません。
悠長にお湯を沸かしてコーヒーを飲みながら、My奥さんと2人、健闘を
讃え合います。
・鳳凰三山のオベリスク
・雲海の上に浮かぶ富士山
山頂は比較的広めの空間があり、ぱっと見、30人くらいの登山者が
見られます。この時刻に山頂にいる人は、全て宿泊者ということに
なります。昨夜は山小屋のみならずテント泊まりの人も多そうでした
ので、朝イチからこのくらいの人数が山頂に集まるのでしょう。
・山頂の北側に見えるピークにも登ってみた。
一時間以上滞在し、すっかり山頂を堪能しました。さて、下山。時刻
が早いのでさらに先の北岳山荘側の稜線まで下りてみようかとも考えて
いたのですが、登り返しが大変ですので、それは止めることにしました。
のんびりと下山することにします。
時刻は8:50、本日スタートした北岳肩ノ小屋に到着し、ちょっと休んで
いたところ、ビックリする事が起こりました。正に今登ってきた登山者の
一人が僕に話しかけてきました。何と、新入社員時代の同期のS君
でした。まさかこんな所でお会いできるとは大変奇遇です。S君の話に
よると、お仲間と一緒に、北岳を越えてその先を縦走する予定を立てて
いたのですが、下山予定路(奈良田)が土砂崩れで通行止めとなった
らしく、諦めて北岳ピストンに予定を切り替えたとのことです。大変
残念でした。それにしても彼らは今日の朝イチから登り始めたので
しょうが、この時刻で既に肩ノ小屋に到達しているとは、大変な健脚
だと思いました。
・白根御池小屋
帰りはちょっとルートを変えて、途中の分岐から草スベリコースを
選択しました。その名の通り草も滑るほどの急傾斜で、下りながら
疲れた足にダメージが蓄積していきます。膝をガクガクさせながら、
やっと白根御池小屋に到着しました。清潔そうで設備もよく整った
山小屋です。このまま下りきってしまっても良かったのですが、
まだ時刻が早かったため、下山ルートではなくトラバースルートを
使って昨日の二俣まで行くことにしました。じめじめした森林の中を
20分ほど歩き、二俣に到達しました。
・再び二俣に
・とりあえず腹ごしらえ。
まずは眼前の雪渓を眺めながら昼食。山小屋で作ってもらったお弁当は
佃煮や甘露煮の類が多い、甘めのお弁当でした。食後は、雪渓歩きです。
装備として軽アイゼンしか持っていなかったため、滑っても安全な斜面
に限られましたが、それでもこの季節に雪渓の上を歩くことができて
楽しかったです。
・ダイナミックな雪渓
時刻は12:00。後は、昨日登ってきた道を延々と下るのみです。さすがに
この時刻から登ってくる登山者はほとんど居ません。静かな山歩きを
楽しみつつ、どんどん下ります。2人とも足が疲れてきました。
・帰りも渡渉あり。
下山終了、広河原着13:40。13:50のバスに乗ることができ、15:00には
芦安に戻ってきました。まずは汗を流すべべく、至近にある温泉、
市営「金山沢温泉」に入りました。下山後の温泉は気持ち良いです。
お風呂上がりに飲んだ牛乳も格別でした。本日は自動車を運転します
ので、ビールは帰宅するまでのオアヅケです。
・金山沢温泉
時刻は17:00、高速道路に乗る前に夕食を済ませておこう…と言う
ことで、地元ならではのお店ということで「小作」に入りました。
My奥さんは涼しげに「おざら」を、僕は暑い中で「豚肉すいとん
(辛口)」を食べました。何れも美味しかったです。デザートに
「ほうとうアイスクリーム」なるものを食べました。揚げたほうとう
生地の上にアイスクリームとあんこが載っているという、正にハイ
カロリーの極みのようなメニュー。この2日に大分カロリーを消費
したので、全く問題はありませんが。
・暑いのに熱くて辛口のすいとん!
…で、予想通り中央自動車道は激混みで、小仏トンネル頭の40kmの
渋滞に巻き込まれました。何だかんだで帰宅時刻は25時となりました。
山中でも下界でも渋滞しているところが、3連休の凄いところで
しょうか。明日はゆっくりと休みたいと思います。
(8/1夕方掲載)
コメント 0