八ヶ岳アウトドア旅行(一日目) [登山・アウトドア]
本日より八ヶ岳方面にアウトドア旅行に出かけます。
起床時刻3:00。4:00に出発です。未だ暗いです。調布ICから
中央自動車道に乗り、途中、談合坂SAに立ち寄り、小淵沢ICで
降りました。
7:15、小淵沢駅到着。大分朝早いですが、駅併設のお土産屋
さんは既に開店しています。お目当ての駅弁「高原野菜と
カツの弁当」を購入しました。これは本日の昼食用です。
・早朝の小淵沢駅
車を走らせ北上。清泉寮に立ち寄り、足湯を楽しんだりソフト
クリームを食べたりしました。更に北上し、国道299号(メルヘン街道)
に入って白駒池駐車場に至ります。ここで車を停めてトレッキング
の準備をします。
・清泉寮
・と言えばソフトクリームが有名
・高原の景色も抜群
本日のメインは白駒池駐車場~麦草峠~雨池のトレッキング
です。丁度2年前のお盆休みで歩いたルートそのまんまです。
前回、雨池がなかなか良い景色だったため、今回の再訪となった
次第です。
・白駒池駐車場登山口
・白駒の奥庭
・麦草峠まで続くトレッキングルート
20分ほどで麦草峠に至り、更に1時間ほど森の中を歩いて、
雨池に到着しました。深い森の中に突如現れる幻想的な池
です。池周囲には2~3人くらいしか人が居ません。静かで
大変良い雰囲気です。一級の観光地ながら、気軽には来る
ことができないロケーションが何ともよろしいです。
・途中、木道となっている登山道
・久々の再訪、雨池
・広々とした水面と空が広がっている。
時刻は12時ちょっと前。お昼ごはんに先の駅弁を食べ
ました。一人一個ずつです。トレッキングでお腹が空いて
いたため、大変美味しく頂くことができました。野菜は
シャキシャキしていて、さすが高原野菜です。
チキンカツも相変わらず美味しかったです。
池の傍らにビニールシートを敷き、昼寝や読書をして
のんびりと過ごします。前回できなかった池の周り一周の
散歩も楽しみました。十分に満喫し、雨池を後にしました。
時刻は15:15です。
・森の中から見える雨池も風情がある。
一旦駐車場まで戻り、荷物を持ち換えて、今度は白駒池を
目指します。徒歩15分ほどで山小屋「青苔荘」に到着しました。
受付で手続きを済ませ、隣のキャンプサイトに移動します。
本日はここでテント泊です。先日ホームセンターで激安の
テントを買ったのですが、これはかなりの重量で登山には
全く向いていません。しかしながら駐車場から近いキャンプ場
ではあれば十分に活用できる次第です。
・青苔荘
・テントサイトは白駒池湖畔にある。
テントを設営し、入口の前にビニールシートを敷いて
そこで夕食を食べました。アルファ米とレトルトのカレーと
ハヤシ。EPIガスでお湯を茹でるだけの簡単調理ですが、
それでもアウトドアで食べる料理は美味しいものです。
ビールもどんどん進んでしまいます。(缶ビールを満載した
クーラーボックスまで持参!)
・こんな感じでテント設営
・夕食はレトルトカレー
・こんなものまで持ち込んでいます。。。
夜半、不運なことに風が強くなり、雨も降ってきました。
激安テントの防水が気になりましたが、浸水は全く無く
テント内に居る限りは快適に過ごすことができました。
大変良かったです。明日は登山をしようと考えているの
ですが、もちろん天候次第です。晴れると良いなぁ。。。
(8/21昼掲載)
起床時刻3:00。4:00に出発です。未だ暗いです。調布ICから
中央自動車道に乗り、途中、談合坂SAに立ち寄り、小淵沢ICで
降りました。
7:15、小淵沢駅到着。大分朝早いですが、駅併設のお土産屋
さんは既に開店しています。お目当ての駅弁「高原野菜と
カツの弁当」を購入しました。これは本日の昼食用です。
・早朝の小淵沢駅
車を走らせ北上。清泉寮に立ち寄り、足湯を楽しんだりソフト
クリームを食べたりしました。更に北上し、国道299号(メルヘン街道)
に入って白駒池駐車場に至ります。ここで車を停めてトレッキング
の準備をします。
・清泉寮
・と言えばソフトクリームが有名
・高原の景色も抜群
本日のメインは白駒池駐車場~麦草峠~雨池のトレッキング
です。丁度2年前のお盆休みで歩いたルートそのまんまです。
前回、雨池がなかなか良い景色だったため、今回の再訪となった
次第です。
・白駒池駐車場登山口
・白駒の奥庭
・麦草峠まで続くトレッキングルート
20分ほどで麦草峠に至り、更に1時間ほど森の中を歩いて、
雨池に到着しました。深い森の中に突如現れる幻想的な池
です。池周囲には2~3人くらいしか人が居ません。静かで
大変良い雰囲気です。一級の観光地ながら、気軽には来る
ことができないロケーションが何ともよろしいです。
・途中、木道となっている登山道
・久々の再訪、雨池
・広々とした水面と空が広がっている。
時刻は12時ちょっと前。お昼ごはんに先の駅弁を食べ
ました。一人一個ずつです。トレッキングでお腹が空いて
いたため、大変美味しく頂くことができました。野菜は
シャキシャキしていて、さすが高原野菜です。
チキンカツも相変わらず美味しかったです。
池の傍らにビニールシートを敷き、昼寝や読書をして
のんびりと過ごします。前回できなかった池の周り一周の
散歩も楽しみました。十分に満喫し、雨池を後にしました。
時刻は15:15です。
・森の中から見える雨池も風情がある。
一旦駐車場まで戻り、荷物を持ち換えて、今度は白駒池を
目指します。徒歩15分ほどで山小屋「青苔荘」に到着しました。
受付で手続きを済ませ、隣のキャンプサイトに移動します。
本日はここでテント泊です。先日ホームセンターで激安の
テントを買ったのですが、これはかなりの重量で登山には
全く向いていません。しかしながら駐車場から近いキャンプ場
ではあれば十分に活用できる次第です。
・青苔荘
・テントサイトは白駒池湖畔にある。
テントを設営し、入口の前にビニールシートを敷いて
そこで夕食を食べました。アルファ米とレトルトのカレーと
ハヤシ。EPIガスでお湯を茹でるだけの簡単調理ですが、
それでもアウトドアで食べる料理は美味しいものです。
ビールもどんどん進んでしまいます。(缶ビールを満載した
クーラーボックスまで持参!)
・こんな感じでテント設営
・夕食はレトルトカレー
・こんなものまで持ち込んでいます。。。
夜半、不運なことに風が強くなり、雨も降ってきました。
激安テントの防水が気になりましたが、浸水は全く無く
テント内に居る限りは快適に過ごすことができました。
大変良かったです。明日は登山をしようと考えているの
ですが、もちろん天候次第です。晴れると良いなぁ。。。
(8/21昼掲載)
北岳登山(二日目) [登山・アウトドア]
・夜明け前の神々しい富士山
起床時刻3:30。既に空は明るくなっており、日の出間近であることが
わかります。4:15頃から小屋の外に出て、日の出に備えます。昨日は
日中暑かったですが、さすがにこの標高で明け方ともなると、大変
寒いです。地平線部分に少々雲があり、太陽が顔を出したのは通常
よりも少々遅く、4:45頃のご来光となりました。神々しい景観です。
・ご来光!
・皆大喜び。
朝食を食べて支度をし、5:30に出発。現在の標高3000m、頂上まであと
200m未満です。ここから先は急な登りの箇所はあるものの、それほど
難しい部分はありません。どんどん登り、終盤に岩登りのような急傾斜
を越え、遂に北岳山頂に到達しました! 標高3193m、日本で二番目に
高い山の頂です。時刻は6:45。
・あそこが北岳山頂だ!
・登頂!
・山頂三角点
おおっ、見事な景色! 目の前にドド~ンと富士山が鎮座しています。
反対に目をやると、中央アルプスが見え、さらに視線を右に移せば、
北アルプスまで見ることができる、それは見事でクリアな景観でした。
うーむ、景色に釘付けで、しばし山頂を離れることができません。
悠長にお湯を沸かしてコーヒーを飲みながら、My奥さんと2人、健闘を
讃え合います。
・鳳凰三山のオベリスク
・雲海の上に浮かぶ富士山
山頂は比較的広めの空間があり、ぱっと見、30人くらいの登山者が
見られます。この時刻に山頂にいる人は、全て宿泊者ということに
なります。昨夜は山小屋のみならずテント泊まりの人も多そうでした
ので、朝イチからこのくらいの人数が山頂に集まるのでしょう。
・山頂の北側に見えるピークにも登ってみた。
一時間以上滞在し、すっかり山頂を堪能しました。さて、下山。時刻
が早いのでさらに先の北岳山荘側の稜線まで下りてみようかとも考えて
いたのですが、登り返しが大変ですので、それは止めることにしました。
のんびりと下山することにします。
時刻は8:50、本日スタートした北岳肩ノ小屋に到着し、ちょっと休んで
いたところ、ビックリする事が起こりました。正に今登ってきた登山者の
一人が僕に話しかけてきました。何と、新入社員時代の同期のS君
でした。まさかこんな所でお会いできるとは大変奇遇です。S君の話に
よると、お仲間と一緒に、北岳を越えてその先を縦走する予定を立てて
いたのですが、下山予定路(奈良田)が土砂崩れで通行止めとなった
らしく、諦めて北岳ピストンに予定を切り替えたとのことです。大変
残念でした。それにしても彼らは今日の朝イチから登り始めたので
しょうが、この時刻で既に肩ノ小屋に到達しているとは、大変な健脚
だと思いました。
・白根御池小屋
帰りはちょっとルートを変えて、途中の分岐から草スベリコースを
選択しました。その名の通り草も滑るほどの急傾斜で、下りながら
疲れた足にダメージが蓄積していきます。膝をガクガクさせながら、
やっと白根御池小屋に到着しました。清潔そうで設備もよく整った
山小屋です。このまま下りきってしまっても良かったのですが、
まだ時刻が早かったため、下山ルートではなくトラバースルートを
使って昨日の二俣まで行くことにしました。じめじめした森林の中を
20分ほど歩き、二俣に到達しました。
・再び二俣に
・とりあえず腹ごしらえ。
まずは眼前の雪渓を眺めながら昼食。山小屋で作ってもらったお弁当は
佃煮や甘露煮の類が多い、甘めのお弁当でした。食後は、雪渓歩きです。
装備として軽アイゼンしか持っていなかったため、滑っても安全な斜面
に限られましたが、それでもこの季節に雪渓の上を歩くことができて
楽しかったです。
・ダイナミックな雪渓
時刻は12:00。後は、昨日登ってきた道を延々と下るのみです。さすがに
この時刻から登ってくる登山者はほとんど居ません。静かな山歩きを
楽しみつつ、どんどん下ります。2人とも足が疲れてきました。
・帰りも渡渉あり。
下山終了、広河原着13:40。13:50のバスに乗ることができ、15:00には
芦安に戻ってきました。まずは汗を流すべべく、至近にある温泉、
市営「金山沢温泉」に入りました。下山後の温泉は気持ち良いです。
お風呂上がりに飲んだ牛乳も格別でした。本日は自動車を運転します
ので、ビールは帰宅するまでのオアヅケです。
・金山沢温泉
時刻は17:00、高速道路に乗る前に夕食を済ませておこう…と言う
ことで、地元ならではのお店ということで「小作」に入りました。
My奥さんは涼しげに「おざら」を、僕は暑い中で「豚肉すいとん
(辛口)」を食べました。何れも美味しかったです。デザートに
「ほうとうアイスクリーム」なるものを食べました。揚げたほうとう
生地の上にアイスクリームとあんこが載っているという、正にハイ
カロリーの極みのようなメニュー。この2日に大分カロリーを消費
したので、全く問題はありませんが。
・暑いのに熱くて辛口のすいとん!
…で、予想通り中央自動車道は激混みで、小仏トンネル頭の40kmの
渋滞に巻き込まれました。何だかんだで帰宅時刻は25時となりました。
山中でも下界でも渋滞しているところが、3連休の凄いところで
しょうか。明日はゆっくりと休みたいと思います。
(8/1夕方掲載)
起床時刻3:30。既に空は明るくなっており、日の出間近であることが
わかります。4:15頃から小屋の外に出て、日の出に備えます。昨日は
日中暑かったですが、さすがにこの標高で明け方ともなると、大変
寒いです。地平線部分に少々雲があり、太陽が顔を出したのは通常
よりも少々遅く、4:45頃のご来光となりました。神々しい景観です。
・ご来光!
・皆大喜び。
朝食を食べて支度をし、5:30に出発。現在の標高3000m、頂上まであと
200m未満です。ここから先は急な登りの箇所はあるものの、それほど
難しい部分はありません。どんどん登り、終盤に岩登りのような急傾斜
を越え、遂に北岳山頂に到達しました! 標高3193m、日本で二番目に
高い山の頂です。時刻は6:45。
・あそこが北岳山頂だ!
・登頂!
・山頂三角点
おおっ、見事な景色! 目の前にドド~ンと富士山が鎮座しています。
反対に目をやると、中央アルプスが見え、さらに視線を右に移せば、
北アルプスまで見ることができる、それは見事でクリアな景観でした。
うーむ、景色に釘付けで、しばし山頂を離れることができません。
悠長にお湯を沸かしてコーヒーを飲みながら、My奥さんと2人、健闘を
讃え合います。
・鳳凰三山のオベリスク
・雲海の上に浮かぶ富士山
山頂は比較的広めの空間があり、ぱっと見、30人くらいの登山者が
見られます。この時刻に山頂にいる人は、全て宿泊者ということに
なります。昨夜は山小屋のみならずテント泊まりの人も多そうでした
ので、朝イチからこのくらいの人数が山頂に集まるのでしょう。
・山頂の北側に見えるピークにも登ってみた。
一時間以上滞在し、すっかり山頂を堪能しました。さて、下山。時刻
が早いのでさらに先の北岳山荘側の稜線まで下りてみようかとも考えて
いたのですが、登り返しが大変ですので、それは止めることにしました。
のんびりと下山することにします。
時刻は8:50、本日スタートした北岳肩ノ小屋に到着し、ちょっと休んで
いたところ、ビックリする事が起こりました。正に今登ってきた登山者の
一人が僕に話しかけてきました。何と、新入社員時代の同期のS君
でした。まさかこんな所でお会いできるとは大変奇遇です。S君の話に
よると、お仲間と一緒に、北岳を越えてその先を縦走する予定を立てて
いたのですが、下山予定路(奈良田)が土砂崩れで通行止めとなった
らしく、諦めて北岳ピストンに予定を切り替えたとのことです。大変
残念でした。それにしても彼らは今日の朝イチから登り始めたので
しょうが、この時刻で既に肩ノ小屋に到達しているとは、大変な健脚
だと思いました。
・白根御池小屋
帰りはちょっとルートを変えて、途中の分岐から草スベリコースを
選択しました。その名の通り草も滑るほどの急傾斜で、下りながら
疲れた足にダメージが蓄積していきます。膝をガクガクさせながら、
やっと白根御池小屋に到着しました。清潔そうで設備もよく整った
山小屋です。このまま下りきってしまっても良かったのですが、
まだ時刻が早かったため、下山ルートではなくトラバースルートを
使って昨日の二俣まで行くことにしました。じめじめした森林の中を
20分ほど歩き、二俣に到達しました。
・再び二俣に
・とりあえず腹ごしらえ。
まずは眼前の雪渓を眺めながら昼食。山小屋で作ってもらったお弁当は
佃煮や甘露煮の類が多い、甘めのお弁当でした。食後は、雪渓歩きです。
装備として軽アイゼンしか持っていなかったため、滑っても安全な斜面
に限られましたが、それでもこの季節に雪渓の上を歩くことができて
楽しかったです。
・ダイナミックな雪渓
時刻は12:00。後は、昨日登ってきた道を延々と下るのみです。さすがに
この時刻から登ってくる登山者はほとんど居ません。静かな山歩きを
楽しみつつ、どんどん下ります。2人とも足が疲れてきました。
・帰りも渡渉あり。
下山終了、広河原着13:40。13:50のバスに乗ることができ、15:00には
芦安に戻ってきました。まずは汗を流すべべく、至近にある温泉、
市営「金山沢温泉」に入りました。下山後の温泉は気持ち良いです。
お風呂上がりに飲んだ牛乳も格別でした。本日は自動車を運転します
ので、ビールは帰宅するまでのオアヅケです。
・金山沢温泉
時刻は17:00、高速道路に乗る前に夕食を済ませておこう…と言う
ことで、地元ならではのお店ということで「小作」に入りました。
My奥さんは涼しげに「おざら」を、僕は暑い中で「豚肉すいとん
(辛口)」を食べました。何れも美味しかったです。デザートに
「ほうとうアイスクリーム」なるものを食べました。揚げたほうとう
生地の上にアイスクリームとあんこが載っているという、正にハイ
カロリーの極みのようなメニュー。この2日に大分カロリーを消費
したので、全く問題はありませんが。
・暑いのに熱くて辛口のすいとん!
