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Mt.富士ヒルクライム(大会当日) [サイクリング]

起床時刻5:00。カーテンを開けると、雨が上がっていました。
やったー、何という幸運。朝食の菓子パンを食べた後、急いで
身支度。軟膏薬「サロメチール」を両脚に塗り込みました。
経験的に激しい運動翌日の筋肉痛が激減するので、お気に入り
の薬なのですが、シップ臭がハンパ無し。

その後、自転車の調整や持ち物の梱包を行って、6:00に出発。
会場の富士北麓公園に向かって自転車を走らせました。

・ボトル2本持ちでの大会参加(後述)。準備してます。
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・改めて富士の屋旅館を撮影。準備万端のBD-1と一緒に。
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例によってある程度の距離と標高があるのですが、ここで
消耗するわけにはいきません。とは言え、ウォーミングアップ
として、ある程度の負荷走行を行いました。早朝の気持ちの
良いサイクリング。会場が近づくにつれて、自転車で会場に
向かう他の多くの選手が集まってきています。

・雨は止んでいますが、富士山の上の方は雲が厚そうです。
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・車で会場付近に行こうとしている人達、ハマっていそう。
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一方で、道が車がひどく渋滞しているようでした。北麓公園
前の道(昭和大学通り)へのアクセスは断念し、一つ前の富士
スバルラインの道で上がりました。会場到着7:00。会場に
入るための検温待ちの選手が大勢並んでいました。会場入り
できたのが7:20。おー、意外とギリギリだったかも。
ふと見ると、雲が切れて、目の前に富士山が雄大な姿を
見せています。嫌が応にも気分が盛り上がります。僕の出走
は7:40の第5スタートです。スタート時刻後、30分間の間で
自由に出発できる方式になっています。

・選手達のカラフルなスーツと自転車。テンション上がる!
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・準備のできた選手から、順に出走していきます。
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実況スタッフが、出走者皆に「いってらっしゃい」と声を
掛けて下さっていることが印象的でした。競技に重きを置く
人だけでなく、純粋に富士山サイクリングを楽しみたいよう
な人にとっても、良い掛け声であると思いました。もちろん
僕は後者で。

北麓公園出発。最初の1.3kmはフリー走行となります。ゆる
ゆると漕いで体を温めます。富士スバルライン料金所前に
計測開始地点があり、ここからがタイムトライアル本番と
なります。

・富士スバルライン料金所
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フリー走行も含めたコースは距離25.3kmで、比高1354mと
なります。平均勾配約5%ですので、激坂とまでは言えません
が、基本常に上っている感じですので、かなり体力を使い
ます。序盤から疲れてきました。5kmも走る頃には、筋力も
持久力も心もとない状態に。。。大丈夫かな。天候を心配
していた事はどこへやら。青空が広がり、直射日光が照り
付けるほどになっていました。好天はありがたいのですが、
汗が止まりません。

・序盤。緑が気持ち良いコースです。
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10.5km地点、第一関門の樹海台駐車場では停車・休憩は
せずにそのまま走りました。以前は給水所が設けられていま
したが、コロナの影響で給水所の取り扱いは無くなって
います。全ての水分を持って参加する必要があり、今回の
僕はボトル2本持ち。お気に入りの「パワープロダクション」
を準備していますが、一本目には試供品のパラチノースを
足して糖分ブーストをしています。前回の大会では給水対策
を失敗した影響もあって、ハンガーノックを起こしてしまい
ましたが、今回は準備万端です。

基本、遅い僕は後続車に抜かれっぱなし状態ですが、15kmに
差し掛かるくらいの距離になると、何人かの先行車を抜く
シーンも出て来ました。動けなくなって完全リタイヤしている
と思われる人、自転車の故障でそれ以上走れなくなっている
ような人も見受けられました。ある程度は過酷なレースなの
だと思いました。

・15km地点。太陽の照り付けもキツくなってきました。
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そう言えば、今回の大会では、他にBD-1で参加してる人を
見掛けませんでした。以前参加したの同大会では、何台か
はBD-1を見かけることがあったのですが。たまたまかも
しれませんが、小輪径車自体が少なかったようにも思います。

そんな中、レース中に僕に声を掛けて下さる選手が沢山居て、
励みになりました。追い抜き様に「お、BD-1ですか、良い
車体ですねー」などといった感じで。僕のBD-1は旧デザイン
のため、知る人ぞ知るクラシックカーのような感じになって
きているように思います。ですが、漕いでいる僕が遅い
ので、傍から見てサマになっていないところが大変残念
です。。。

第二関門、17.2km地点の大沢駐車場で小休止、お手洗い、
そして補給食...を行いました。なお、この小休止以外では、
途中で自転車を下りて足を地面に付けるようなことはあり
ませんでした。前回よりは良い状態と言えます。

・第二関門の大沢駐車場。自撮りしてみました。
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大会中の補給食については、パワージェルのようなものが
良いのかもしれませんが、僕的には胃に炭水化物を入れて
おきたいのですよねー。そんなわけでカロリーメイトです。
即効性は期待できませんが、空腹感が無くなって、力が
出るような気になってきます。