…で、予想通り中央自動車道は激混みで、小仏トンネル頭の40kmの
渋滞に巻き込まれました。何だかんだで帰宅時刻は25時となりました。
山中でも下界でも渋滞しているところが、3連休の凄いところで
しょうか。明日はゆっくりと休みたいと思います。
(8/1夕方掲載)
北岳登山(一日目) [登山・アウトドア]
起床時刻、未だ夜中の1:00。。。一体何をしようかと言うと、
久々に登山に出かけようと企んでいます。出発時刻1:30。行き先
は山梨県にある南アルプス「北岳」です。夜中の中央自動車道を
走りました。助手席ではMy奥さんが昼食用のおにぎりを握ってい
ます。何と、電気釜を車内に持ち込んでの気合いの作業。そうこう
しているうちに夜が明け、5:00に芦安に到着しました。市営駐車場
に車を停め、ここからは乗合バスに乗り換えます。
南アルプス林道はマイカー規制されており、バスに乗る必要がある
のですが、これがまたかなりの混雑で、登山客がギュウギュウに
乗り込んでいます。更には3台のバス隊列となりました。5:40発
のバスで出発、走っている途中、既に始発便の回送であるところ
18台ものバスとすれ違いました。うはー! 今日は一体、何人が
入山しているんだー!!
・多くの登山者で賑わう広河原
・広河原から北岳方面を望む
広河原到着6:40。多くの登山者が見受けられます。支度をして、
7:00に登山開始。吊橋で野呂川を渡り、最初は樹林帯を上ります。
本日は「北岳肩ノ小屋」を目指し、大樺沢を遡上するルートを
採っています。登山客が大変に多く、ちょっと難儀するような
地形では須らく渋滞しています。しばしば渡渉箇所があり、綺麗な
水を間近に楽しむことができます。大樺沢自体を渡る箇所が2箇所
あり、その箇所には即席、かつ堅牢な金属製の橋が架かって
いました。
・この吊橋を渡ってから、いよいよ登山開始
・渡渉箇所多し
・涼しげな清流も多々あり
登山開始から2時間半ほど歩き、目の前に雪渓が見えてきました。
ダイナミックな景観です。混雑は相変わらずで、視界の中に入って
いるだけでも登山者は50人を超えています。「何で海の日の連休に
山にこんなに沢山の人が。。。」という声が周囲から聞かれました。
・青空と緑のコントラストが素晴らしい。
大樺沢二俣に到着。その名の通りここから先は登山道が2手に分か
れます。ここから上は沢が雪渓になっており、左手は雪渓の上を
歩いて八本歯のコル経由で北岳山荘に至るルートとなっています。
僕達は装備も技術も無いため、右側の登山ルートを採ります。
・沢の合流点「二俣」。雪渓で埋め尽くされている。
そうは言っても傾斜は増し、キツい登りとなります。登り始めの
頃は大変綺麗な青空が広がっていましたが、気が付くとモクモクと
した雲の中に居るような、そんな視界不良となっていました。
ちょっと残念ですが、日差しが遮られてしのぎやすくなりました。
今回は何故かお昼ご飯を2回に分けてとりました。一回目は森林
の中で、二回目はドリーネのような広々とした斜面で。今朝方
My奥さんが車の中で作ったおにぎりを食べました。
・標高が上がり、景色が雄大になってきた。
更に急斜面を登り詰め、小太郎山への分岐点に到達しました。
さあ、あと30分ほどです。もう一頑張り。この先は特に難しい箇所は
無く、ほどなく北岳肩ノ小屋に到着しました。標高3000m、空気が
薄いです。時刻は13:30でした。ちょっと早目の到着ですが、十分に
疲れているので丁度良いかもしれません。
・やっと到着! 北岳肩ノ小屋
・雲やガスが多い。時折切れた個所から景色が見える。
受付で手続きを済ませ、中に入ります。僕達は大分早く着いた
方であると思っていたのですが、既に1/3程度は埋まっている
ようでした。そのうちに続々と登山者がやってきて、じきに
小屋は満員になりました。以降の登山者は隣や奥の別建物に
通されていたようです。
本日、山小屋は定員の2倍の人数で収容しているようでした。
定員通りに入れてもゆったりはできないくらいのスペースに、
2倍の人数での割り振りです。寝返りが打てない程度のギュウ
ギュウ詰めとなりますが、まあ、先ほどの登山者の渋滞を考え
れば納得は行きます。慣れていない人にとっては、ちょっと
ビックリするのではないでしょうか?…まあ、北岳くらいに
なると慣れていない人は居ないかもしれませんが。
夕食は鰆の煮物(おそらくレトルトパウチ製品)とサラダでした。
ご飯は大分軟らかく炊かれていましたが、まあそういうもの
です。味はあまり期待できませんが、3000mの高度でこれだけ
炊けているのは大したものです。何故かお味噌汁が田舎味噌
風味で美味しかったです。
・こんな夕食
食後に小屋の外で景色でも見ながら缶ビールで一服…と思った
矢先、激しい夕立が降ってきました。山の天気は変わりやすい
です。特にすることも無いので寝ようと思っていたところ、
雨が止み、窓の外が見事なオレンジに染まってきました。
再び小屋の外に出てみると、ガスが一瞬切れて、見事な日没と
富士山の景色が見られました。背後の太陽を浴びて、眼前の
霧に自分の影が映し出される、ブロッケン現象を見ることが
できました。
・素晴らしい日没
・反対側には赤く染まった富士山が
夜は、ギュウギュウに混雑した山小屋の中で、身動きの取れ
ない寝床でした。なかなか眠れませんが、横になっているだけ
でも疲れは回復してくるようです。夜中にお手洗いに起きて
小屋を出てみたところ、空には満天の星空が広がっていました。
天の川もクッキリハッキリ見えています。唖然とするほど見事な
星空でした。
・ギュウギュウ~!
何かと不便な山小屋泊りですが、普段見ることのできない物を
見られたりして、大変良かったです。明日は晴れると良いなぁ。
(8/1昼掲載)
久々に登山に出かけようと企んでいます。出発時刻1:30。行き先
は山梨県にある南アルプス「北岳」です。夜中の中央自動車道を
走りました。助手席ではMy奥さんが昼食用のおにぎりを握ってい
ます。何と、電気釜を車内に持ち込んでの気合いの作業。そうこう
しているうちに夜が明け、5:00に芦安に到着しました。市営駐車場
に車を停め、ここからは乗合バスに乗り換えます。
南アルプス林道はマイカー規制されており、バスに乗る必要がある
のですが、これがまたかなりの混雑で、登山客がギュウギュウに
乗り込んでいます。更には3台のバス隊列となりました。5:40発
のバスで出発、走っている途中、既に始発便の回送であるところ
18台ものバスとすれ違いました。うはー! 今日は一体、何人が
入山しているんだー!!
・多くの登山者で賑わう広河原
・広河原から北岳方面を望む
広河原到着6:40。多くの登山者が見受けられます。支度をして、
7:00に登山開始。吊橋で野呂川を渡り、最初は樹林帯を上ります。
本日は「北岳肩ノ小屋」を目指し、大樺沢を遡上するルートを
採っています。登山客が大変に多く、ちょっと難儀するような
地形では須らく渋滞しています。しばしば渡渉箇所があり、綺麗な
水を間近に楽しむことができます。大樺沢自体を渡る箇所が2箇所
あり、その箇所には即席、かつ堅牢な金属製の橋が架かって
いました。
・この吊橋を渡ってから、いよいよ登山開始
・渡渉箇所多し
・涼しげな清流も多々あり
登山開始から2時間半ほど歩き、目の前に雪渓が見えてきました。
ダイナミックな景観です。混雑は相変わらずで、視界の中に入って
いるだけでも登山者は50人を超えています。「何で海の日の連休に
山にこんなに沢山の人が。。。」という声が周囲から聞かれました。
・青空と緑のコントラストが素晴らしい。
大樺沢二俣に到着。その名の通りここから先は登山道が2手に分か
れます。ここから上は沢が雪渓になっており、左手は雪渓の上を
歩いて八本歯のコル経由で北岳山荘に至るルートとなっています。
僕達は装備も技術も無いため、右側の登山ルートを採ります。
・沢の合流点「二俣」。雪渓で埋め尽くされている。
そうは言っても傾斜は増し、キツい登りとなります。登り始めの
頃は大変綺麗な青空が広がっていましたが、気が付くとモクモクと
した雲の中に居るような、そんな視界不良となっていました。
ちょっと残念ですが、日差しが遮られてしのぎやすくなりました。
今回は何故かお昼ご飯を2回に分けてとりました。一回目は森林
の中で、二回目はドリーネのような広々とした斜面で。今朝方
My奥さんが車の中で作ったおにぎりを食べました。
・標高が上がり、景色が雄大になってきた。
更に急斜面を登り詰め、小太郎山への分岐点に到達しました。
さあ、あと30分ほどです。もう一頑張り。この先は特に難しい箇所は
無く、ほどなく北岳肩ノ小屋に到着しました。標高3000m、空気が
薄いです。時刻は13:30でした。ちょっと早目の到着ですが、十分に
疲れているので丁度良いかもしれません。
・やっと到着! 北岳肩ノ小屋
・雲やガスが多い。時折切れた個所から景色が見える。
受付で手続きを済ませ、中に入ります。僕達は大分早く着いた
方であると思っていたのですが、既に1/3程度は埋まっている
ようでした。そのうちに続々と登山者がやってきて、じきに
小屋は満員になりました。以降の登山者は隣や奥の別建物に
通されていたようです。
本日、山小屋は定員の2倍の人数で収容しているようでした。
定員通りに入れてもゆったりはできないくらいのスペースに、
2倍の人数での割り振りです。寝返りが打てない程度のギュウ
ギュウ詰めとなりますが、まあ、先ほどの登山者の渋滞を考え
れば納得は行きます。慣れていない人にとっては、ちょっと
ビックリするのではないでしょうか?…まあ、北岳くらいに
なると慣れていない人は居ないかもしれませんが。
夕食は鰆の煮物(おそらくレトルトパウチ製品)とサラダでした。
ご飯は大分軟らかく炊かれていましたが、まあそういうもの
です。味はあまり期待できませんが、3000mの高度でこれだけ
炊けているのは大したものです。何故かお味噌汁が田舎味噌
風味で美味しかったです。
・こんな夕食
食後に小屋の外で景色でも見ながら缶ビールで一服…と思った
矢先、激しい夕立が降ってきました。山の天気は変わりやすい
です。特にすることも無いので寝ようと思っていたところ、
雨が止み、窓の外が見事なオレンジに染まってきました。
再び小屋の外に出てみると、ガスが一瞬切れて、見事な日没と
富士山の景色が見られました。背後の太陽を浴びて、眼前の
霧に自分の影が映し出される、ブロッケン現象を見ることが
できました。
・素晴らしい日没
・反対側には赤く染まった富士山が
夜は、ギュウギュウに混雑した山小屋の中で、身動きの取れ
ない寝床でした。なかなか眠れませんが、横になっているだけ
でも疲れは回復してくるようです。夜中にお手洗いに起きて
小屋を出てみたところ、空には満天の星空が広がっていました。
天の川もクッキリハッキリ見えています。唖然とするほど見事な
星空でした。
・ギュウギュウ~!
何かと不便な山小屋泊りですが、普段見ることのできない物を
見られたりして、大変良かったです。明日は晴れると良いなぁ。
(8/1昼掲載)
雪山の谷川岳に登頂 [登山・アウトドア]
湯檜曽に前泊し、本日はいよいよ谷川岳登山です。昨年同様、ネイ
チャーツアーの会社「フォレスト&ウォーター」のガイドツアーに
参加します。
・「フォレスト&ウォーター」
http://www.fw-jp.com/
本日は僕達の他、カップルがもう一組参加されて、ガイドさんを
合わせて計5名のパーティーです。8時に集合し、準備開始。
9時にロープウェーに乗って天神平へ。気温は思ったほど低くなく、
風も弱く、陽も差していて、絶好のトレッキング日です。
9時30分あたりにスタート。
天神平はスキー場になっているのですが、適度な空き具合で、快適
に滑れそうでした。…が、僕たちはゲレンデの端っこをエッチラ
オッチラと登っていきます。
・エッチラオッチラと。。。
スノーシューは足が雪に沈まず、かつ雪を捉えて滑らないので、
実に快適に歩くことができます。夏の登山道とは違って、ダイレ
クトに尾根の上を歩けるところが良いですね。
最初の尾根に取り付いた時、行く手に谷川岳山頂が見えました。
実に綺麗で見事な景観です。ガイドさんのお話によると、本日は
これから天候が崩れるとのこと。あんなにクリアに見えているのに、
やはり山の天候は変わり易いということでしょうか。
・どど~ん!…と大迫力の谷川岳
どんどん進んでいきます。斜面がちょっと難しい箇所もあります
が、慎重に歩けば大丈夫。しかしながら途中、ロープが出たり
して、ちょっとしたクライミングっぽい箇所がありました。個人で
来ても、装備的、技術的に突破できないわけで、ガイドツアーで
参加した甲斐があると言うものです。
・危険個所はロープで確保して突破。
歩いているうちに熊穴沢避難小屋に到着しました。と言っても赤い
柱が一本ニョッキリと生えているだけでした。建物は完全に雪に
埋まっているわけです。ガイドさんがゾンテ(細長い棒)で雪面を
突っついてみたところ、240cmある棒を突き刺しても、地面には
当たりませんでした。すげー!
・コレ?
ちょっとした平らな場所で唐突にお昼ごはん。皆で雪の上に
座って食べました。ご飯を持ってくると凍るとのことで、本日は
パン食なのです。静かで幻想的な景色の前で食べる食事の味は
格別…と思いきや、パンもおかずも冷え切っていて、少々ゲンナリ
しています。歩いていた時は暑かったくらいなのですが、止まると
極寒の中に居ることが判ります。
・周囲を見渡すと、山々の抜群の景色が!
食後、傾斜を増した斜面をひたすら登ります。風で雪が舞い始めて、
だんだん視界が悪くなってきました。標高を増すにつれ、どんどん
厳しくなるようでした。先ほどの綺麗な景観はどこへやら、厳しい
冬山登山の様相を呈してきました。
そのうち、見慣れた標識が現れました。天神尾根と西黒尾根が
合流し、肩の小屋の近くにある標識です。肩の小屋は意外と雪
に全没してはいませんでした。ガイドさんの話によると、風が
強過ぎて雪は深くは積もらないとのことです。
あと少しでホワイトアウトしてしまいそうなほどの風でしたが、
何とか山頂に到達することができました。バンザーイ!…と感動に
浸る余裕は無く、5分くらいの山頂滞在時間でした。うーむ、残念
な気もしますが、登頂できただけでも幸運だったと思わなければ。
・山頂の標識も辛うじて雪に埋もれてはいなかった。
下りは、先ほどの道を引き返すわけですが、足跡はほとんど消え、
かつフカフカだった場所がガリガリ道になっていたりと、大分
印象が変わっていました。山の天候変化は本当に怖いですねー。
下りは慎重に行かなければなりません。ガリガリ道ではスノー
シューの爪がうまく雪に刺さらず、滑り落ちる可能性があるから
です。下りとは言え、それなりに筋力を要します。ここまでに
大分スタミナを使ったらしく、膝がカクカクしてきました。
うぉっ、これはマズい。My奥さんも苦しそうです。…が、ガイド
さんはともかく、もう一組のカップルが平気で歩いています。
うーむ、このあたりで体力差が出てきたかな。谷川岳登頂ツアー
に申し込むくらいですので、それなりの人が参加されるのでしょう。
で、やはり途中でロープで確保しての登り下り、アンザイレンでの
歩きの箇所などを経て、ようやく安全な箇所に到達しました。
あとはのんびり歩いたり、斜面で滑って遊んだりしました。16時
ちょっと前に天神平に戻りました。何だかんだで7時間くらいの
ツアーだったわけで、少々疲れました。…が、大変楽しかったです。
次回は晴れている山頂に立てればと思います。
山の疲れは麓の温泉で癒すのが一番。が、手っ取り早く昨日宿泊
した「ホテル湯の陣」にて温泉をお借りしました。嬉しいことに
前日宿泊者は無料なのです。十分温まってから帰路に就きました。
お腹が空いていたので、地元の名物などを食べようということに
なりました。車で水上ICで入らずに下道を少々走って行った場所は
「源」です。今日のガイドの方に熱烈にお勧めされたお店です。
内部は民芸風で、僕達は囲炉裏の前に着席しました。ここは蕎麦と
トンカツが有名と言われているお店で、いずれも最初に塩だけで
食べさせるところが通好みです。確かに素材の味が良く判り、
美味しかったです。
・そば処「源」
http://www.gunma-akindo.jp/data/3-007/3-007.htm
・囲炉裏の前で食べる蕎麦は雰囲気満点。
その後、関越→環八で帰ったのですが、関越はスムーズながら
環八が事故でビクとも動きません。帰宅時刻は午前2時過ぎと
なってしまいました。ふぅー、疲れたッス。
(3/5深夜掲載)
チャーツアーの会社「フォレスト&ウォーター」のガイドツアーに
参加します。
・「フォレスト&ウォーター」
http://www.fw-jp.com/
本日は僕達の他、カップルがもう一組参加されて、ガイドさんを
合わせて計5名のパーティーです。8時に集合し、準備開始。
9時にロープウェーに乗って天神平へ。気温は思ったほど低くなく、
風も弱く、陽も差していて、絶好のトレッキング日です。
9時30分あたりにスタート。
天神平はスキー場になっているのですが、適度な空き具合で、快適
に滑れそうでした。…が、僕たちはゲレンデの端っこをエッチラ
オッチラと登っていきます。
・エッチラオッチラと。。。
スノーシューは足が雪に沈まず、かつ雪を捉えて滑らないので、
実に快適に歩くことができます。夏の登山道とは違って、ダイレ
クトに尾根の上を歩けるところが良いですね。
最初の尾根に取り付いた時、行く手に谷川岳山頂が見えました。
実に綺麗で見事な景観です。ガイドさんのお話によると、本日は
これから天候が崩れるとのこと。あんなにクリアに見えているのに、
やはり山の天候は変わり易いということでしょうか。
・どど~ん!…と大迫力の谷川岳
どんどん進んでいきます。斜面がちょっと難しい箇所もあります
が、慎重に歩けば大丈夫。しかしながら途中、ロープが出たり
して、ちょっとしたクライミングっぽい箇所がありました。個人で
来ても、装備的、技術的に突破できないわけで、ガイドツアーで
参加した甲斐があると言うものです。
・危険個所はロープで確保して突破。
歩いているうちに熊穴沢避難小屋に到着しました。と言っても赤い
柱が一本ニョッキリと生えているだけでした。建物は完全に雪に
埋まっているわけです。ガイドさんがゾンテ(細長い棒)で雪面を
突っついてみたところ、240cmある棒を突き刺しても、地面には
当たりませんでした。すげー!
・コレ?
ちょっとした平らな場所で唐突にお昼ごはん。皆で雪の上に
座って食べました。ご飯を持ってくると凍るとのことで、本日は
パン食なのです。静かで幻想的な景色の前で食べる食事の味は
格別…と思いきや、パンもおかずも冷え切っていて、少々ゲンナリ
しています。歩いていた時は暑かったくらいなのですが、止まると
極寒の中に居ることが判ります。
・周囲を見渡すと、山々の抜群の景色が!
食後、傾斜を増した斜面をひたすら登ります。風で雪が舞い始めて、
だんだん視界が悪くなってきました。標高を増すにつれ、どんどん
厳しくなるようでした。先ほどの綺麗な景観はどこへやら、厳しい
冬山登山の様相を呈してきました。
そのうち、見慣れた標識が現れました。天神尾根と西黒尾根が
合流し、肩の小屋の近くにある標識です。肩の小屋は意外と雪
に全没してはいませんでした。ガイドさんの話によると、風が
強過ぎて雪は深くは積もらないとのことです。
あと少しでホワイトアウトしてしまいそうなほどの風でしたが、
何とか山頂に到達することができました。バンザーイ!…と感動に
浸る余裕は無く、5分くらいの山頂滞在時間でした。うーむ、残念
な気もしますが、登頂できただけでも幸運だったと思わなければ。
・山頂の標識も辛うじて雪に埋もれてはいなかった。
下りは、先ほどの道を引き返すわけですが、足跡はほとんど消え、
かつフカフカだった場所がガリガリ道になっていたりと、大分
印象が変わっていました。山の天候変化は本当に怖いですねー。
下りは慎重に行かなければなりません。ガリガリ道ではスノー
シューの爪がうまく雪に刺さらず、滑り落ちる可能性があるから
です。下りとは言え、それなりに筋力を要します。ここまでに
大分スタミナを使ったらしく、膝がカクカクしてきました。
うぉっ、これはマズい。My奥さんも苦しそうです。…が、ガイド
さんはともかく、もう一組のカップルが平気で歩いています。
うーむ、このあたりで体力差が出てきたかな。谷川岳登頂ツアー
に申し込むくらいですので、それなりの人が参加されるのでしょう。
で、やはり途中でロープで確保しての登り下り、アンザイレンでの
歩きの箇所などを経て、ようやく安全な箇所に到達しました。
あとはのんびり歩いたり、斜面で滑って遊んだりしました。16時
ちょっと前に天神平に戻りました。何だかんだで7時間くらいの
ツアーだったわけで、少々疲れました。…が、大変楽しかったです。
次回は晴れている山頂に立てればと思います。
山の疲れは麓の温泉で癒すのが一番。が、手っ取り早く昨日宿泊
した「ホテル湯の陣」にて温泉をお借りしました。嬉しいことに
前日宿泊者は無料なのです。十分温まってから帰路に就きました。
お腹が空いていたので、地元の名物などを食べようということに
なりました。車で水上ICで入らずに下道を少々走って行った場所は
「源」です。今日のガイドの方に熱烈にお勧めされたお店です。
内部は民芸風で、僕達は囲炉裏の前に着席しました。ここは蕎麦と
トンカツが有名と言われているお店で、いずれも最初に塩だけで
食べさせるところが通好みです。確かに素材の味が良く判り、
美味しかったです。
・そば処「源」
http://www.gunma-akindo.jp/data/3-007/3-007.htm
・囲炉裏の前で食べる蕎麦は雰囲気満点。
その後、関越→環八で帰ったのですが、関越はスムーズながら
環八が事故でビクとも動きません。帰宅時刻は午前2時過ぎと
なってしまいました。ふぅー、疲れたッス。
(3/5深夜掲載)
屋久島旅行(五日目:白谷雲水峡散策) [登山・アウトドア]
長かった屋久島旅行も本日で最終日です。張り切って行こうと
思います。本日の天候も爽やかな快晴です。
少々朝寝坊をして、8:00からの朝食としました。朝食もバイキング
形式でしたが、昨夜の食べ過ぎの影響で、それほど多くは食べられ
ませんでした。元より、時刻が遅いため、残っている料理も少な
かったわけですが。この時刻まで宿に残っている客は多くないよう
です。屋久島の観光客の朝は早いのです。
・朝からタップリと食べてみる。
・宮之浦近辺からの山の景観
宿を9:30にチェックアウト。最終日の本日は白谷雲水峡を目指し
ます。一昨日に駆け抜けるように通ったのみで、別途じっくりと
散策したいと考えていました。宮之浦のコンビニで「おにぎり
弁当」を買い、白谷雲水峡までの山道を車で飛ばします。本日は
平日のため、山道で他の自動車が少なくて助かりました。30分
ほどで駐車場に到着しました。ほぼ満車でしたが、何とか奥の
未舗装の部分に駐車することができました。混雑時には車が溢れ、
遥か遠くに路肩駐車しなければならないと聞いていたため、
今回は良かったです。
・白谷雲水峡の清流
・こんな感じの岩場を歩いて登る。
登山準備をし、10:30に出発です。本日のコースは白谷雲水峡の
管理棟~太鼓岩までの 距離約2.5km,比高約450mのコースです。
一昨日の登山で全身筋肉痛ながら、鍛えられたためか僕もMy奥
さんも登山のペースが数段早く、先行パーティーを次々と追い
抜きつつ、1時間15分ほどで辻峠に到達しました。2日前に
通り抜けた峠です。
・もののけ姫の森、一昨日に見た時とは光線が違い、印象が違う。
・再び訪れた辻峠
本日は辻峠から更に左手に上り、山頂を目指します。急坂を
10分ほど登ると、今まで鬱蒼とした木々ばかりだったのですが、
いきなり見事な眺望が開けました! 太鼓岩に到着です。
おおっ絶景!!
・太鼓岩からの絶景!
屋久島の山々がパノラマ写真のように見え、眼下には深い森と
川が延々と広がっています。視界はクリアで、宮之浦岳まで見通せ
ました。本日の宮之浦岳は雲が覆っていて、時折山頂が見え隠れ
するような天候のようです。
太鼓岩からしげしげと宮之浦岳を眺めていて思ったのですが、
僕達もよく歩くなー…と感心しているところです。屋久島旅行
2~3日目で、淀川登山口からあの山頂まで到達し、この太鼓岩の
すぐ横の辻峠を経て白谷雲水峡に至ったわけです。よくもまあ
あんな遠くから歩いて来ることができたものだと、呆れてしまう
くらい宮之浦岳が遠くに見えるわけです。
景色を見ながらおにぎり弁当を食べました。コンビニで購入した
割には美味しいお弁当で、大満足です。もしかしたらちゃんと
したお弁当屋さんがコンビニに卸しているのかもしれません。
ほどなく、だんだん人が増えてきました。風も強くなってきて
のんびりお弁当を食べている雰囲気では無くなってきました。
急いで食べ終わり、太鼓岩を後にすることにします。
・どんどん人が集ってきて、大入り満員の太鼓岩。
帰りは元来た道を楽々帰る予定だったのですが、単に往復をする
だけではつまらなかったため、横道にそれて「原生林歩道」と
いうちょっとレベルの高い登山道を歩いてみました。
結局は白谷雲水峡まで至る道なので、下りばかりだと思っていた
のですが、それが甘かった! 上り下りが繰り返されるコースで、
谷川の渡渉箇所が何か所もある、ややテクニカルなルートでした。
全然ペースが上がりません。その分周囲が大変に山深く、他の
登山者がほとんど居ません。登山道に居ながら遭難気分が味わえる、
そんな見事としか言いようが無いほどに 原生林っぽい様相を
呈していました。
・色々な杉がある。
・奉行杉
コース上に杉が多く、二代くぐり杉→奉行杉→三本槍杉→びびんご杉
→三本足杉→二代大杉…などと妙な名前の杉が沢山存在しました。
いずれも形が妙な杉ばかりで、大変興味深かったです。
長距離を歩いたことで、2人とも大分疲れてしまいました。…と、
My奥さんが渡渉時に転倒。濡れた木道の苔に足を取られた模様
です。ひざにあざができてしまいました。骨折や捻挫をしなくて
良かったですが、白谷雲水峡の遊歩道に合流するまであとわずか
100mのところだったので、残念です。
そんなこんなですっかり疲労して14:15に下山完了。所要時間は
昼食や休憩も入れて3時間45分でした。帰路に原生林歩道を使用
してこの時間ですので、かなりのハイペースだったと思います。
何だかんだで最終日も飛ばしてしまいました。
・宮之浦港を見下ろす、素晴らしい眺望
その後、宮之浦港まで下り、所持金が底を尽いてきたので鹿児島
銀行でお金を下ろしました。(本日が平日で良かったです。。。)
その後、楠川温泉に行きました。白濁した本格的な温泉です。
屋久島は火山島ではないのですが、海岸近くにいくつかの温泉が
あります。その中でもここ楠川温泉は温泉成分の濃度が高い場所の
ようです。
・途中で見つけたドラえもん(?)のオブジェ
・楠川温泉
公共浴場の温泉で、昔懐かしい建物です。内部もレトロ感漂う
渋い施設でした。硫黄の香りのする白濁した温泉…じっくりと
漬かって疲れを癒しました。
いやはや、すっかり屋久島を満喫致しました。大変名残惜しい
ですが、そろそろ帰りの時刻です。お土産を買わなければなら
ないのですが、宮之浦→空港までの間にそれらしいお土産屋
さんが見当たりません。昨日泊まった縄文の宿まんてんの
お土産屋「まんてんマート」にてお土産を購入しました。
飛行機は定刻通り18:00に出発。夕焼けの屋久島を見下ろすと、
初日に訪問した屋久島灯台の灯が見えました。何とも情緒に
溢れています。往路と同じコースで鹿児島空港で乗り継ぎ、
21:00に羽田空港着。21:45には帰宅できました。
こんな感じで屋久島旅行は幕を閉じました。
・お土産に買ってきた、屋久島で有名な焼酎「三岳」
下記、今回の旅行におけるいくつかの所感です。
■天候
今回の旅行では天候に恵まれたことを特筆しなければなりません。
「月に35日雨が降る」と言われている屋久島ですので、今回は
数段贅沢な旅行であったと思います。
宮之浦岳登山開始前、及び自動車での移動中に雨に降られた
程度で、自慢のゴアテックス雨具は遂に一度も開くこと無く
終わってしまいました。
多分に台風一過であったことが影響していると思います。
なお、旅行出発日前日の鹿児島行きの飛行機は台風のため
欠航でした。運が良いですねー。
■今回の登山コース
[レンタカー]→淀川登山口→宮之浦岳→新高塚小屋(泊)→縄文杉
→分岐→辻峠→白谷雲水峡→[バス1]→宮之浦港→[バス2]→紀元杉
→[徒歩]→淀川登山口[レンタカー回収]
縦走を楽しみつつも、バス乗り継ぎによりレンタカー回収プラン。
最初に考え付いた時には「何と言う妙案!」…時間を効率的に
使用でき、お金も節約できる良案であると自画自賛していました。
(おそらく同様のコースを考えた人は過去にも沢山いらっしゃるかと
思いますが。)
しかしながら実際に実行してみるとかなりキツい行程でした。
まあ、ある程度健脚な方にとってはご参考になるのではない
でしょうか?
■宿泊計画
今回は天候次第で下記のいずれかの計画を立てていました。
・山小屋泊で1泊2日の山行
・宮之浦岳ピストン+縄文杉ピストン
天候相手ですので直前まで決まらないため、宿の予約計画が難しい
ところです。今回は3連泊を「松峯荘」としましたが、貸別荘の
スタイルなためチェックアウトするまで時間を自由に使える点で
良かったです。早朝出発も深夜戻りも自由自在です。今回登山で
ほとんど松峯荘には居ず、山小屋泊で一泊分を捨てたことも
考えると、安価で最適であったと思いました。
■ガイドツアー登山の多さ
荒川登山口から縄文杉に至るコースはもちろん、淀川登山口から
宮之浦岳に至るコースも、今までに僕が見たことのないくらいの
ガイドツアーのパーティーに遭遇しました。通常の登山として
考えていると少々面食らうところがありますが、ガイドツアーが
屋久島におけるメインストリームなのでしょう。ツアーの団体さん
とのすれ違いや追い抜きが難しい箇所では容易に渋滞ができます。
このあたりのタイムロスをコースタイムに見込んでおいた方が良い
でしょう。または、混雑する前に逃げ切るような登山計画を立てる
のも良い手だと思います。
■チケット手配
今回のチケット手配は南西旅行開発さんを利用しました。
決め手は「往復航空券+1泊宿泊付き」プランの宿泊部分に
関して、屋久島滞在中に好きな日付を指定できることでした。
(最終日に「縄文の宿まんてん」を指定)
※多くは旅行初日が宿泊日に指定されるようです。
・南西旅行開発
http://www.south-west.co.jp/
当初は鹿児島から高速船を使用することも検討していたのですが、
台湾の台風による流木騒ぎもあり、飛行機の空席待ち対応を
してくれたり、連動してレンタカーの配車場所を変えて下さっ
たりと、フレキシブルな対応をしていただき、大変助かりました。
以上、屋久島旅行記でした。引っ越しの翌週という時間的にも
経済的にもキツい時期に大旅行を決行してしまいましたが、
大自然に触れてすっかりリフレッシュすることができました。
今回屋久島に行けて、大変良かったです。[終わり]
(11/10深夜掲載)
思います。本日の天候も爽やかな快晴です。
少々朝寝坊をして、8:00からの朝食としました。朝食もバイキング
形式でしたが、昨夜の食べ過ぎの影響で、それほど多くは食べられ
ませんでした。元より、時刻が遅いため、残っている料理も少な
かったわけですが。この時刻まで宿に残っている客は多くないよう
です。屋久島の観光客の朝は早いのです。
・朝からタップリと食べてみる。
・宮之浦近辺からの山の景観
宿を9:30にチェックアウト。最終日の本日は白谷雲水峡を目指し
ます。一昨日に駆け抜けるように通ったのみで、別途じっくりと
散策したいと考えていました。宮之浦のコンビニで「おにぎり
弁当」を買い、白谷雲水峡までの山道を車で飛ばします。本日は
平日のため、山道で他の自動車が少なくて助かりました。30分
ほどで駐車場に到着しました。ほぼ満車でしたが、何とか奥の
未舗装の部分に駐車することができました。混雑時には車が溢れ、
遥か遠くに路肩駐車しなければならないと聞いていたため、
今回は良かったです。
・白谷雲水峡の清流
・こんな感じの岩場を歩いて登る。
登山準備をし、10:30に出発です。本日のコースは白谷雲水峡の
管理棟~太鼓岩までの 距離約2.5km,比高約450mのコースです。
一昨日の登山で全身筋肉痛ながら、鍛えられたためか僕もMy奥
さんも登山のペースが数段早く、先行パーティーを次々と追い
抜きつつ、1時間15分ほどで辻峠に到達しました。2日前に
通り抜けた峠です。
・もののけ姫の森、一昨日に見た時とは光線が違い、印象が違う。
・再び訪れた辻峠
本日は辻峠から更に左手に上り、山頂を目指します。急坂を
10分ほど登ると、今まで鬱蒼とした木々ばかりだったのですが、
いきなり見事な眺望が開けました! 太鼓岩に到着です。
おおっ絶景!!
・太鼓岩からの絶景!