終盤にある最もキツい急坂、通称「心臓破りの坂」に差し
掛かりました。勾配が約8%です。BD-1の最も軽いギアでも、
ギリギリ漕げるくらいのレベルです。諦めて手押しで上る
選手が居ましたが、僕的にはここは意地になって必至に
漕いで何とか登り切りました。

急坂を越えた後に長い平坦道があります。ここで速度を稼
ごうと思っていたのですが、既にスタミナが切れています。
20km/hに届かないくらいの速度で精一杯でした。その後の
ゴール直前にある急坂も、もう足が動かなくなる直前で漕い
でいる感じでした。

ゴール前に居る実況の人が、「あと少し! 頑張って」
などの言葉を選手達に投げかけています。そして、遂に
ゴール。やりました。今回も無事に完走できました。
これまでに何度もこの大会のこのゴールの地を自転車で
踏んでいますが、今回の感動もひとしおです。まだまだ
やれるかなー、、、という自信が湧いてきます。

・ゴール! 今回も何とかここに辿り付けました。
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・富士山五合目の標柱
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五合目駐車場は完走した選手で埋め尽くされていました。
売店が営業しています。お土産に富士山メロンパンを購入
したかったのですが、選手が並びまくって長蛇の列。
いやはや、皆さんわかっていらっしゃる。。。

・沢山の選手と自転車で埋め尽くされた富士山五合目
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・記念撮影用の日付入り看板がありました。
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下山。大会後のお楽しみタイムです! 40km/hで飛ばして、
爽快に下りていきます。気持ち良いー。ですが、落車しない
よう、テクニックが必要で、大会の続きと心得て走る必要が
あります。一気に下るわけですが、それなりのボリュームが
あり、先ほど苦しんで上った道の距離や比高が大きなもので
あったことが実感されます。

12:15に富士北麓公園に到着です。本日の大会は天候に恵まれ
ました。が、ほどなくにわか雨が降ってきました。今日はこの
後、富士吉田周辺をサイクリングでもしようかと思っていたの
ですが、切り上げて帰路に就きます。

・富士山駅近くの公園にて。自転車を畳んで帰ります。
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・昨日と本日の走行距離の総計は、83.8kmでした。
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往路と同一ルートを逆方向に。富士山駅より13:37発の富士
急行線に乗って大月へ。途中、悔しいことにピーカンに晴れて
きました。下車してもう一度サイクリング、という手もあり
ましたが、もう既にお土産の「ふじやまビール1リットル」
を背中に積んでいるしなー。帰宅続行。

中央線で大月→高尾→立川と乗り継ぎ、南武線普通列車で
川崎へ。時刻は16:50. どの列車もある程度混雑しており、
何と富士山駅から川崎駅まで、全列車着席できず、立って
帰りました。うはー、疲れた。。。でも、一応は自分も
アスリートを標榜していますので、ここは涼しい顔をして
いないと、ね。

川崎駅ではお土産に崎陽軒のシウマイを購入し、自転車を
展開して乗って帰りました。帰宅時刻は17:30でした。

帰宅後、Webページを確認したところ、計測チップによる
大会の正式記録が掲載されていました。

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「富士の国やまなし」 第18回Mt.富士ヒルクライム
 一般の部(男性) 45~49歳

・順位 1077位 (完走者1130人中)
・記録 2:35:14
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うはー、、、こ、これは、、、かなり遅いですね。。。
ハンガーノックを起こした前回よりは幾分かはマシですが。
なお今回の大会は、全体の出走者数 7306人に対して、完走者数
7230人とのこと。99%の選手は完走していることになりますね。
レベル高いなぁ。。。

さて、今回の大会参加の振り返りとしては、、、

体力的な側面で言うと、やはり年齢が上がってキツくなって
きていますね。ですが、今回の大会で走っている最中、自分
の体力と相談しながら、キツいシーンでは軽くいなして、
緩い勾配の時にはタイムを縮めるような走行を行い、ゴール
時に丁度体力を使い切るような配分ができたと思います。
これまでの出場回数が多く、多少クレバー(?)な走りができる
ようになってきたかも。

メカニック的な側面では、今回ディレイラーの調整不足に
より、中間ギアで段が合わない時があり、チャリチャリと
チェーンが鳴ることがありました。これにはストレスを感じ
ました。あと、後輪のブレーキワイヤーのエンドが漕いで
いる足にちょっと接触することがあり、地味に気になり
ました。些細な調整もおろそかにはできませんね。
今回の大会向けに、ハブのグリスアップをしていました
ので、転がりが快適だったことは、良かった点です。

もうそろそろ富士ヒルクライムは無理な年齢か、、、と
思いつつも、完走を目標とした出場であれば、まだもう
少しの間行けるかな、と思った次第です。

また次回も、参加…しちゃおうかな。。。

・今夜は「ふじやまビール」飲んじゃうぞー!!
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