屋久島の山々がパノラマ写真のように見え、眼下には深い森と
川が延々と広がっています。視界はクリアで、宮之浦岳まで見通せ
ました。本日の宮之浦岳は雲が覆っていて、時折山頂が見え隠れ
するような天候のようです。
太鼓岩からしげしげと宮之浦岳を眺めていて思ったのですが、
僕達もよく歩くなー…と感心しているところです。屋久島旅行
2~3日目で、淀川登山口からあの山頂まで到達し、この太鼓岩の
すぐ横の辻峠を経て白谷雲水峡に至ったわけです。よくもまあ
あんな遠くから歩いて来ることができたものだと、呆れてしまう
くらい宮之浦岳が遠くに見えるわけです。
景色を見ながらおにぎり弁当を食べました。コンビニで購入した
割には美味しいお弁当で、大満足です。もしかしたらちゃんと
したお弁当屋さんがコンビニに卸しているのかもしれません。
ほどなく、だんだん人が増えてきました。風も強くなってきて
のんびりお弁当を食べている雰囲気では無くなってきました。
急いで食べ終わり、太鼓岩を後にすることにします。
・どんどん人が集ってきて、大入り満員の太鼓岩。
帰りは元来た道を楽々帰る予定だったのですが、単に往復をする
だけではつまらなかったため、横道にそれて「原生林歩道」と
いうちょっとレベルの高い登山道を歩いてみました。
結局は白谷雲水峡まで至る道なので、下りばかりだと思っていた
のですが、それが甘かった! 上り下りが繰り返されるコースで、
谷川の渡渉箇所が何か所もある、ややテクニカルなルートでした。
全然ペースが上がりません。その分周囲が大変に山深く、他の
登山者がほとんど居ません。登山道に居ながら遭難気分が味わえる、
そんな見事としか言いようが無いほどに 原生林っぽい様相を
呈していました。
・色々な杉がある。
・奉行杉
コース上に杉が多く、二代くぐり杉→奉行杉→三本槍杉→びびんご杉
→三本足杉→二代大杉…などと妙な名前の杉が沢山存在しました。
いずれも形が妙な杉ばかりで、大変興味深かったです。
長距離を歩いたことで、2人とも大分疲れてしまいました。…と、
My奥さんが渡渉時に転倒。濡れた木道の苔に足を取られた模様
です。ひざにあざができてしまいました。骨折や捻挫をしなくて
良かったですが、白谷雲水峡の遊歩道に合流するまであとわずか
100mのところだったので、残念です。
そんなこんなですっかり疲労して14:15に下山完了。所要時間は
昼食や休憩も入れて3時間45分でした。帰路に原生林歩道を使用
してこの時間ですので、かなりのハイペースだったと思います。
何だかんだで最終日も飛ばしてしまいました。
・宮之浦港を見下ろす、素晴らしい眺望
その後、宮之浦港まで下り、所持金が底を尽いてきたので鹿児島
銀行でお金を下ろしました。(本日が平日で良かったです。。。)
その後、楠川温泉に行きました。白濁した本格的な温泉です。
屋久島は火山島ではないのですが、海岸近くにいくつかの温泉が
あります。その中でもここ楠川温泉は温泉成分の濃度が高い場所の
ようです。
・途中で見つけたドラえもん(?)のオブジェ
・楠川温泉
公共浴場の温泉で、昔懐かしい建物です。内部もレトロ感漂う
渋い施設でした。硫黄の香りのする白濁した温泉…じっくりと
漬かって疲れを癒しました。
いやはや、すっかり屋久島を満喫致しました。大変名残惜しい
ですが、そろそろ帰りの時刻です。お土産を買わなければなら
ないのですが、宮之浦→空港までの間にそれらしいお土産屋
さんが見当たりません。昨日泊まった縄文の宿まんてんの
お土産屋「まんてんマート」にてお土産を購入しました。
飛行機は定刻通り18:00に出発。夕焼けの屋久島を見下ろすと、
初日に訪問した屋久島灯台の灯が見えました。何とも情緒に
溢れています。往路と同じコースで鹿児島空港で乗り継ぎ、
21:00に羽田空港着。21:45には帰宅できました。
こんな感じで屋久島旅行は幕を閉じました。
・お土産に買ってきた、屋久島で有名な焼酎「三岳」
下記、今回の旅行におけるいくつかの所感です。
■天候
今回の旅行では天候に恵まれたことを特筆しなければなりません。
「月に35日雨が降る」と言われている屋久島ですので、今回は
数段贅沢な旅行であったと思います。
宮之浦岳登山開始前、及び自動車での移動中に雨に降られた
程度で、自慢のゴアテックス雨具は遂に一度も開くこと無く
終わってしまいました。
多分に台風一過であったことが影響していると思います。
なお、旅行出発日前日の鹿児島行きの飛行機は台風のため
欠航でした。運が良いですねー。
■今回の登山コース
[レンタカー]→淀川登山口→宮之浦岳→新高塚小屋(泊)→縄文杉
→分岐→辻峠→白谷雲水峡→[バス1]→宮之浦港→[バス2]→紀元杉
→[徒歩]→淀川登山口[レンタカー回収]
縦走を楽しみつつも、バス乗り継ぎによりレンタカー回収プラン。
最初に考え付いた時には「何と言う妙案!」…時間を効率的に
使用でき、お金も節約できる良案であると自画自賛していました。
(おそらく同様のコースを考えた人は過去にも沢山いらっしゃるかと
思いますが。)
しかしながら実際に実行してみるとかなりキツい行程でした。
まあ、ある程度健脚な方にとってはご参考になるのではない
でしょうか?
■宿泊計画
今回は天候次第で下記のいずれかの計画を立てていました。
・山小屋泊で1泊2日の山行
・宮之浦岳ピストン+縄文杉ピストン
天候相手ですので直前まで決まらないため、宿の予約計画が難しい
ところです。今回は3連泊を「松峯荘」としましたが、貸別荘の
スタイルなためチェックアウトするまで時間を自由に使える点で
良かったです。早朝出発も深夜戻りも自由自在です。今回登山で
ほとんど松峯荘には居ず、山小屋泊で一泊分を捨てたことも
考えると、安価で最適であったと思いました。
■ガイドツアー登山の多さ
荒川登山口から縄文杉に至るコースはもちろん、淀川登山口から
宮之浦岳に至るコースも、今までに僕が見たことのないくらいの
ガイドツアーのパーティーに遭遇しました。通常の登山として
考えていると少々面食らうところがありますが、ガイドツアーが
屋久島におけるメインストリームなのでしょう。ツアーの団体さん
とのすれ違いや追い抜きが難しい箇所では容易に渋滞ができます。
このあたりのタイムロスをコースタイムに見込んでおいた方が良い
でしょう。または、混雑する前に逃げ切るような登山計画を立てる
のも良い手だと思います。
■チケット手配
今回のチケット手配は南西旅行開発さんを利用しました。
決め手は「往復航空券+1泊宿泊付き」プランの宿泊部分に
関して、屋久島滞在中に好きな日付を指定できることでした。
(最終日に「縄文の宿まんてん」を指定)
※多くは旅行初日が宿泊日に指定されるようです。
・南西旅行開発
http://www.south-west.co.jp/
当初は鹿児島から高速船を使用することも検討していたのですが、
台湾の台風による流木騒ぎもあり、飛行機の空席待ち対応を
してくれたり、連動してレンタカーの配車場所を変えて下さっ
たりと、フレキシブルな対応をしていただき、大変助かりました。
以上、屋久島旅行記でした。引っ越しの翌週という時間的にも
経済的にもキツい時期に大旅行を決行してしまいましたが、
大自然に触れてすっかりリフレッシュすることができました。
今回屋久島に行けて、大変良かったです。[終わり]
(11/10深夜掲載)
屋久島旅行(四日目:安房川カヤック) [登山・アウトドア]
起床時刻8:30。前日に薬局で薬を買って足に塗っておいたためか、
恐れていた筋肉痛はそれほどでもありませんでした。本日の観光は、
少々の運動を交えても問題無さそうです。10:00にチェックアウト。
まずは宮之浦に向けて車を飛ばします。本日も天候は晴れです。
お茶の販売所である「八万寿園」に立ち寄りました。名物の抹茶
ソフトクリームがお目当てです。
・お茶工房「八万寿園」(楽天市場)
http://www.rakuten.co.jp/hachimanju/
知らなかったのですが、ここ屋久島ではお茶が作られているよう
です。このお店ではお茶をメインに、お土産物等が売られていま
した。抹茶ソフトを注文したのですが、親切にも美味しい冷茶の
サービスがありました。ソフトのお味は、お茶の味が濃厚かつ
すっきりと伝わってきて、素材重視で僕好みの味でした。
午前中は宮之浦川と白谷川との合流地点で川遊び。透明な川の流れ
とまっ白い岩の織りなす景観が綺麗です。川の中の岩の一つに上
に座り、先ほど「できたて屋2」で買ってきたパンとおにぎりで
朝食をとりました。景色が良いと食事も美味しいです。食後は岩の
上で昼寝をしました。
・白谷川の綺麗な景観
・いかにも手作りの雰囲気
その後、石の上を散歩しました。調子に乗って石の上をピョン
ピョン渡っていたところ、唐突に足を滑らせて両足ドボン事件
発生! 自動車運転のため登山靴ではなく運動靴だったため、
すっかり中まで濡れてしまいました。なお、この靴は明日の朝まで
乾きませんでした。
・透明な水が贅沢にじゃんじゃん流れていた。
昼に、宮之浦大橋横にあるラーメン屋さん「王龍」にて「屋久島
ラーメン」を食べてきました。中心にトビウオのすり身が入って
いるチャーシューが独創的です。サバのなまり節スライス、
トビウオの出汁スープと、正に屋久島竹炭を練り込んだと言う
黒い麺が独特です。その他のメニューもやや独特のアイディア
メニューですが、なかなか楽しそうです。
・中華料理「王龍」
http://www.geocities.jp/wanron_yakushima/
・何と、麺が黒い!
食後、車で再び安房に戻り、午後イチで「健康の森公園」に
行きました。丁度ゲートボールが終わったと思われるご高齢の
方々の自動車が続々と出てくるところでした。この公園自体は
観光地という趣ではなく、地元の方のための公園です。
ここでの僕のお目当ては安房森林鉄道の起点を見る事です。
昨日歩いたトロッコ道の線路の起点となります。線路は
「屋久島電工区間」と「屋久島森林管理署区間」に分かれて
いるとのことです。前者が安房~荒川登山口、後者が荒川
登山口~大株歩道入口の区間となっており、昨日歩いた道は
後者の一部分となります。
地形図を片手にウロウロと探し回っていると、唐突に線路が
始まっている場所がありました。小型のテルファー(…とは
言わないのかな)が見え、荷物の積み下ろしに使われていた
ことが伺えます。あとは線路の上にガレージ風の建物があり、
小さなモーターカーが停まっていました。それ以外の設備は
特に無く、単線のままなので何だかあっけない起点ですが、
以前はもっと低いところまで線路が延びており、安房港まで
達していたとのこと。
・小さなガレージがあった。
・車止め地点
13:30、先ほど予約したアウトドアガイドツアーのお店に
行きました。「スピニカ」というちょっと変わった名前の
お店です。My奥さんの提案で、リバーカヤックを体験する
ことにしました。突然の電話にも関わらず快く対応して
下さいました。
・屋久島 遊び処 スピニカ
http://www14.ocn.ne.jp/~umikawa/
僕達は今までにカヤックの類を体験したことがありません。
池のボートくらいは乗ったことがあるのですが、あまり似て
いないようです。カヤックはダブルブレードパドル(水掻きが
両側に付いているパドル)一本を使って漕ぐことになります。
勝手が分かりませんので、インストラクターの方にまずは
パドル操作の基本から教えていただきました。
さて、出発。安房川の河口にほど近い「安房大橋」の付近から
カヤックに乗り込みました。2人乗りの前にMy奥さん、後ろに
僕が乗って二人で漕いで進みます。インストラクターの方は
一人用の小さなカヤックに乗っています。
・スタート地点は河口にある安房大橋の至近
本日のコースはこの安房川を遡上し、行ける箇所まで行って折り
返し戻ってくるルートです。ここ安房川は海抜0メートル地点が
かなり内陸まで入り込んでいる、フィヨルドまたはリアス式海岸
のような地形をしています。
カヤックを漕いでみると、川の流れの逆流はあるものの、穏やか
で風も無く、思いの外スイスイと進むことができます。まあ、川の
流れが急だった場合には思い通りに進まないんだろうな…とは
思いますが。水が透明で川底が見え、とても気持ちの良い水上
散歩です。
・大自然の中に見える人工物「松峰大橋」
じきに両岸が切り立ってきて、険しい地形になってきました。
河口の街から近い位置であることを忘れてしまうほど、自然の
中に入ってきているような気がしました。
途中、水力発電所からの放水が合流する箇所があり、ここだけ
流れがやや急な部分がありました。川の流れに進路を取られ
そうになり、シャカリキにパドルを漕いで突破しました。この
箇所以外に疲れるような場所はありませんでした。
上流に遡上すること約3km、海抜0メートル地点は終了です。この
先は渓流のような急流を呈しており、カヤックでは遡上すること
ができません。
・ここから先は渓流だ。
ここでカヤックを岸に着け、シュノーケリングを行いました。
10月なので気温や水温は低いのですが、本州よりは温暖です。
ウェットスーツを着込んで川に潜りました。水が透き通っていて
大変綺麗です。急流に流されまいと小魚が必死で泳いでいるのが
見えました。岩にしがみついて休んでいる魚が居たりして、
コミカルで楽しかったです。
ひとしきり楽しんだ後、元来たルートを戻りました。緩やかとは
言え川の流れがあるので、帰りは大分楽に進むことができました。
あっという間に安房大橋に到達しました。名残惜しいですが
これでカヤックは終了です。大変楽しかったです。
その後、先ほど安房川から見上げた「松峰大橋」に車で行って
みることにしました。ややアプローチが難しい場所でしたが、
帰り際にガイドさんに道順を教えてもらっています。あと少しで
橋にさしかかる到着…というところでトロッコの線路が見え
ました。安房右岸に沿って線路が施設されていることが判り
ます。その先に松峯大橋がありました。
・唐突にトロッコの線路が現れる。
・本当に現役なのだろうか? 自然と同化しつつある線路
高さ75mの松峰大橋から見下ろす絶景、かなり凄いです。先ほど
カヤックをしていた場所が一望できました。深い緑の中に一筋
の安房川の流れが貫いており、本当に大自然の中をカヤックで
進んでいたことがわかりました。
・松峰大橋から安房港方を望む
・反対側の山側を望む、大変山深い。
周囲が暗くなっていました。本日はもう宿に直行です。本日の
宿泊場所は屋久島空港目の前にある「縄文の宿まんてん」です。
今回の旅行は「往復航空券+一泊」のパッケージなのですが、
その一泊はこの宿を選びました。色々なガイドブックに載って
いたため、無難かな…と思い。その他高級っぽい旅館も選べた
のですが、追加料金がかなり高かったため却下した経緯も
あります。
この旅館、パオのような離れの部屋もあるのですが、僕達は
お値段の都合上ビジネスホテルのような狭い部屋となります。
そうは言いながらも清潔で木の床の感触が良い、心地良い宿
だったと思います。
早速大浴場に行き、温泉に入りました。比較的広めの浴場
で、露天風呂も充実しています。時刻が遅かったためか、
何と僕一人で広々と使わさせていただきました。…が、後ほど
My奥さんに話を聞いたところ、女湯には人が大層沢山居て難儀
したとのこと。うーむ、この宿の宿泊者は女性が多いのかな?
そう言えば思い返してみると、この旅行中、屋久島には
明らかに女性観光客が多かったような。。。ガイドブック
やらインターネット検索やらで見てみると、屋久島は
「スピリチュアルな癒しの島」…ということになっている
ようで、草食系男子は少なく、女子だけのグループ訪問が
多いとのことです。それにしてもこの旅館内は1:5くらいの
男女比率のように見えました。
・夕食はバイキング形式
夕食はバイキング形式でした。新鮮な魚介のお寿司、肉厚な
黒豚を使用した料理などが沢山あり、お腹いっぱいになり
ました。あまりにも食べ過ぎて、夜半に胃もたれを起こした
くらいです。生中2杯半ですっかり酔いが回ってしまいました。
酔いと満腹で動けなくなり、寝る前に温泉に入ろうと思って
いた目論見はあっさりと諦め、早々に就寝しました。
明日は屋久島旅行最終日、本日意外と体力が回復しました
ので、再び山登りでもしようかと考えています。[続く]
(11/3昼掲載)
恐れていた筋肉痛はそれほどでもありませんでした。本日の観光は、
少々の運動を交えても問題無さそうです。10:00にチェックアウト。
まずは宮之浦に向けて車を飛ばします。本日も天候は晴れです。
お茶の販売所である「八万寿園」に立ち寄りました。名物の抹茶
ソフトクリームがお目当てです。
・お茶工房「八万寿園」(楽天市場)
http://www.rakuten.co.jp/hachimanju/
知らなかったのですが、ここ屋久島ではお茶が作られているよう
です。このお店ではお茶をメインに、お土産物等が売られていま
した。抹茶ソフトを注文したのですが、親切にも美味しい冷茶の
サービスがありました。ソフトのお味は、お茶の味が濃厚かつ
すっきりと伝わってきて、素材重視で僕好みの味でした。
午前中は宮之浦川と白谷川との合流地点で川遊び。透明な川の流れ
とまっ白い岩の織りなす景観が綺麗です。川の中の岩の一つに上
に座り、先ほど「できたて屋2」で買ってきたパンとおにぎりで
朝食をとりました。景色が良いと食事も美味しいです。食後は岩の
上で昼寝をしました。
・白谷川の綺麗な景観
・いかにも手作りの雰囲気
その後、石の上を散歩しました。調子に乗って石の上をピョン
ピョン渡っていたところ、唐突に足を滑らせて両足ドボン事件
発生! 自動車運転のため登山靴ではなく運動靴だったため、
すっかり中まで濡れてしまいました。なお、この靴は明日の朝まで
乾きませんでした。
・透明な水が贅沢にじゃんじゃん流れていた。
昼に、宮之浦大橋横にあるラーメン屋さん「王龍」にて「屋久島
ラーメン」を食べてきました。中心にトビウオのすり身が入って
いるチャーシューが独創的です。サバのなまり節スライス、
トビウオの出汁スープと、正に屋久島竹炭を練り込んだと言う
黒い麺が独特です。その他のメニューもやや独特のアイディア
メニューですが、なかなか楽しそうです。
・中華料理「王龍」
http://www.geocities.jp/wanron_yakushima/
・何と、麺が黒い!
食後、車で再び安房に戻り、午後イチで「健康の森公園」に
行きました。丁度ゲートボールが終わったと思われるご高齢の
方々の自動車が続々と出てくるところでした。この公園自体は
観光地という趣ではなく、地元の方のための公園です。
ここでの僕のお目当ては安房森林鉄道の起点を見る事です。
昨日歩いたトロッコ道の線路の起点となります。線路は
「屋久島電工区間」と「屋久島森林管理署区間」に分かれて
いるとのことです。前者が安房~荒川登山口、後者が荒川
登山口~大株歩道入口の区間となっており、昨日歩いた道は
後者の一部分となります。
地形図を片手にウロウロと探し回っていると、唐突に線路が
始まっている場所がありました。小型のテルファー(…とは
言わないのかな)が見え、荷物の積み下ろしに使われていた
ことが伺えます。あとは線路の上にガレージ風の建物があり、
小さなモーターカーが停まっていました。それ以外の設備は
特に無く、単線のままなので何だかあっけない起点ですが、
以前はもっと低いところまで線路が延びており、安房港まで
達していたとのこと。
・小さなガレージがあった。
・車止め地点
13:30、先ほど予約したアウトドアガイドツアーのお店に
行きました。「スピニカ」というちょっと変わった名前の
お店です。My奥さんの提案で、リバーカヤックを体験する
ことにしました。突然の電話にも関わらず快く対応して
下さいました。
・屋久島 遊び処 スピニカ
http://www14.ocn.ne.jp/~umikawa/
僕達は今までにカヤックの類を体験したことがありません。
池のボートくらいは乗ったことがあるのですが、あまり似て
いないようです。カヤックはダブルブレードパドル(水掻きが
両側に付いているパドル)一本を使って漕ぐことになります。
勝手が分かりませんので、インストラクターの方にまずは
パドル操作の基本から教えていただきました。
さて、出発。安房川の河口にほど近い「安房大橋」の付近から
カヤックに乗り込みました。2人乗りの前にMy奥さん、後ろに
僕が乗って二人で漕いで進みます。インストラクターの方は
一人用の小さなカヤックに乗っています。
・スタート地点は河口にある安房大橋の至近
本日のコースはこの安房川を遡上し、行ける箇所まで行って折り
返し戻ってくるルートです。ここ安房川は海抜0メートル地点が
かなり内陸まで入り込んでいる、フィヨルドまたはリアス式海岸
のような地形をしています。
カヤックを漕いでみると、川の流れの逆流はあるものの、穏やか
で風も無く、思いの外スイスイと進むことができます。まあ、川の
流れが急だった場合には思い通りに進まないんだろうな…とは
思いますが。水が透明で川底が見え、とても気持ちの良い水上
散歩です。
・大自然の中に見える人工物「松峰大橋」
じきに両岸が切り立ってきて、険しい地形になってきました。
河口の街から近い位置であることを忘れてしまうほど、自然の
中に入ってきているような気がしました。
途中、水力発電所からの放水が合流する箇所があり、ここだけ
流れがやや急な部分がありました。川の流れに進路を取られ
そうになり、シャカリキにパドルを漕いで突破しました。この
箇所以外に疲れるような場所はありませんでした。
上流に遡上すること約3km、海抜0メートル地点は終了です。この
先は渓流のような急流を呈しており、カヤックでは遡上すること
ができません。
・ここから先は渓流だ。
ここでカヤックを岸に着け、シュノーケリングを行いました。
10月なので気温や水温は低いのですが、本州よりは温暖です。
ウェットスーツを着込んで川に潜りました。水が透き通っていて
大変綺麗です。急流に流されまいと小魚が必死で泳いでいるのが
見えました。岩にしがみついて休んでいる魚が居たりして、
コミカルで楽しかったです。
ひとしきり楽しんだ後、元来たルートを戻りました。緩やかとは
言え川の流れがあるので、帰りは大分楽に進むことができました。
あっという間に安房大橋に到達しました。名残惜しいですが
これでカヤックは終了です。大変楽しかったです。
その後、先ほど安房川から見上げた「松峰大橋」に車で行って
みることにしました。ややアプローチが難しい場所でしたが、
帰り際にガイドさんに道順を教えてもらっています。あと少しで
橋にさしかかる到着…というところでトロッコの線路が見え
ました。安房右岸に沿って線路が施設されていることが判り
ます。その先に松峯大橋がありました。
・唐突にトロッコの線路が現れる。
・本当に現役なのだろうか? 自然と同化しつつある線路
高さ75mの松峰大橋から見下ろす絶景、かなり凄いです。先ほど
カヤックをしていた場所が一望できました。深い緑の中に一筋
の安房川の流れが貫いており、本当に大自然の中をカヤックで
進んでいたことがわかりました。
・松峰大橋から安房港方を望む
・反対側の山側を望む、大変山深い。
周囲が暗くなっていました。本日はもう宿に直行です。本日の
宿泊場所は屋久島空港目の前にある「縄文の宿まんてん」です。
今回の旅行は「往復航空券+一泊」のパッケージなのですが、
その一泊はこの宿を選びました。色々なガイドブックに載って
いたため、無難かな…と思い。その他高級っぽい旅館も選べた
のですが、追加料金がかなり高かったため却下した経緯も
あります。
この旅館、パオのような離れの部屋もあるのですが、僕達は
お値段の都合上ビジネスホテルのような狭い部屋となります。
そうは言いながらも清潔で木の床の感触が良い、心地良い宿
だったと思います。
早速大浴場に行き、温泉に入りました。比較的広めの浴場
で、露天風呂も充実しています。時刻が遅かったためか、
何と僕一人で広々と使わさせていただきました。…が、後ほど
My奥さんに話を聞いたところ、女湯には人が大層沢山居て難儀
したとのこと。うーむ、この宿の宿泊者は女性が多いのかな?
そう言えば思い返してみると、この旅行中、屋久島には
明らかに女性観光客が多かったような。。。ガイドブック
やらインターネット検索やらで見てみると、屋久島は
「スピリチュアルな癒しの島」…ということになっている
ようで、草食系男子は少なく、女子だけのグループ訪問が
多いとのことです。それにしてもこの旅館内は1:5くらいの
男女比率のように見えました。
・夕食はバイキング形式
夕食はバイキング形式でした。新鮮な魚介のお寿司、肉厚な
黒豚を使用した料理などが沢山あり、お腹いっぱいになり
ました。あまりにも食べ過ぎて、夜半に胃もたれを起こした
くらいです。生中2杯半ですっかり酔いが回ってしまいました。
酔いと満腹で動けなくなり、寝る前に温泉に入ろうと思って
いた目論見はあっさりと諦め、早々に就寝しました。
明日は屋久島旅行最終日、本日意外と体力が回復しました
ので、再び山登りでもしようかと考えています。[続く]
(11/3昼掲載)
屋久島旅行(三日目:縄文杉見学) [登山・アウトドア]
起床時刻4:30、大急ぎで支度を進めます。お手洗いに行列が
できる前に行き、周囲の人よりも早めに行動します。朝食に
カロリーメイトを齧って、5:15に出発しました。山中は真っ暗で、
暫くはヘッドライトを使用しての下山となります。近くで鹿と
思われる野生生物の鳴き声が聞こえたりして、ちょっと怖いです。
闇の中を歩いていましたが、6:00ちょっと前に周囲がだんだん
明るくなりました。あまり眺望の良い登山道ではないのですが、
荘厳で雄大な景色が展開してくるのが分かりました。日の出
前後の山歩きは格別なすがすがしさがあります。
・夜明けの荘厳な雰囲気
どんどん下り、6:15に高塚小屋に到達しました。小屋の中から
賑やかな声が聞こえ、小屋の前にも何張りものテントがありました。
昨晩のここでの宿泊者が多かったことが推察されます。
さらに5分ほど歩くと、眼下に櫓のようなお立ち台のような
構造物が見えてきました。どうやら目的地に着いたようです。
見ると目の前にドーンと縄文杉がそびえ立っています。
す、すげー! 何と巨大な!! 正直タマゲました。
しばしあっけに取られて見ているのみです。
・巨大! 縄文杉
お立ち台の上には10人程度しか人が居ません。特に邪魔に
なることもなかったので、お立ち台の上にどっかり座って、
お茶でも飲みながらじっくりと縄文杉を堪能させていただき
ました。この巨大な縄文杉、樹齢2600年とも7000年とも言われて
いるようで(かなり幅があるような…)、その大きさと歴史の
スケールが圧倒的です。坐禅をしながら枯山水の庭をじっと
眺めているかの如く、何だかよく分からない悟りが開けそうな
気分です。それにしても何と言う贅沢な時間! 頑張って
山小屋泊まりにした甲斐がありました。この場所は、あと
数時間で人が溢れるほど集まってくる場所となります。
・縄文杉前にお立ち台があり、ここから見学する。
30分ほど楽しみました。いつまでも見ていたい気分はヤマヤマ
なのですが、名残を惜しみつつ出発しました。この先、トロッコ
道に出るまでは基本的には山道が続くため、擦れ違い困難箇所が
多数あります。前方から続々と縄文杉を目指してパーティーが
登って来ることが予想されるため、一気に駆け下りました。
夫婦杉、大王杉、ウィルソン株と次々と見どころが現れますが、
どれも短時間での通過です。一点、ウィルソン株が印象深かった
です。巨大かつ内部が空洞になっている屋久杉の株です。
数名の登山者が代わる代わる入っており、僕達も中に入って
見てみました。思いの外広い空間で、何と足元には川が流れて
います。何とも不思議な空間でした。ウィルソン株も、混雑時
には行列ができるとのことで、現在は空いていて良かったです。
・ウィルソン株、人が何人も入れるほどの空間を有する。
…が、ボヤボヤしているうちに縄文杉を目指すパーティーが
ひっきりなしに向かってきました。登山道の危険な箇所や細い
箇所では、基本は相手方が大人数パーティーのため、僕達が
止まって待っていなければなりません。行列が途切れた瞬間を
狙って一気に通り抜けることを繰り返します。そんなこんなで
山道を駆け下り、何とかトロッコ道に到達しました。時刻は
9:00。ここには沢山の人が居て、これから縄文杉を目指す準備と
休憩をしているようでした。
・やっとトロッコ道に出た
・トロッコの線路の終点部分
さて、先ほどのすれ違い待ちの影響で、地図上のコースタイム
からは若干遅れています。ここからは森林鉄道の線路がそのまま
トレッキング道となっているため、山道よりは格段に歩きやすい
です。早歩きでコースタイムの挽回に取り掛かります。前方から
続々とガイドツアーの団体が歩いてきます。ひえー…こんなにも
多くの人が縄文杉を目指しているのかー! 総計で何百人もの
人とすれ違いました。縄文杉前が大渋滞になってしまうという
情報にピンと来なかったのですが、ようやく納得ができました。
・トロッコ道を歩くMy奥さん
・前方から続々とガイドツアーの団体さんがやって来る。
10:00を過ぎる頃、前方からの行列が激減しました。既にこの
時刻でトロッコ道を歩いていては、縄文杉を見て日帰りする
ことは不可能です。再び誰も居ない静かな道を歩いています。
「楠川分れ」という分岐に差し掛かりました。このまま
トロッコ道に沿って荒川登山口まで下りてしまうのが最も楽なの
ですが、ここで僕達は北上するコースを採って一山越えることに
します。
・方向転換ポイント。時折、興味深い鉄道設備が見られる。
・楠川分れ
北上するコースは白谷雲水峡に至る登山道なのですが、途中の
「辻峠」を越えるために250mも登り返さなければなりません。
わざわざ苦しい方を選ぶ理由が二つあります。
・本日、白谷雲水峡がどんな所かを知っておくため。
後日改めて訪問するか否かを決めることができる。
・白谷雲水峡に丁度良い時刻の路線バスがある。宮之浦港
乗り継ぎで昨日のレンタカーを回収することができる。
しかしながらここの登り返しはキツかったなぁ。。。今年一番の
苦しさだったと思います。いつもであれば比高250mくらい何て
こと無いのですが、ここまでの蓄積疲労により口も聞けない
ほどになりました。My奥さんと二人で無言のままにローペースで
上がっていきました。この登山道はなかなかアジがあり、古道の
ような趣がありました。もっと余裕でじっくりと登るべき登山道
だったと思います。
・登山道の上に岩の天井が覆い被さっていた。
やっとの思いで辻峠に到着です。ここから右手に更に登れば
太鼓岩という眺望の良い山頂に立つことができるのですが、
当然僕達にそんな元気はありません。少々休んで先に進み
ました。ここから先は下りに転じます。
下りもそれなりに足に負担がかかって疲れるのですが、上り
の辛さほどではありません。どんどん下っているうちに周囲の
雰囲気が原生林っぽくなります。鬱蒼と茂る木々の周囲には
苔が生えています。
やがて「もののけ姫の森」…と思われる場所に到着しました。
以前は表題の看板が立つ有名スポットだったらしいのですが、
あまりにも観光客が殺到したため看板を外したらしいです。
生木や倒木が見事に苔むしていて、素晴らしい緑の景観が
目の前に見えました。確かにもののけの一つくらい出ても
おかしくないような雰囲気です。
・もののけ姫の森(…と思われる箇所)
この先もひたすら下りです。傾斜もそれほどキツくないため、
余裕で進めるだろうと考えていたのですが、一点誤算があり
ました。白谷雲水峡~太鼓岩を往復するガイドツアーの団体
さんが沢山居たことです。例によってすれ違いや追い抜きが
困難を極め、ここでもコースタイムを割り込むことになります。
・白谷雲水峡のさつき吊橋
・見事な急流の横を歩く
いつしか団体さんを抜いては走り、すれ違っては走る…を繰り
返してました。白谷雲水峡の周囲の素敵な景観はほとんど目に
入ることなく、一目散に下山しました。何はともあれ無事に
12:30発のバスに乗ることができました。
バスからの車窓は抜群の眺望…のはずですが、爆睡のうちに
宮之浦港到着。ここでは10分でバスの乗り継ぎを行います。
昼食を食べていないため、お腹が大変に空いています。しかし
ながら残念なことに宮之浦港で食料を売っているような売店は
見当たりませんでした。ハラペコのまま次のバスに乗り込みます。
宮之浦港→紀元杉行きの長大コースを走る路線バスです。最初から
最後まで乗っていたのは僕達だけで、その他のお客さんは短距離の
乗り降りばかりです。親切なバスの運転手さんが、客が僕達2人
だけになった時に観光バスガイドさながら、周辺の絶景や観光
スポットに関して色々と解説して下さいました。
1時間半ほど乗って、終点「紀元杉」に到着しました。
僕達はここから先2kmほど歩いて淀川登山口まで行かなければ
なりません。その旨バスの運転手さんに伝えたところ、
紀元杉から更に先のバス転向場所まで乗せて行って下さい
ました。
バスを降り、この場所でMy奥さんには荷物とともに待って
いてもらい、僕がレンタカーを回収に行くことにしました。
空身で1.6kmほどを歩きます。上り坂が多く、最後にキツい
運動となりました。淀川登山口に到着し、無事にレンタカー
を回収し、この2日間の登山作戦は終了しました。
帰りに先ほどの「紀元杉」に立ち寄りました。紀元杉は巨大
な屋久杉で、縄文杉と1,2を争う樹齢とのこと(3000年と推定)。
こちらは触ることができるほどに近づくことができるため、
屋久杉の迫力をじかに味わうことができます。
さて、あまりにもお腹が空いたので、登山中の非常食に
持っていたアルファ米の山菜おこわと五目ご飯を作って
食べてしまいました。紀元杉前の駐車場で怪しくお湯を
沸かすバックパッカー風の二人…他の観光客の注目の的
だったに違いありません。。。
・道端で唐突に調理開始
その後、途中にある「ヤクスギランド」にも立ち寄ろうとも
思ったのですが、今日はもう杉は見尽くした感があったので、
割愛。車を走らせると、ほどなくスコールのような雨が
降ってきました。あ、危なかった!
松峯荘に戻り、早速お風呂に入ります。気持ち良いー!
筋肉痛になりそうな兆しがあったため、念入りに筋肉を
揉み解します。
夜、車を走らせて宮之浦の料理屋「潮騒」に行きました。
このお店の名物「鯖すき」がお目当てです。ダシのよく
効いた甘辛のスープに首折れ鯖の刺身をシャブシャブして、
溶き卵に絡めていただく、、、うーむ至福の味です。
・お食事処「潮騒」(MAPPLE 観光ガイド)
http://www.mapple.net/spots/G04601055003.htm
その他、「首折れ鯖刺身」「亀の手」「黒豚メンチカツ」
「黒豚サラダ」…と屋久島や鹿児島の名物を食べ、大変
満足しました。唯一の心残りは、自動車運転のためお酒を
飲めなかったことですね。「キリンフリー」で代用した
のですが、アルコール0%の割にはまあまあの味でした。
松峯荘に戻り、かねてから冷蔵庫で冷やしておいたビールや
濁り酒を飲みました。量を多く飲んでしまったこともそう
ですが、疲れがピークに達していたため一気に酔いが回って、
そのまま就寝です。
昨日今日と飛ばしましたので、明日は屋久島でのんびりと
過ごす予定です。[続く]
(11/2深夜掲載)
できる前に行き、周囲の人よりも早めに行動します。朝食に
カロリーメイトを齧って、5:15に出発しました。山中は真っ暗で、
暫くはヘッドライトを使用しての下山となります。近くで鹿と
思われる野生生物の鳴き声が聞こえたりして、ちょっと怖いです。
闇の中を歩いていましたが、6:00ちょっと前に周囲がだんだん
明るくなりました。あまり眺望の良い登山道ではないのですが、
荘厳で雄大な景色が展開してくるのが分かりました。日の出
前後の山歩きは格別なすがすがしさがあります。
・夜明けの荘厳な雰囲気
どんどん下り、6:15に高塚小屋に到達しました。小屋の中から
賑やかな声が聞こえ、小屋の前にも何張りものテントがありました。
昨晩のここでの宿泊者が多かったことが推察されます。
さらに5分ほど歩くと、眼下に櫓のようなお立ち台のような
構造物が見えてきました。どうやら目的地に着いたようです。
見ると目の前にドーンと縄文杉がそびえ立っています。
す、すげー! 何と巨大な!! 正直タマゲました。
しばしあっけに取られて見ているのみです。
・巨大! 縄文杉
お立ち台の上には10人程度しか人が居ません。特に邪魔に
なることもなかったので、お立ち台の上にどっかり座って、
お茶でも飲みながらじっくりと縄文杉を堪能させていただき
ました。この巨大な縄文杉、樹齢2600年とも7000年とも言われて
いるようで(かなり幅があるような…)、その大きさと歴史の
スケールが圧倒的です。坐禅をしながら枯山水の庭をじっと
眺めているかの如く、何だかよく分からない悟りが開けそうな
気分です。それにしても何と言う贅沢な時間! 頑張って
山小屋泊まりにした甲斐がありました。この場所は、あと
数時間で人が溢れるほど集まってくる場所となります。
・縄文杉前にお立ち台があり、ここから見学する。
30分ほど楽しみました。いつまでも見ていたい気分はヤマヤマ
なのですが、名残を惜しみつつ出発しました。この先、トロッコ
道に出るまでは基本的には山道が続くため、擦れ違い困難箇所が
多数あります。前方から続々と縄文杉を目指してパーティーが
登って来ることが予想されるため、一気に駆け下りました。
夫婦杉、大王杉、ウィルソン株と次々と見どころが現れますが、
どれも短時間での通過です。一点、ウィルソン株が印象深かった
です。巨大かつ内部が空洞になっている屋久杉の株です。
数名の登山者が代わる代わる入っており、僕達も中に入って
見てみました。思いの外広い空間で、何と足元には川が流れて
います。何とも不思議な空間でした。ウィルソン株も、混雑時
には行列ができるとのことで、現在は空いていて良かったです。
・ウィルソン株、人が何人も入れるほどの空間を有する。
…が、ボヤボヤしているうちに縄文杉を目指すパーティーが
ひっきりなしに向かってきました。登山道の危険な箇所や細い
箇所では、基本は相手方が大人数パーティーのため、僕達が
止まって待っていなければなりません。行列が途切れた瞬間を
狙って一気に通り抜けることを繰り返します。そんなこんなで
山道を駆け下り、何とかトロッコ道に到達しました。時刻は
9:00。ここには沢山の人が居て、これから縄文杉を目指す準備と
休憩をしているようでした。
・やっとトロッコ道に出た
・トロッコの線路の終点部分
さて、先ほどのすれ違い待ちの影響で、地図上のコースタイム
からは若干遅れています。ここからは森林鉄道の線路がそのまま
トレッキング道となっているため、山道よりは格段に歩きやすい
です。早歩きでコースタイムの挽回に取り掛かります。前方から
続々とガイドツアーの団体が歩いてきます。ひえー…こんなにも
多くの人が縄文杉を目指しているのかー! 総計で何百人もの
人とすれ違いました。縄文杉前が大渋滞になってしまうという
情報にピンと来なかったのですが、ようやく納得ができました。
・トロッコ道を歩くMy奥さん
・前方から続々とガイドツアーの団体さんがやって来る。
10:00を過ぎる頃、前方からの行列が激減しました。既にこの
時刻でトロッコ道を歩いていては、縄文杉を見て日帰りする
ことは不可能です。再び誰も居ない静かな道を歩いています。
「楠川分れ」という分岐に差し掛かりました。このまま
トロッコ道に沿って荒川登山口まで下りてしまうのが最も楽なの
ですが、ここで僕達は北上するコースを採って一山越えることに
します。
・方向転換ポイント。時折、興味深い鉄道設備が見られる。
・楠川分れ
北上するコースは白谷雲水峡に至る登山道なのですが、途中の
「辻峠」を越えるために250mも登り返さなければなりません。
わざわざ苦しい方を選ぶ理由が二つあります。
・本日、白谷雲水峡がどんな所かを知っておくため。
後日改めて訪問するか否かを決めることができる。
・白谷雲水峡に丁度良い時刻の路線バスがある。宮之浦港
乗り継ぎで昨日のレンタカーを回収することができる。
しかしながらここの登り返しはキツかったなぁ。。。今年一番の
苦しさだったと思います。いつもであれば比高250mくらい何て
こと無いのですが、ここまでの蓄積疲労により口も聞けない
ほどになりました。My奥さんと二人で無言のままにローペースで
上がっていきました。この登山道はなかなかアジがあり、古道の
ような趣がありました。もっと余裕でじっくりと登るべき登山道
だったと思います。
・登山道の上に岩の天井が覆い被さっていた。
やっとの思いで辻峠に到着です。ここから右手に更に登れば
太鼓岩という眺望の良い山頂に立つことができるのですが、
当然僕達にそんな元気はありません。少々休んで先に進み
ました。ここから先は下りに転じます。
下りもそれなりに足に負担がかかって疲れるのですが、上り
の辛さほどではありません。どんどん下っているうちに周囲の
雰囲気が原生林っぽくなります。鬱蒼と茂る木々の周囲には
苔が生えています。
やがて「もののけ姫の森」…と思われる場所に到着しました。
以前は表題の看板が立つ有名スポットだったらしいのですが、
あまりにも観光客が殺到したため看板を外したらしいです。
生木や倒木が見事に苔むしていて、素晴らしい緑の景観が
目の前に見えました。確かにもののけの一つくらい出ても
おかしくないような雰囲気です。
・もののけ姫の森(…と思われる箇所)
この先もひたすら下りです。傾斜もそれほどキツくないため、
余裕で進めるだろうと考えていたのですが、一点誤算があり
ました。白谷雲水峡~太鼓岩を往復するガイドツアーの団体
さんが沢山居たことです。例によってすれ違いや追い抜きが
困難を極め、ここでもコースタイムを割り込むことになります。
・白谷雲水峡のさつき吊橋
・見事な急流の横を歩く
いつしか団体さんを抜いては走り、すれ違っては走る…を繰り
返してました。白谷雲水峡の周囲の素敵な景観はほとんど目に
入ることなく、一目散に下山しました。何はともあれ無事に
12:30発のバスに乗ることができました。
バスからの車窓は抜群の眺望…のはずですが、爆睡のうちに
宮之浦港到着。ここでは10分でバスの乗り継ぎを行います。
昼食を食べていないため、お腹が大変に空いています。しかし
ながら残念なことに宮之浦港で食料を売っているような売店は
見当たりませんでした。ハラペコのまま次のバスに乗り込みます。
宮之浦港→紀元杉行きの長大コースを走る路線バスです。最初から
最後まで乗っていたのは僕達だけで、その他のお客さんは短距離の
乗り降りばかりです。親切なバスの運転手さんが、客が僕達2人
だけになった時に観光バスガイドさながら、周辺の絶景や観光
スポットに関して色々と解説して下さいました。
1時間半ほど乗って、終点「紀元杉」に到着しました。
僕達はここから先2kmほど歩いて淀川登山口まで行かなければ
なりません。その旨バスの運転手さんに伝えたところ、
紀元杉から更に先のバス転向場所まで乗せて行って下さい
ました。
バスを降り、この場所でMy奥さんには荷物とともに待って
いてもらい、僕がレンタカーを回収に行くことにしました。
空身で1.6kmほどを歩きます。上り坂が多く、最後にキツい
運動となりました。淀川登山口に到着し、無事にレンタカー
を回収し、この2日間の登山作戦は終了しました。
帰りに先ほどの「紀元杉」に立ち寄りました。紀元杉は巨大
な屋久杉で、縄文杉と1,2を争う樹齢とのこと(3000年と推定)。
こちらは触ることができるほどに近づくことができるため、
屋久杉の迫力をじかに味わうことができます。
さて、あまりにもお腹が空いたので、登山中の非常食に
持っていたアルファ米の山菜おこわと五目ご飯を作って
食べてしまいました。紀元杉前の駐車場で怪しくお湯を
沸かすバックパッカー風の二人…他の観光客の注目の的
だったに違いありません。。。
・道端で唐突に調理開始
その後、途中にある「ヤクスギランド」にも立ち寄ろうとも
思ったのですが、今日はもう杉は見尽くした感があったので、
割愛。車を走らせると、ほどなくスコールのような雨が
降ってきました。あ、危なかった!
松峯荘に戻り、早速お風呂に入ります。気持ち良いー!
筋肉痛になりそうな兆しがあったため、念入りに筋肉を
揉み解します。
夜、車を走らせて宮之浦の料理屋「潮騒」に行きました。
このお店の名物「鯖すき」がお目当てです。ダシのよく
効いた甘辛のスープに首折れ鯖の刺身をシャブシャブして、
溶き卵に絡めていただく、、、うーむ至福の味です。
・お食事処「潮騒」(MAPPLE 観光ガイド)
http://www.mapple.net/spots/G04601055003.htm
その他、「首折れ鯖刺身」「亀の手」「黒豚メンチカツ」
「黒豚サラダ」…と屋久島や鹿児島の名物を食べ、大変
満足しました。唯一の心残りは、自動車運転のためお酒を
飲めなかったことですね。「キリンフリー」で代用した
のですが、アルコール0%の割にはまあまあの味でした。
松峯荘に戻り、かねてから冷蔵庫で冷やしておいたビールや
濁り酒を飲みました。量を多く飲んでしまったこともそう
ですが、疲れがピークに達していたため一気に酔いが回って、
そのまま就寝です。
昨日今日と飛ばしましたので、明日は屋久島でのんびりと
過ごす予定です。[続く]
(11/2深夜掲載)
屋久島旅行(二日目:宮之浦岳登山) [登山・アウトドア]
起床時刻3:30。4:00に出発しました。寝起き時には猛烈に眠かった
のですが、徐々にアドレナリンが出てきて、じきに眠さも無く
なってきました。本日はいきなり屋久島の最高峰「宮之浦岳」の
登山を行います。
昨日の「できたて屋2」で登山弁当を予約しており、これを受け
取りました。「朝弁当」と「昼弁当」の2個セットで1000円です。
未だ夜中の山道を屋久島内陸の山に向かって飛ばします。こんな
明け方なのに既に行動開始している人が多く、車がちらほらと
動き回っています。暗くて細くてくねくねした山道の運転、大変
怖いですね。後ろから車が来る度に、慣れていない僕はスピードが
出せないため、追い抜いてもらいました。荒川登山口への分岐を
右手に見ながら淀川登山口方面に行くと、途端に他の車が居なく
なります。荒川登山口は縄文杉に行くための最も便利な登山口で、
多くの人々はこちらに殺到するようです。
・朝から美味しいお弁当を食べることができた。
淀川登山口着5:00。今まで周囲に車が居なかったのに、駐車場は
既に車で一杯で、辛うじて最後の一台の部分に駐車することが
できました。あいにく雨が降っており、車の中で朝弁当を食べて
支度をしているうちに時刻は6:00。周囲が急激に明るくなりました。
登山者が続々と登山を開始しており、僕達はやや出遅れた感があり
ます。…が、じきに幸運にも雨が上がったため、レインウェアを
着込むような準備をせずに出発することができました。
・淀川登山口にある案内板
・世界遺産地域に入った。
6:15、登山開始です。最初は樹林帯を歩きます。緩やかな勾配の
登山道で、トレッキング気分で楽しむことができます。ほどなく
して既に出発してたガイドツアーの集団を何組か抜き、7:00に
淀川小屋に到着しました。綺麗で幻想的な景色を見せている淀川
を橋で渡ると、傾斜が増してやや本格的な登山になってきました。
・無人の避難小屋である淀川小屋
・小屋の前を流れる淀川、大変に綺麗。
ピークを越えて一旦下ると、下り切ったところに湿原「小花之江河」
があり、その先に更に大きい「花之江河」がありました。透明で
綺麗な水を湛えた湿原、大変素晴らしい光景です。遠くの木の枝が
揺れていました。見ると猿が枝に乗っていて揺らしているようです。
・山と山の間に突如湿原がある。「小花之江河」
・広くて豊富な水を湛える「花之江河」
それにしても屋久島の山は水が豊富です。至る所で水が流れており、
どこの水も飲んでも大丈夫とのことです。水筒に汲んでみると、
透き通っていて不純物もありませんでした。飲んでみると確かに
美味しいです。かなりの標高なのに水場があることがとても不思議
です、登山道自体が川になっているような場所が沢山ありますが、
ザラザラの花崗岩なためか足のフリクションは良く効き、滑り
やすい感じはしませんでした。
・自然が豊かで、巨木も多い。
黒味岳への分岐を左手に見送り、北上します。そのうち地質が
花崗岩の巨岩になってきました。巨岩を登る登山道は水に削られて
のことか、それとも登山者による洗掘によるものかは判りませんが、
ボブスレーのコースのようなハーフパイプ状になっています。
その道には透明な水が流れており、まるでプールの中にあるアスレ
チックみたいです。今までに見たことのないような登山道です。
・「投石平」からの雄大な眺め
・このコースには奇岩が多く、色々な造形を楽しめる。
・何だか人型の奇岩
登り切ったピーク「投石平」で小休止。目の前に雄大な景色が
広がっています。大変すがすがしい気分です。ここまでに大分疲れ
てはいるのですが、疲れを感じさせない景観の良さがあります。
・最後の水場も透明で豊富な水
・あと一息、最後のピークを目指す。
その後、投石岳、安房岳、翁岳を巻く道で進み、最後の水場を過ぎ、
いよいよ宮之浦岳本体に迫ります。登山道は傾斜を更に増します。
栗生岳を巻いた後、最後の力を振り絞って登り、遂に宮之浦岳山頂
に到着。やったゼヨ! 山頂に一等三角点あり、標高1935m。
九州地方の最高峰です。時刻は11:10、登山開始からの所要時間は
約5時間でした。
・やっと山頂に到着!
・山頂三角点は堂々たる一等三角点
目の前に見事な景色が展開しています。宮之浦岳は思いの外山深い
場所にある山で、眼下に島にあるの山々が見渡せます。遠くに少々
ガスが出ていて水平線は定かではありませんでしたが、空と海の
青色も堪能することができました。「洋上のアルプス」の異名を
持つだけのことはあります。
・山頂からの眺め
お弁当を食べました。やはり景色の良い場所でのお弁当は美味しい
ですね。せっかくの山頂ですのでちょっと長居して、ドリップ
コーヒーも淹れちゃったりして、My奥さんと二人して悠長に過ごして
しまいました。
・絶景を見ながらのお弁当は美味
1時間近くを山頂で過ごし、12時を過ぎました。大変名残惜しい
ですが、先に進まなければなりません。下山開始。本日は山小屋
「新高塚小屋」に泊まる予定のため、元来た道は戻らずに山頂を
越えた更にその先をコースを下ります。
・その先の山様は、どことなく西洋風
・登山道でバッタリ出会った人面鹿(?)
永田岳への分岐を左手に見送り、コースを北東に下ります。
しかしながら下るばかりではなく、途中にいくつかのピーク越え
があり、大変に疲れました。近く遠くに奇岩が見え、退屈する
ことはありませんでした。先ほど通った花崗岩の登山道より若干
滑りやすくなっているようでしたため、慎重に進みました。何とか
頑張って下り、新高塚小屋着。本日の宿泊場所です。14:30でした。
・新高塚小屋
無人の避難小屋のため、中は薄暗くあまり衛生的では無さそうです。
この時点で、既に10人くらいの人が入っていました。2階の端っこに
2人分の寝床を確保しました。混雑時には小屋に入り切れないほど
人が集まる…という情報を得ていたため、とりあえず小屋に入れた
だけでほっとしています。
小屋の外にテントを張るパーティーが5組ほど居ました。ここまで
テントを担ぎ上げる労力は並大抵ではありませんが、快適な一夜を
過ごせそうで羨ましいです。僕達も寝袋と銀マットを持参しており、
緊急用にツェルトを持って来ているので、ツェルト泊という手も
無くはないのですが、寒くなったり雨が降ったりすると厄介でした
ので、大人しく山小屋泊としました。
時刻は16:30、早々に夕食です。持ってきたガスストーブでお湯を
沸かし、カップラーメンを作りました。それだけではカロリーが
足りませんので、しゃぶしゃぶ用のお餅を入れて食べました。
スープを投棄すると環境破壊ですので、お餅と一緒に全て食べて
しまいました。手軽で軽量で、なかなか良いアイディアの食事
だったと思います。
・しゃぶしゃぶ用のお餅はすぐに火が通って便利。
就寝時刻17:30。無人小屋の夜は有人小屋よりも早いのでしょうか。
異様なほどに早く皆寝床に入っているようです。僕達はかなり
疲れていたのですが、何故かなかなか寝付くことができません
でした。こんな時に限って時間が経つのが大変遅いです。後から
続々と登山者が山小屋に到着し、いつしか山小屋内は満員となって
いました。通路に無造作に寝ている人もいらっしゃいました。
夜中にお手洗いのために外に出たのですが、頭上に満天の星が
見えました。物凄い見事な星空です。視野角が広くなかったせい
もありますが、どの星も明るくて多くて、星座の判別ができ
ませんでした。天の川もクッキリと見えました。また、明るい
星と星の間にも丹念に細かく星が存在することがわかりました。
何とまあ幻想的な。。。
お手洗いを済ませ、再び空を見上げるとガスが出てきて星が見え
なくなっていました。この間、わずかに5分程度です。屋久島の
山の天候には、安定を期待してはいけないのかもしれません。
雨が降らないだけ運が良いと思わなければならないようです。
明日はいよいよあの縄文杉とご対面です。[続く]
(11/1夕方掲載)
のですが、徐々にアドレナリンが出てきて、じきに眠さも無く
なってきました。本日はいきなり屋久島の最高峰「宮之浦岳」の
登山を行います。
昨日の「できたて屋2」で登山弁当を予約しており、これを受け
取りました。「朝弁当」と「昼弁当」の2個セットで1000円です。
未だ夜中の山道を屋久島内陸の山に向かって飛ばします。こんな
明け方なのに既に行動開始している人が多く、車がちらほらと
動き回っています。暗くて細くてくねくねした山道の運転、大変
怖いですね。後ろから車が来る度に、慣れていない僕はスピードが
出せないため、追い抜いてもらいました。荒川登山口への分岐を
右手に見ながら淀川登山口方面に行くと、途端に他の車が居なく
なります。荒川登山口は縄文杉に行くための最も便利な登山口で、
多くの人々はこちらに殺到するようです。
・朝から美味しいお弁当を食べることができた。
淀川登山口着5:00。今まで周囲に車が居なかったのに、駐車場は
既に車で一杯で、辛うじて最後の一台の部分に駐車することが
できました。あいにく雨が降っており、車の中で朝弁当を食べて
支度をしているうちに時刻は6:00。周囲が急激に明るくなりました。
登山者が続々と登山を開始しており、僕達はやや出遅れた感があり
ます。…が、じきに幸運にも雨が上がったため、レインウェアを
着込むような準備をせずに出発することができました。
・淀川登山口にある案内板
・世界遺産地域に入った。
6:15、登山開始です。最初は樹林帯を歩きます。緩やかな勾配の
登山道で、トレッキング気分で楽しむことができます。ほどなく
して既に出発してたガイドツアーの集団を何組か抜き、7:00に
淀川小屋に到着しました。綺麗で幻想的な景色を見せている淀川
を橋で渡ると、傾斜が増してやや本格的な登山になってきました。
・無人の避難小屋である淀川小屋
・小屋の前を流れる淀川、大変に綺麗。
ピークを越えて一旦下ると、下り切ったところに湿原「小花之江河」
があり、その先に更に大きい「花之江河」がありました。透明で
綺麗な水を湛えた湿原、大変素晴らしい光景です。遠くの木の枝が
揺れていました。見ると猿が枝に乗っていて揺らしているようです。
・山と山の間に突如湿原がある。「小花之江河」
・広くて豊富な水を湛える「花之江河」
それにしても屋久島の山は水が豊富です。至る所で水が流れており、
どこの水も飲んでも大丈夫とのことです。水筒に汲んでみると、
透き通っていて不純物もありませんでした。飲んでみると確かに
美味しいです。かなりの標高なのに水場があることがとても不思議
です、登山道自体が川になっているような場所が沢山ありますが、
ザラザラの花崗岩なためか足のフリクションは良く効き、滑り
やすい感じはしませんでした。
・自然が豊かで、巨木も多い。
黒味岳への分岐を左手に見送り、北上します。そのうち地質が
花崗岩の巨岩になってきました。巨岩を登る登山道は水に削られて
のことか、それとも登山者による洗掘によるものかは判りませんが、
ボブスレーのコースのようなハーフパイプ状になっています。
その道には透明な水が流れており、まるでプールの中にあるアスレ
チックみたいです。今までに見たことのないような登山道です。
・「投石平」からの雄大な眺め
・このコースには奇岩が多く、色々な造形を楽しめる。
・何だか人型の奇岩
登り切ったピーク「投石平」で小休止。目の前に雄大な景色が
広がっています。大変すがすがしい気分です。ここまでに大分疲れ
てはいるのですが、疲れを感じさせない景観の良さがあります。
・最後の水場も透明で豊富な水
・あと一息、最後のピークを目指す。
その後、投石岳、安房岳、翁岳を巻く道で進み、最後の水場を過ぎ、
いよいよ宮之浦岳本体に迫ります。登山道は傾斜を更に増します。
栗生岳を巻いた後、最後の力を振り絞って登り、遂に宮之浦岳山頂
に到着。やったゼヨ! 山頂に一等三角点あり、標高1935m。
九州地方の最高峰です。時刻は11:10、登山開始からの所要時間は
約5時間でした。
・やっと山頂に到着!
・山頂三角点は堂々たる一等三角点
目の前に見事な景色が展開しています。宮之浦岳は思いの外山深い
場所にある山で、眼下に島にあるの山々が見渡せます。遠くに少々
ガスが出ていて水平線は定かではありませんでしたが、空と海の
青色も堪能することができました。「洋上のアルプス」の異名を
持つだけのことはあります。
・山頂からの眺め
お弁当を食べました。やはり景色の良い場所でのお弁当は美味しい
ですね。せっかくの山頂ですのでちょっと長居して、ドリップ
コーヒーも淹れちゃったりして、My奥さんと二人して悠長に過ごして
しまいました。
・絶景を見ながらのお弁当は美味
1時間近くを山頂で過ごし、12時を過ぎました。大変名残惜しい
ですが、先に進まなければなりません。下山開始。本日は山小屋
「新高塚小屋」に泊まる予定のため、元来た道は戻らずに山頂を
越えた更にその先をコースを下ります。
・その先の山様は、どことなく西洋風
・登山道でバッタリ出会った人面鹿(?)
永田岳への分岐を左手に見送り、コースを北東に下ります。
しかしながら下るばかりではなく、途中にいくつかのピーク越え
があり、大変に疲れました。近く遠くに奇岩が見え、退屈する
ことはありませんでした。先ほど通った花崗岩の登山道より若干
滑りやすくなっているようでしたため、慎重に進みました。何とか
頑張って下り、新高塚小屋着。本日の宿泊場所です。14:30でした。
・新高塚小屋
無人の避難小屋のため、中は薄暗くあまり衛生的では無さそうです。
この時点で、既に10人くらいの人が入っていました。2階の端っこに
2人分の寝床を確保しました。混雑時には小屋に入り切れないほど
人が集まる…という情報を得ていたため、とりあえず小屋に入れた
だけでほっとしています。
小屋の外にテントを張るパーティーが5組ほど居ました。ここまで
テントを担ぎ上げる労力は並大抵ではありませんが、快適な一夜を
過ごせそうで羨ましいです。僕達も寝袋と銀マットを持参しており、
緊急用にツェルトを持って来ているので、ツェルト泊という手も
無くはないのですが、寒くなったり雨が降ったりすると厄介でした
ので、大人しく山小屋泊としました。
時刻は16:30、早々に夕食です。持ってきたガスストーブでお湯を
沸かし、カップラーメンを作りました。それだけではカロリーが
足りませんので、しゃぶしゃぶ用のお餅を入れて食べました。
スープを投棄すると環境破壊ですので、お餅と一緒に全て食べて
しまいました。手軽で軽量で、なかなか良いアイディアの食事
だったと思います。
・しゃぶしゃぶ用のお餅はすぐに火が通って便利。
就寝時刻17:30。無人小屋の夜は有人小屋よりも早いのでしょうか。
異様なほどに早く皆寝床に入っているようです。僕達はかなり
疲れていたのですが、何故かなかなか寝付くことができません
でした。こんな時に限って時間が経つのが大変遅いです。後から
続々と登山者が山小屋に到着し、いつしか山小屋内は満員となって
いました。通路に無造作に寝ている人もいらっしゃいました。
夜中にお手洗いのために外に出たのですが、頭上に満天の星が
見えました。物凄い見事な星空です。視野角が広くなかったせい
もありますが、どの星も明るくて多くて、星座の判別ができ
ませんでした。天の川もクッキリと見えました。また、明るい
星と星の間にも丹念に細かく星が存在することがわかりました。
何とまあ幻想的な。。。
お手洗いを済ませ、再び空を見上げるとガスが出てきて星が見え
なくなっていました。この間、わずかに5分程度です。屋久島の
山の天候には、安定を期待してはいけないのかもしれません。
雨が降らないだけ運が良いと思わなければならないようです。
明日はいよいよあの縄文杉とご対面です。[続く]
(11/1夕方掲載)
「日光男体山」登山 [登山・アウトドア]
引っ越し準備も佳境の時に何ですが、せっかくの連休ですので一日
くらいはどこかに行きたいね。…で、唐突に本日、My奥さんと2人で
山登りに出かけてきました。行先は日光男体山です。
この3/20に日光に観光に出かけ、戦場ヶ原から見たこの山の姿が
素晴らしく、近いうちに登ってみたい…と思っていたところでした。
ついでに言うなれば、2週間後の連休で屋久島に旅行を計画しており、
島内トレッキングのトレーニングとなる難易度として男体山が適して
いる(…との独断と偏見か?)経緯もあります。
起床時刻4:20。お弁当を作って5:20に出発。大崎→五反田→泉岳寺
→浅草と乗り継ぎ、東武浅草から直通の快速で6:00→8:26東武日光
着です。東武線2時間半とは物凄く長いのですが、距離を考えると
短い時間だと思います。運賃も大変に安くて助かります。
・東武日光駅
・駅前のバス停には人が沢山並んでいる。
お目当ての東武日光駅前8:37発のバスですが、バス停の前に長蛇の
列が出来ており、僕達が乗り切れないままに出発してしまいました。
次のバスでは日帰り登山が不可能な時刻になってしまうため一瞬
青くなったのですが、すぐに増発が出て一安心。。。
バスで日光男体山の表登山口である「二荒山中宮寺」まで行きます。
中禅寺湖畔の二荒山神社です。日光は道路が大変に混んでいて、
市街地でもいろは坂でもバスはノロノロと動いていました。予定
より20分以上遅れ、9:50頃の到着となりました。イキナリのタイム
ロスです。支度をして10:05に登山開始。本日は少々ペースを上げ
ての山登りが必要かもしれません。
・バス停前に、二荒山神社の入り口の鳥居が見える
男体山は山岳信仰の山。登山は「登拝」と呼ばれ、神社脇にある
窓口にて入山料(安全祈祷料?)として500円を支払う必要があります。
その際、巫女さんから登山の説明を受け、地図とお守り(けっこう
ご利益がありそう)を頂戴します。登山用の鳥居があり、ここから
登ります。この登山口が利用できるのは午前中のみで、また冬季は
閉鎖となっているので注意が必要です。
・登山口は参拝の雰囲気に溢れている。
この登山道はほぼ直登です。つづら折れはあるものの、地図上では
ひたすら登りに徹している、そんな登山道です。登山道の距離は
大して無いのに、その標高差は1200m以上もあるため、決して気軽な
山ではありません。最初は森林の中を歩いて進みます。まずは緩い
傾斜で、地図通り真北に北上しているルートであることが判ります。
順調に一合目、二合目と登ります。
・各合目には石標が立っている。
三号目から四号目までは林道歩きとなります。唐突にアスファルト
舗装の道路が現れ、山登りの気分が一気に阻害されます。林道は
単調で、少々飽きるものがあります。程無く後ろから爆音を立てて
土砂を満載したトラックが追い抜いていきました。
・四合目から登山道に戻る。鳥居により登山道が示されている。
四合目からは再び登山道に戻ります。この辺りで眼下に中禅寺湖を
望むことができました。本日は晴れていて見通しが良く、実に
見事な景観です。少々疲れが吹き飛び、先に進む元気が出てきます。
・中禅寺湖を見下ろす景色が素晴らしい。
ここからは更に勾配が上がり、難易度が増してきます。2人とも
すっかり無口になり、無心に登ります。5合目、6合目と進んだ頃
には、かなり疲れていました。時折見え隠れする中禅寺湖の景色が、
せめてもの救いです。
・岩場が増え、傾斜が増してくる。
だんだん岩場が増えてきました。朝イチで登ったと思われる人達が
続々と下りてきて、すれ違います。僕達はペースがなかなか上がらず、
先行者を追い抜くことはほとんどありませんでした。7合目、8合目と
立て続けに避難小屋がありました。それなりにしっかりとした作りの
ようです。そう言えば5合目にも避難小屋があり、頻度が多いよう
にも思えますが、それだけ厳しい登山道なのでしょう。本日は晴天の
ため多くは汲み取れませんが、悪天候時にはかなり怖くなりそうです。
・やっと八合目!
・ちょっと立派な避難小屋が建っている。
9合目を超えると、いよいよガレ場のような地形になり、眺望が各段
と抜群になります。月面のような火星のような荒涼とした地質に
なっていきます。あと少しで山頂であることは分かるのですが、
なかなか足が上がりません。
・頂上付近は樹林の無いガレ場地形。
重い足をひきずるようにして、13:40、遂に山頂に到達しました!
鳥居や社、石像などがあり、信仰の山であることがわかります。
丁度、白装束に身を包んだ人達が丁度下山するところでした。
・やっとの思いで山頂に到着!!
山頂部分はなだらかで人がバラけています。地図上では三角点が
記載されているのですが、ぱっと見、それらしいものは見当たり
ません。探してみたところ、岩の奥に隠れるように一等三角点が
埋設されていました。目立たないため、あまり人気がありません。
・日光男体山一等三角点
・一番高いと思われる地形部分には剣が刺さっている。
お昼を大きく回って、すっかりお腹が空いています。早朝に作った
お弁当を食べます。お弁当を美味しくする最高の調味料はやはり
この景色でしょう。目下の雲海、そして上の抜けるような青空の
コントラストが見事で、いつまでも見ていたい気分になります。
・眼下の雲海は見事の一言に尽きる。
・山頂からの中禅寺湖の景観も圧巻。
のんびりとしているうちに、山頂にほとんど人が居なくなって
いることに気付きました。急いで下山を開始します。時刻は
14:25です。おっと、少々長居し過ぎかしら?
さて、登りがうんざりした山は、下りもうんざりすることが世の
常です。何故か9合目の石碑は見落とし、8合目、7合目と先ほどの
避難小屋を横目に見ながら黙々と下りました。ほどなく足のバネが
利かなくなり、膝がカクカクしていました。これはかなり辛い。。。
6合目、5合目と着実に下りてはいるのですが、「往路でこんなに
登ったのかしら?」…と疑いたくなるような延々と続く下りです。
足がすっかり痛くなってきました。どうやら足の裏にマメができて
しまったようです。そのうち膝の関節も痛くなってきました。
4合目まで来ると大分安心できるのですが、疲れてしまってやや
長めの休憩を要しました。その後、例の林道を単調に歩いて3合目
に到達します。
唐突に周囲が暗くなってきました。秋の日暮は馬鹿にできません。
足早にラストスパートをかけ、下山完了です。時刻は16:50でした。
もう大分暗く、下山時に追い抜いてきたペースの遅い方々が心配です。
何はともあれ、無事に登山は終了しました。
下山後は温泉に入りたいですねー。中禅寺湖畔にある「レイクサイド
ホテル」で日帰り入浴を扱っているという情報を得て、歩いて行って
みました。
で、フロントにて「混雑しているためご遠慮下さい」的な台詞で
丁重に断られてしまいました。ガーン!…思い足を引きずって
ここまで歩いてきたのに(涙)。まあ、連休のため混雑しているので
仕方ありませんね。
で、あれば一刻も早く帰路に就きたいのが本心です。近くにある
中禅寺バスターミナルまで2人で激走りして、バスに飛び乗り
ました。で、このバスも途中…と言うか最初から最後まで渋滞に
巻かれ、計画通りの電車のスジで帰ることができませんでした。
時刻は19:00。既に駅は夜半のムードが漂っています。表示板
を見ると、次に来る最終の特急列車は満席で、いきなり帰りの
計画が破綻しています。この時刻ですとJRの普通列車では
帰れません。新幹線に乗っても良いのですが、高額な上に
やっぱり早い時刻には帰宅できません。
・帰りの普通列車の中で「日光地ビール」を飲んでみた。
結局のところ19:21発の普通列車を使い、途中で3回も乗り
換えて浅草着22:10着となりました。何とか戻ってくることが
できましたが、大変に乗り疲れました。
大崎駅前の「つけめん大王」で夕食を食べました。My奥さんが
「炒麺」、僕は「ナスの肉味噌炒め」を注文しました。疲れた
腹ペコにガツンと来る美味しさでした。山登りの帰りにこの
お店で食べるパターンも今まで多かったですが、それも今回で
最後です。しみじみとコッテリ料理を堪能してきました。
・今回の登山も「つけめん大王」のコッテリ夕食で〆め。
(10/18深夜掲載)
くらいはどこかに行きたいね。…で、唐突に本日、My奥さんと2人で
山登りに出かけてきました。行先は日光男体山です。
この3/20に日光に観光に出かけ、戦場ヶ原から見たこの山の姿が
素晴らしく、近いうちに登ってみたい…と思っていたところでした。
ついでに言うなれば、2週間後の連休で屋久島に旅行を計画しており、
島内トレッキングのトレーニングとなる難易度として男体山が適して
いる(…との独断と偏見か?)経緯もあります。
起床時刻4:20。お弁当を作って5:20に出発。大崎→五反田→泉岳寺
→浅草と乗り継ぎ、東武浅草から直通の快速で6:00→8:26東武日光
着です。東武線2時間半とは物凄く長いのですが、距離を考えると
短い時間だと思います。運賃も大変に安くて助かります。
・東武日光駅
・駅前のバス停には人が沢山並んでいる。
お目当ての東武日光駅前8:37発のバスですが、バス停の前に長蛇の
列が出来ており、僕達が乗り切れないままに出発してしまいました。
次のバスでは日帰り登山が不可能な時刻になってしまうため一瞬
青くなったのですが、すぐに増発が出て一安心。。。
バスで日光男体山の表登山口である「二荒山中宮寺」まで行きます。
中禅寺湖畔の二荒山神社です。日光は道路が大変に混んでいて、
市街地でもいろは坂でもバスはノロノロと動いていました。予定
より20分以上遅れ、9:50頃の到着となりました。イキナリのタイム
ロスです。支度をして10:05に登山開始。本日は少々ペースを上げ
ての山登りが必要かもしれません。
・バス停前に、二荒山神社の入り口の鳥居が見える
男体山は山岳信仰の山。登山は「登拝」と呼ばれ、神社脇にある
窓口にて入山料(安全祈祷料?)として500円を支払う必要があります。
その際、巫女さんから登山の説明を受け、地図とお守り(けっこう
ご利益がありそう)を頂戴します。登山用の鳥居があり、ここから
登ります。この登山口が利用できるのは午前中のみで、また冬季は
閉鎖となっているので注意が必要です。
・登山口は参拝の雰囲気に溢れている。
この登山道はほぼ直登です。つづら折れはあるものの、地図上では
ひたすら登りに徹している、そんな登山道です。登山道の距離は
大して無いのに、その標高差は1200m以上もあるため、決して気軽な
山ではありません。最初は森林の中を歩いて進みます。まずは緩い
傾斜で、地図通り真北に北上しているルートであることが判ります。
順調に一合目、二合目と登ります。
・各合目には石標が立っている。
三号目から四号目までは林道歩きとなります。唐突にアスファルト
舗装の道路が現れ、山登りの気分が一気に阻害されます。林道は
単調で、少々飽きるものがあります。程無く後ろから爆音を立てて
土砂を満載したトラックが追い抜いていきました。
・四合目から登山道に戻る。鳥居により登山道が示されている。
四合目からは再び登山道に戻ります。この辺りで眼下に中禅寺湖を
望むことができました。本日は晴れていて見通しが良く、実に
見事な景観です。少々疲れが吹き飛び、先に進む元気が出てきます。
・中禅寺湖を見下ろす景色が素晴らしい。
ここからは更に勾配が上がり、難易度が増してきます。2人とも
すっかり無口になり、無心に登ります。5合目、6合目と進んだ頃
には、かなり疲れていました。時折見え隠れする中禅寺湖の景色が、
せめてもの救いです。
・岩場が増え、傾斜が増してくる。
だんだん岩場が増えてきました。朝イチで登ったと思われる人達が
続々と下りてきて、すれ違います。僕達はペースがなかなか上がらず、
先行者を追い抜くことはほとんどありませんでした。7合目、8合目と
立て続けに避難小屋がありました。それなりにしっかりとした作りの
ようです。そう言えば5合目にも避難小屋があり、頻度が多いよう
にも思えますが、それだけ厳しい登山道なのでしょう。本日は晴天の
ため多くは汲み取れませんが、悪天候時にはかなり怖くなりそうです。
・やっと八合目!
・ちょっと立派な避難小屋が建っている。
9合目を超えると、いよいよガレ場のような地形になり、眺望が各段
と抜群になります。月面のような火星のような荒涼とした地質に
なっていきます。あと少しで山頂であることは分かるのですが、
なかなか足が上がりません。
・頂上付近は樹林の無いガレ場地形。
重い足をひきずるようにして、13:40、遂に山頂に到達しました!
鳥居や社、石像などがあり、信仰の山であることがわかります。
丁度、白装束に身を包んだ人達が丁度下山するところでした。
・やっとの思いで山頂に到着!!
山頂部分はなだらかで人がバラけています。地図上では三角点が
記載されているのですが、ぱっと見、それらしいものは見当たり
ません。探してみたところ、岩の奥に隠れるように一等三角点が
埋設されていました。目立たないため、あまり人気がありません。
・日光男体山一等三角点
・一番高いと思われる地形部分には剣が刺さっている。
お昼を大きく回って、すっかりお腹が空いています。早朝に作った
お弁当を食べます。お弁当を美味しくする最高の調味料はやはり
この景色でしょう。目下の雲海、そして上の抜けるような青空の
コントラストが見事で、いつまでも見ていたい気分になります。
・眼下の雲海は見事の一言に尽きる。
・山頂からの中禅寺湖の景観も圧巻。
のんびりとしているうちに、山頂にほとんど人が居なくなって
いることに気付きました。急いで下山を開始します。時刻は
14:25です。おっと、少々長居し過ぎかしら?
さて、登りがうんざりした山は、下りもうんざりすることが世の
常です。何故か9合目の石碑は見落とし、8合目、7合目と先ほどの
避難小屋を横目に見ながら黙々と下りました。ほどなく足のバネが
利かなくなり、膝がカクカクしていました。これはかなり辛い。。。
6合目、5合目と着実に下りてはいるのですが、「往路でこんなに
登ったのかしら?」…と疑いたくなるような延々と続く下りです。
足がすっかり痛くなってきました。どうやら足の裏にマメができて
しまったようです。そのうち膝の関節も痛くなってきました。
4合目まで来ると大分安心できるのですが、疲れてしまってやや
長めの休憩を要しました。その後、例の林道を単調に歩いて3合目
に到達します。
唐突に周囲が暗くなってきました。秋の日暮は馬鹿にできません。
足早にラストスパートをかけ、下山完了です。時刻は16:50でした。
もう大分暗く、下山時に追い抜いてきたペースの遅い方々が心配です。
何はともあれ、無事に登山は終了しました。
下山後は温泉に入りたいですねー。中禅寺湖畔にある「レイクサイド
ホテル」で日帰り入浴を扱っているという情報を得て、歩いて行って
みました。
で、フロントにて「混雑しているためご遠慮下さい」的な台詞で
丁重に断られてしまいました。ガーン!…思い足を引きずって
ここまで歩いてきたのに(涙)。まあ、連休のため混雑しているので
仕方ありませんね。
で、あれば一刻も早く帰路に就きたいのが本心です。近くにある
中禅寺バスターミナルまで2人で激走りして、バスに飛び乗り
ました。で、このバスも途中…と言うか最初から最後まで渋滞に
巻かれ、計画通りの電車のスジで帰ることができませんでした。
時刻は19:00。既に駅は夜半のムードが漂っています。表示板
を見ると、次に来る最終の特急列車は満席で、いきなり帰りの
計画が破綻しています。この時刻ですとJRの普通列車では
帰れません。新幹線に乗っても良いのですが、高額な上に
やっぱり早い時刻には帰宅できません。
・帰りの普通列車の中で「日光地ビール」を飲んでみた。
結局のところ19:21発の普通列車を使い、途中で3回も乗り
換えて浅草着22:10着となりました。何とか戻ってくることが
できましたが、大変に乗り疲れました。
大崎駅前の「つけめん大王」で夕食を食べました。My奥さんが
「炒麺」、僕は「ナスの肉味噌炒め」を注文しました。疲れた
腹ペコにガツンと来る美味しさでした。山登りの帰りにこの
お店で食べるパターンも今まで多かったですが、それも今回で
最後です。しみじみとコッテリ料理を堪能してきました。
・今回の登山も「つけめん大王」のコッテリ夕食で〆め。
(10/18深夜掲載)
避暑旅行で嬬恋へ(二日目) [登山・アウトドア]
旅行2日目は山登りです。ホテルからアプローチできる
「四阿山(あずまやさん)」に登ってきました。
起床時刻6:30。7:00に朝食バイキング会場に行き、そそくさと
朝食を食べました。8:00に出発。ホテル横にある「パルキャビン」
と呼ばれるゴンドラに乗って一挙2050mの尾根上まで上がります。
長さ3.2km、関東最長なんだとか。乗車時間もタップリ15分
ありました。もちろんスキーシーズンの運用がメインです。
・パルキャビン山麓駅
・一挙に標高2050mまで上がる。
ゴンドラを降りると、そこはもうトレッキングコースの始まり
です。ホテルのある場所も涼しいのですが、標高を増して更に
涼しくなります。支度をして、早速歩き出しました。周囲に数名
ほど四阿山を目指していると思われる人達がいました。見ると
皆重装備です。僕達は今回は最低限の水、食糧、雨具などのみを
持っているだけですので、一見準備不足のようにも見えてしまい
ますが、まあ身軽さを重視と言うことで。
・丹念に雑草が駆り払われた登山道
登山道は勾配の緩い場所が多く、どんどん進むことができます。
夏なので雑草等が多いはずなのですが、登山道は丹念に薙ぎ払い
がされているらしく、幅広で楽に歩くことができます。一点
気になったところがあるとすれば、登山道がややオーバーユース
らしく、洗掘が進んで荒れている箇所が多かったことでしょうか。
数日前の降雨によるものと思われる泥の池が至る所にできて
いました。スパッツを持ってくれば良かったです。
・登山道保護のため木道になっている箇所もあり。
尾根伝いながら、登山道は木々に囲まれており眺望は効きません。
直射日光を避けると言う点では良かったかもしれません。時折
下界が見える場所があり、そのような場所では景色を見ながら
小休止しました。昨日訪れたバラギ湖も眼下に小さく見えました。
・昨日訪れたバラギ湖が見えた。
途中の休憩を含めると大分のんびりとしたペースの登山でしたが、
1時間半ほど歩いたところで、四阿山の二等三角点に到達しま
した。本物の山頂は更にこの先です。測量の都合でこちらに
埋設されたのでしょう。更に15分ほどで山頂に到着しました。
日本百名山「四阿山」山頂、標高2355mです。トータルの時間は
2時間かかりませんでした。
・山頂よりも手前にある二等三角点
・四阿山山頂
丁度ガスがかかり、東側の眺望は絶望的でしたが、西側の眺望
は抜群でした。根子岳、菅平方面が見事に見渡せます。
山頂は横長のスペースで、20人くらいの人が腰を下ろして休んで
いました。けっこうな人数です。知名度としてはやや低いかと
思われるこの山ですが、さすが100名山と言ったところでしょうか。
僕達も腰を下ろし、昼食には大分早いのですがお弁当を食べて、
30分くらいゆっくりしました。雲が晴れないかと待っていたの
ですが、最後まで視界が全部クリアになることはありませんでした。
・横長の山頂スペースに多くの人が腰掛けていた。
・山頂からの眺め
戻りはかなりラクでした。下りの傾斜がキツくないため、やや
早足でどんどん下ることができます。あっという間にゴンドラ
の駅まで辿り着きました。復路にかかった時間は1時間程度で
あったと思います。
ついでに四阿山の反対方面にある浦倉山に登ってきました。
こちらはゴンドラの駅から15分程度のお手軽登山でした。山頂
は眺望も無く雑草が茂るばかりのスペースでした。登山道が
何方向かに分かれる交差点的役割を果たす山頂でした。
・道標のような浦倉山山頂
・ゴンドラ山頂駅にコマクサが植えられていた。
天気がやや怪しくなってきたため、すぐにゴンドラに載って
下りました。13時過ぎにホテルに到着…これにて本日の登山
終了です。やや物足りない気分ですが、まあ今回は気合いを
入れた登山が目的では無いため、十分でしょう。
午後はプールに入りました。このホテルには12mの室内プール
があります。僕は泳ぎは苦手なのですが、肺活量は人並み
以上にありますため、息継ぎ無しで渡り切れる距離です。
さすがにリゾートホテルでのプール泳ぎは流行りではない
らしく、My奥さんと2人で貸切でした。ジャグジーなども併設
されており、何とも贅沢です。
夕方に大浴場で温泉に入り、その後は部屋で読書をしたりDSの
ゲームで遊んだりと、すっかりリゾート気分満喫です。
夕食は昨日に引き続きフランス料理です。連続だと飽きるかと
危惧していたのですが、昨日とはメニューが変わっていて、
本日も大変楽しむことができました。周囲を見ると、他のお客
さんには僕達の昨日のメニューと同一のものが出されていま
した。わざわざ僕達のために違うメニューを作っていてくれて
いるようです。
・メインディッシュはビーフシチュー、絶品!
一杯目に生ビールを飲みました。ちょっとカジュアルな雰囲気も
あるフレンチで、生ビールでも浮かないところが嬉しいです。
ウェイターの方々は燻し銀のキャリアがあるようで(=ややご高齢?!)、
一生懸命やっている感じが伝わってきて大変良かったです。
本日もすっかり満喫させていただきました。
食後、唐突にホテル正面にあるチャペル前にて花火大会が開催
されました。昨日は無かったので、本日だけの特別なイベントの
ようです。お盆時ながら宿泊客はそれほど多くなかったらしく、
観客は50人は居ませんでした。小粒花火だろうと考えていたの
ですが、意外と頑張って沢山の花火を打ち上げていました。
部屋に戻り、昨日バラギ湖畔の無印良品の売店で買っておいた
軽井沢高原ビール「ESB」を飲みました。ホップの苦味と香りが
抜群に効いている濃厚なエールでした。美味しいので、東京でも
売ればいいのに…と思った次第です。
こんな感じで夜が更けていきました。明日は遅目の出発なので、
本日はちょっとばかり夜更かしなのです。
(9/13夕方掲載)
「四阿山(あずまやさん)」に登ってきました。
起床時刻6:30。7:00に朝食バイキング会場に行き、そそくさと
朝食を食べました。8:00に出発。ホテル横にある「パルキャビン」
と呼ばれるゴンドラに乗って一挙2050mの尾根上まで上がります。
長さ3.2km、関東最長なんだとか。乗車時間もタップリ15分
ありました。もちろんスキーシーズンの運用がメインです。
・パルキャビン山麓駅
・一挙に標高2050mまで上がる。
ゴンドラを降りると、そこはもうトレッキングコースの始まり
です。ホテルのある場所も涼しいのですが、標高を増して更に
涼しくなります。支度をして、早速歩き出しました。周囲に数名
ほど四阿山を目指していると思われる人達がいました。見ると
皆重装備です。僕達は今回は最低限の水、食糧、雨具などのみを
持っているだけですので、一見準備不足のようにも見えてしまい
ますが、まあ身軽さを重視と言うことで。
・丹念に雑草が駆り払われた登山道
登山道は勾配の緩い場所が多く、どんどん進むことができます。
夏なので雑草等が多いはずなのですが、登山道は丹念に薙ぎ払い
がされているらしく、幅広で楽に歩くことができます。一点
気になったところがあるとすれば、登山道がややオーバーユース
らしく、洗掘が進んで荒れている箇所が多かったことでしょうか。
数日前の降雨によるものと思われる泥の池が至る所にできて
いました。スパッツを持ってくれば良かったです。
・登山道保護のため木道になっている箇所もあり。
尾根伝いながら、登山道は木々に囲まれており眺望は効きません。
直射日光を避けると言う点では良かったかもしれません。時折
下界が見える場所があり、そのような場所では景色を見ながら
小休止しました。昨日訪れたバラギ湖も眼下に小さく見えました。
・昨日訪れたバラギ湖が見えた。
途中の休憩を含めると大分のんびりとしたペースの登山でしたが、
1時間半ほど歩いたところで、四阿山の二等三角点に到達しま
した。本物の山頂は更にこの先です。測量の都合でこちらに
埋設されたのでしょう。更に15分ほどで山頂に到着しました。
日本百名山「四阿山」山頂、標高2355mです。トータルの時間は
2時間かかりませんでした。
・山頂よりも手前にある二等三角点
・四阿山山頂
丁度ガスがかかり、東側の眺望は絶望的でしたが、西側の眺望
は抜群でした。根子岳、菅平方面が見事に見渡せます。
山頂は横長のスペースで、20人くらいの人が腰を下ろして休んで
いました。けっこうな人数です。知名度としてはやや低いかと
思われるこの山ですが、さすが100名山と言ったところでしょうか。
僕達も腰を下ろし、昼食には大分早いのですがお弁当を食べて、
30分くらいゆっくりしました。雲が晴れないかと待っていたの
ですが、最後まで視界が全部クリアになることはありませんでした。
・横長の山頂スペースに多くの人が腰掛けていた。
・山頂からの眺め
戻りはかなりラクでした。下りの傾斜がキツくないため、やや
早足でどんどん下ることができます。あっという間にゴンドラ
の駅まで辿り着きました。復路にかかった時間は1時間程度で
あったと思います。
ついでに四阿山の反対方面にある浦倉山に登ってきました。
こちらはゴンドラの駅から15分程度のお手軽登山でした。山頂
は眺望も無く雑草が茂るばかりのスペースでした。登山道が
何方向かに分かれる交差点的役割を果たす山頂でした。
・道標のような浦倉山山頂
・ゴンドラ山頂駅にコマクサが植えられていた。
天気がやや怪しくなってきたため、すぐにゴンドラに載って
下りました。13時過ぎにホテルに到着…これにて本日の登山
終了です。やや物足りない気分ですが、まあ今回は気合いを
入れた登山が目的では無いため、十分でしょう。
午後はプールに入りました。このホテルには12mの室内プール
があります。僕は泳ぎは苦手なのですが、肺活量は人並み
以上にありますため、息継ぎ無しで渡り切れる距離です。
さすがにリゾートホテルでのプール泳ぎは流行りではない
らしく、My奥さんと2人で貸切でした。ジャグジーなども併設
されており、何とも贅沢です。
夕方に大浴場で温泉に入り、その後は部屋で読書をしたりDSの
ゲームで遊んだりと、すっかりリゾート気分満喫です。
夕食は昨日に引き続きフランス料理です。連続だと飽きるかと
危惧していたのですが、昨日とはメニューが変わっていて、
本日も大変楽しむことができました。周囲を見ると、他のお客
さんには僕達の昨日のメニューと同一のものが出されていま
した。わざわざ僕達のために違うメニューを作っていてくれて
いるようです。
・メインディッシュはビーフシチュー、絶品!
一杯目に生ビールを飲みました。ちょっとカジュアルな雰囲気も
あるフレンチで、生ビールでも浮かないところが嬉しいです。
ウェイターの方々は燻し銀のキャリアがあるようで(=ややご高齢?!)、
一生懸命やっている感じが伝わってきて大変良かったです。
本日もすっかり満喫させていただきました。
食後、唐突にホテル正面にあるチャペル前にて花火大会が開催
されました。昨日は無かったので、本日だけの特別なイベントの
ようです。お盆時ながら宿泊客はそれほど多くなかったらしく、
観客は50人は居ませんでした。小粒花火だろうと考えていたの
ですが、意外と頑張って沢山の花火を打ち上げていました。
部屋に戻り、昨日バラギ湖畔の無印良品の売店で買っておいた
軽井沢高原ビール「ESB」を飲みました。ホップの苦味と香りが
抜群に効いている濃厚なエールでした。美味しいので、東京でも
売ればいいのに…と思った次第です。
こんな感じで夜が更けていきました。明日は遅目の出発なので、
本日はちょっとばかり夜更かしなのです。
(9/13夕方掲載)